New Code NLP School

NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士、ニューコードNLP共同開発者カルメン・ボスティック女史が監修するニューコードNLPスクールの公式ブログです。

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3月9日テキスト
ルカによる福音書 第1章
https://nlp.officialblog.jp/archives/51031799.html

天使の祝詞「アヴェ・マリア」
https://nlp.officialblog.jp/archives/51031800.html

2020年03月

音は脳内で加工されている

私たちが普段の生活で耳にするさまざまな音は、音の元となったもの(音源)が引き起こした空気の振動によるものです。

耳介(じかい)で集められた空気の振動の一部は外耳道を通って鼓膜に伝えられます。そこで鼓膜が振動し、耳小骨(じしょうこつ)で増幅され、内耳(ないじ)の蝸牛(かぎゅう)が振動を電気信号に変えて脳に伝えられ、最終的に音として認識されます。

このことから、音というのは、空気の振動という自然現象に限らず、脳で加工されたものもあるということがわかります。下記にその例を3つご紹介します。

聴覚の伝導路
















(1)マガーク効果

「ガ」と発音している映像を見ながら「バ」と発音している音声を聞くと「ダ」と聞こえます。これをマガーク効果といいます。


(2)ミッシング・ファンダメンタル
複合音の音高認知において幻聴される基本周波数のことをミッシング・ファンダメンタルといいます。たとえば、ある基音を設定し、その基音は鳴らさずに、その上の整数次倍音のみを配した複合音を聞くと、その基音があたかも存在するかのように聞こえてくるという実験があります。実際、オーボエなどでは、倍音だけが出ていて基音がほとんど出てないことがあり、それでも基音が出ているように聞こえてきます。このように、まったく存在しない音を、私たちは脳内で創り出して聞いているのです。


(3)ステレオのスピーカー
ステレオのスピーカーシステムにおいて、非常に低い音は、基音を出さずにその倍音だけを変換して出します。これにより、小さいスピーカーでも低音を表現することができます。また、これにより、スピーカー躯体(くたい)、つまりスピーカーの構造を形作る部品の集まりの振動を抑えることもできます。


聞く女性














〈参考文献〉
倍音 音・ことば・身体の文化誌
中村 明一
春秋社
2010-11-01



NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
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記事更新日:2023/08/31

耳の構造「音を検知して識別するプロセス」

人間の耳は、音を検知して識別する能力を持っています。また、耳は、外耳、中耳、内耳の3つの部分から構成されています。簡単にまとめたものを下記にご紹介します。


◎外耳
音は、耳介(pinna)によって集められたあと、外耳を通過します。外耳は、音波の受信器として働き、聴覚が周波数のどの領域でもっとも鋭敏になるかを決定する要因にもなっています。一般的に、私たち人間がもっとも鋭敏にな周波数帯域は3000Hz〜4000Hzあたりです。音波が外耳道に伝導して鼓膜を振動させるまでのあいだに、外耳道でフィルターがかけられ、一部の音が強調され、その他の音は減衰します。強調されるか否かは、音の周波数と到達方向によって決まります。

こちらの聴覚器官の図では[2. 外耳道、3. 耳殻]が外耳になります。

耳の構造












1. 骨導
2. 外耳道
3. 耳殻

4. 鼓膜
5. 前庭窓


◎中耳
音波、すなわち空気の疎密の変動は、鼓膜に振動を引き起こし、その振動は中耳で増幅されます。中耳は鼓膜の後ろにある容積約2mlの空洞で、鼓膜の振動を伝える耳小骨という3つの連結した骨があります。ツチ骨(malleus, 槌ハンマー)は鼓膜と結合しており、振動をキヌタ骨(incus, 槌を打ちつける台)、アブミ骨(stapes, 馬具の鎧)を経て、受容器をもつ蝸牛(cochlea)へと伝達します。蝸牛は内耳の一部で、リンパ液に満たされており、そのリンパ液を振動させて、蝸牛内の基底膜と呼ばれる膜の振動を作り出します。周波数が低い場合は先端部が最大の動きをし、周波数が高くなるにつれてその基部が最大の動きをします。その振動は基底膜上に並ぶそれぞれの有毛細胞に伝えられ、これによって私たちは音の高さを認識します。その際、複合的な音に対しても敏感に反応するため、倍音が複雑に混合していても、それぞれの音を個別に認識することができます。このように、耳の構造は、コンピューターで音を分析して倍音を明らかにするのと同じことが行えるように作られています。そして最終的に蝸牛での情報は、蝸牛神経によって脳に送られます。

