求心性神経とは、末梢から中枢に向かって(=求心性に)情報(神経インパルス)を伝達する神経という意味で、感覚を入力する神経(感覚神経)のことです。遠心性神経とは、逆に、中枢から末梢器官に向かって(=遠心性に)情報を伝える神経という意味で、筋を収縮させたり、腺に分泌させたりなど、筋肉や効果器を制御する神経を含む広義の運動神経のことです。
通常、私たちが何かの情報をキャッチして(インプット)、それに対して何か行動を起こすとき(アウトプット)、 1.感覚受容器(皮膚、筋、腱、目、耳など) 2.求心性(感覚入力)神経 3.脊髄 4.脳(大脳皮質) 5.脊髄 6.遠心性(出力)神経 7.効果器(筋肉など) という経路で神経インパルスが伝わります。
しかし、痛みに対して反応する際など、とっさに危険から身を守らなければならないような時には、脳に情報が伝達される前に、脊髄のレベルで運動の指令を出して危険を回避することがあります。このように、感覚器から受け取った情報を脳に到達しないレベル(脊髄)で自動的に処理し、対応することを「反射(脊髄反射)」と言います。
「反射」の場合、1.感覚受容器(皮膚、筋、腱など) 2.求心性(感覚入力)神経 3.脊髄内介在神経 4.遠心性(出力)神経 5.効果器(筋肉など) という経路で神経インパルスが伝わります。
グリンダー博士は、「個人的な天才になるための必要条件」というワークショップの中で、この脊髄反射の例を出し、自分の先入観によって脊髄反射と同じような対応をしていると、差異を破壊してしまうため、私たちは学習することが出来ない「不浸透性の体系」になってしまうと説明しています。
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事投稿日:2022/07/22