こちらの聴覚器官の図では、紫色の部分が内耳になります。

耳の構造












6. ツチ骨(槌骨)
7. キヌタ骨(砧骨)
8. アブミ骨(鐙骨)
9. 三半規管
10. 蝸牛

11. 聴神経
12. 耳管


聴覚の伝導路
















NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
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記事更新日:2023/08/30

絶対音感と倍音について

◎絶対音感は誰もが持っているものである
絶対音感とは、ある音を単独で聴いたときに、その音の高さを判断する能力です。一般的には、音の高さを音名で言い当てる能力として捉えられていることが多く、その場合、西洋音楽における十二平均律による音の高さが前提となっています。しかし、絶対音感という概念は、そういった特定の能力を指すのではなく、誰もが持っている能力です。私たち人間は、この世に誕生したとき、絶対音感を頼りに音を聞き分けて、この世界を認識しているのです。

◎私たちは絶対音感で物事を判断している
私たちがひとつの音として聴いている音の中に、さまざまな倍音が含まれています。また、私たちは、同じ基音でも、さまざまな倍音構造の音を自らの声で発することができ、また聴き取ることができます。

例えば、「子猫(こねこ)」という言葉を、基音や倍音という観点で考えてみます。子猫という言葉を、子どもが発音しても、女性が発音しても、男性が発音しても、同じ「子猫」と聞こえます。つまり基音が異なっても同じ子猫として判断されることがわかります。また、明るい声で「毛糸で楽しそうに遊ぶ子猫」と発音しても、暗い声で「親猫からはぐれた可哀そうな子猫」と発音しても、同じ「子猫」と聞こえます。つまり、声による明るい表現や暗い表現など倍音構造が異なっても同じ子猫として判断されることがわかります。これは、音楽において、ひとつの旋律をハ長調で演奏してもト長調で演奏しても同じ旋律であることが判断できることと同じです。

こうした多種多様で複雑な音響の基音だけを捉えて識別するのが絶対音感です。例えて言えば、絹も木綿も麻もウールも化学繊維も、白い布はすべて「白い布」と言っているようなものです。その布の色を数値のような絶対的データで言えたとしても、しなやかさとか、ごわごわした感じとか、温もりとか、布の持つ質感をまったく排除したとしたら、それは、その布についての情報のほんの一部でしかないことは明白です。

私たち人間は、世界を絶対音感によりフィルターにかけ、記号化して、世界の音を分類、判断してきました。しかし、言語や音楽を生み出したあと、今になって、より複雑な音響に対応していかなければならなくなっています。このような経緯を踏まえ、音響全体に開いた聴覚を持ち続ける必要性を考えたいものです。


会話












〈参考文献〉
倍音 音・ことば・身体の文化誌
中村 明一
春秋社
2010-11-01



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記事更新日:2023/08/28

音の方向性と倍音の関係

1.音の方向性と倍音の関係

私たちが自分のまわりで起きていることを認識するために、「音の方向性」を判断する要因について、下記に4つご紹介します。

かくれんぼ















◎左右の耳の音量差で判断する。

音が左右の耳に届くとき、その音量差によって音の方向性を判断する。


◎左右の耳の時間差で判断する。
音が左右の耳に届くとき、その時間差によって音の方向性を判断する。

音波は一定の周期をもって繰り返しています。そのため、音の波長が、音の発信源から左右の耳に到達するまでの距離より短くなると、耳に到達した音の波長の一部が一周期進んでいるのか遅れているのか判断できなくなります。この判断できなくなる音の高さが1500ヘルツあたりといわれています。この周波数よりも低い音は波長が長いため頭部の周囲を回って逆の耳にも届きます。しかしこの周波数よりも高い音は波長が短いため頭部の周囲を回って逆の耳に届くということがありません。従って、1500ヘルツよりも低い音は左右の耳に届く音量の差にあまり開きがありませんが、1500ヘルツよりも高い音は波長が短いため、直進性があり、音量差による判断がしやすくなります。位置を特定する目的で超音波が使われるのはこれが理由です。

●ピアノ:A4=440Hz/G6=1567Hz(低い方から71番目の音)
 ピアノの鍵盤





●アイリッシュハープ:A=432Hz/G6=1539Hz(高い方から2番目の弦)
ハープ






















●小型ハープ:A=432Hz/G6=1539Hz(高い方から4番目の弦)
ハープ























◎頭部伝達関数
耳殻、頭部、肩などで無意識に記憶された音の変化の特性を使って音源の方向を判断することを頭部伝達関数といいます。


◎音の方向性と倍音の関係
たとえ1つの音に聞こえていても、倍音が多く含まれている音は、それだけたくさんの純音により作られている音であり、さまざまな音の波が出ていることになります。そして、それぞれの純音が違う跳ね返りをしていることで、それだけ多くの情報が得られることになり、その音の方向性の判断は容易になります。倍音が多く含まれている音は、その場の空間性も強く感じられます。ひとつひとつの倍音の高さによって、それぞれ反射の条件が異なり、その空間を聴覚でよりリアルに感じることになります。このように、倍音は私たち人間の空間認知能力にも大きな影響を与えているということがわかります。



2.音域と音の感じ方の違い

◎低音域(50ヘルツ〜200ヘルツ) 
 ・音楽においてはメロディよりもリズムパートが多い。
 ・音の感じ方は「ドン・ドン・ドン」。
 ・音圧を感じる。

◎中低音域(200ヘルツ〜800ヘルツ)
 ・音楽においては和音コードなど楽曲構成音の基音が置かれやすい。

◎中音域(800ヘルツ〜1500ヘルツ)
 ・音楽においては高音部に当たり、おもにメロディを奏でる音域である。

◎高音域(5000ヘルツ〜10000ヘルツ)
 ・キーンとした音

◎超高音域(10000ヘルツ〜16000ヘルツ)
 ・人間がギリギリ聴こえるのは14000Hzくらいまで。

◎モスキート音(16000ヘルツ〜20000ヘルツ以上)
 ・加齢により聴こえなくなる。
 ・CDやポピュラー音楽ではカットされることが多い。

※人間の耳がもっとも敏感に察知するのは2000ヘルツ〜4000ヘルツである。


楽器のある部屋




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記事更新日:2023/08/27

音楽の形式と倍音構造の関係

一般的に、構成形式が複雑な音楽は倍音構造が単純で、倍音構造が複雑な音楽は構成形式が単純という傾向が見られます。

どちらかといえば、西洋の音楽の場合は構成形式の面で複雑なものが多く、日本の音楽の場合は倍音構造の部分で複雑なものが多いということが言えます。
(中村明一著「倍音 音・ことば・身体の文化誌」p.21より)


雅楽














倍音 音・ことば・身体の文化誌
中村 明一
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記事投稿日:2023/08/26

倍音の種類や量をコントロールする楽器

オーボエやファゴット、チャルメラ、篳篥(ひちりき)などのダブル・リード楽器は、他の管楽器と比べて整数次倍音を出しやすい構造になっていますが、倍音をコントロールすることは非常に困難です。日本人は倍音そのものをコントロールすることを好んできましたので、ダブル・リード楽器が日本の文化に定着しなかったのはそのためと考えられます。

たとえば三味線の場合、非整数次倍音を出すための工夫が二つなされています。一つは、大きな撥(ばち)で弦を弾く際に同時に弦の下の胴の皮の部分を叩くことです。これにより、非整数次倍音が出やすくなります。もう一つは、「サワリ」を持っていることです。一の糸と呼ばれる弦が上駒にのっておらず、棹(さお)に直接触れています。これによっても非整数次倍音が出やすくなります。

弦を弾いたり、その弦と共鳴する音を弾いたりしたとき、弦を支える部分の面積が広いため、整数次倍音だけではなく非整数次倍音も豊かに生じる仕組みになっているわけです。これを「サワリが付く」といいます。そして同じ旋律でも、調弦の選び方でサワリの付く音を変えることができます。

琵琶もサワリが付くようになっています。琵琶が中国から日本に入ってきた時は、非整数次倍音を出せない楽器だったと推察されます。日本に入ってきた琵琶は、柱(ちゅう=フレット)の幅を広くして弦が常に柱の面に触れる構造にすることで、サワリが付くようになりました。さらに薩摩琵琶では、弦を弾くとともに胴を叩く奏法も加わりました。

琵琶の奏者は、柱を削って倍音の調整をします。柱はすべての音高に対応していないため、弦を押して作らなければならない音もあります。このため、弦の押し方によって倍音の出かたが変わります。ギターと同じく、同じ音高を異なった弦で弾くことができますので、同じ音でも弦や押し方を変えることで倍音の出かたが変わります。

多種多様な倍音を自在にコントロールできる楽器の最たるものは尺八です。日本人の声もまた、倍音を自在にコントロールできます。義太夫、説教節、浪曲などの語り物では、非整数次倍音や整数次倍音、倍音の少ない音を激しく交代させながら変化をつけていきます。
(中村明一著「倍音 音・ことば・身体の文化誌」p.47-48より)

琵琶














倍音 音・ことば・身体の文化誌
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記事更新日:2023/08/25

1つの音から無限に倍音を生み出す楽器

ディジュリドゥ(Didgeridoo, Didjeridu)
ディジュリドゥは、オーストラリア大陸の先住民アボリジニによって受け継がれてきた伝統楽器です。シロアリに食われて中が空洞になったユーカリの木の筒で作られており、筒の一端に口を当てて、トランペットのように唇を震わせて鳴らします。

ディジュリドゥは、音色だけではなく、音の出し方も非常に特徴的で、吹きながら息を吸うという循環呼吸を使っています。これにより、息継ぎをすることなく吹き続けられるため、ひとつの音を延々と響かせることが可能となります。

ディジュリドゥは、基本的にひとつの音だけを出すものなのですが、奏法の工夫で倍音構造を変えていくことにより、実際はかなり複雑な音を生み出せるようになっています。

ディジュリドゥ


















尺八
日本の伝統楽器である尺八にまつわる言葉として「一音成仏」があります。これは、ひとつの音で仏になるという意味です。日本人は、尺八という楽器から無限に派生する倍音を鋭敏に聴きとり、ひとつの音に無限かつ広大な宇宙が存在していることを感じ取ってきました。

尺八












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記事投稿日:2023/08/25

“Shamisen", an instrument that produces rich overtones

津軽三味線













The history of the shamisen, a traditional Japanese musical instrument, dates back to the Muromachi period (1336-1573) in the late 16th century, when Okinawa (then Ryukyu Islands) sanshin were brought to Sakai, Osaka, by trading ships.

 

Okinawan sanshin, also called ”Jabisen", are characterized by the use of python skin on the body. In Honshu (the main continent in Japan), where pythons were hard to obtain, dog and cat skins were used instead, and various modifications were made to the shamisen as we know it today.

 

One of the main characteristics of the shamisen is that it has a “sawari". The "sawari" refers to the way the first string (the thickest string) of the shamisen is not placed on the top piece, but is only slightly touching the neck, so that when the string is plucked, it resonates with a "beep" sound. This special acoustic structure, which skillfully applies the resonance phenomenon of overtones, is unique to Japan and is not found in the Okinawan sanshin or Chinese sangen.

 

Since ancient times, the Japanese have created their culture in harmony with nature. This is also true in music. While Western instruments sought pure sounds, the Japanese sought sounds found in nature and incorporated things like noise into their musical expression. The Shakuhachi uses a technique of leaking breath, while the Okoto uses a technique of scraping the strings with the fingernails. Even the shamisen sawari, by using overtones to create complex acoustics, probably sought something closer to the sounds of the natural world.

三味線

















豊かな倍音を生み出す楽器「三味線」

日本の伝統楽器である三味線(しゃみせん)の歴史は、16世紀後半の室町時代に沖縄(当時の琉球)の三線(さんしん)が貿易船で大阪の堺に運ばれたところから始まります。

沖縄の三線は蛇皮線(じゃびせん)とも呼ばれ、胴の部分にニシキヘビの皮が張られているのが特徴です。ニシキヘビが手に入りにくかった本州では、代わりに犬や猫の皮が張られ、さらに様々な改造がなされて現在の三味線となりました。

三味線の大きな特徴となっているのは、「さわり」があることです。さわりとは、三味線の一の糸(一番太い弦)だけ上駒に載せず、棹にかすかに触れるような構造にすることで、弦を弾いた時に「ビィ〜〜〜ン」と鳴り響くさまを指します。こうした倍音の共振現象を巧みに応用した特殊な音響構造は、沖縄の三線にも中国の三弦にも見られない、日本独自のものです。

日本人は古くから、自然と調和しながら文化を創りだしてきました。それは音楽においても同様であり、西洋の楽器が純音を求めたのに対し、日本では自然界にある音を求めたことで、噪音のようなものを音楽表現の中に取り入れていきました。尺八では息を漏らす奏法を用い、お琴では爪で弦を擦る奏法を使います。三味線のサワリでも、倍音を用いて複雑な音響を創り出すことで、自然界の音に近いものを求めたのではないかと思います。

三味線












〈関連ページ〉



〈参考文献〉
倍音 音・ことば・身体の文化誌
中村明一
春秋社
2010-11-01



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記事更新日:2023/08/25

豊かな倍音を生み出す楽器「三味線」

津軽三味線













日本の伝統楽器である三味線(しゃみせん)の歴史は、16世紀後半の室町時代に沖縄(当時の琉球)の三線(さんしん)が貿易船で大阪の堺に運ばれたところから始まります。

沖縄の三線は蛇皮線(じゃびせん)とも呼ばれ、胴の部分にニシキヘビの皮が張られているのが特徴です。ニシキヘビが手に入りにくかった本州では、代わりに犬や猫の皮が張られ、さらに様々な改造がなされて現在の三味線となりました。

三味線の大きな特徴となっているのは、「さわり」があることです。さわりとは、三味線の一の糸(一番太い弦)だけ上駒に載せず、棹にかすかに触れるような構造にすることで、弦を弾いた時に「ビィ〜〜〜ン」と鳴り響くさまを指します。こうした倍音の共振現象を巧みに応用した特殊な音響構造は、沖縄の三線にも中国の三弦にも見られない、日本独自のものです。

日本人は古くから、自然と調和しながら文化を創りだしてきました。それは音楽においても同様であり、西洋の楽器が純音を求めたのに対し、日本では自然界にある音を求めたことで、噪音のようなものを音楽表現の中に取り入れていきました。尺八では息を漏らす奏法を用い、お琴では爪で弦を擦る奏法を使います。三味線のサワリでも、倍音を用いて複雑な音響を創り出すことで、自然界の音に近いものを求めたのではないかと思います。

三味線











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〈参考文献〉
倍音 音・ことば・身体の文化誌
中村明一
春秋社
2010-11-01





Shamisen", an instrument that produces rich overtones

 

The history of the shamisen, a traditional Japanese musical instrument, dates back to the Muromachi period (1336-1573) in the late 16th century, when Okinawa (then Ryukyu Islands) sanshin were brought to Sakai, Osaka, by trading ships.

 

Okinawan sanshin, also called ”Jabisen", are characterized by the use of python skin on the body. In Honshu (the main continent in Japan), where pythons were hard to obtain, dog and cat skins were used instead, and various modifications were made to the shamisen as we know it today.

 

One of the main characteristics of the shamisen is that it has a “sawari". The "sawari" refers to the way the first string (the thickest string) of the shamisen is not placed on the top piece, but is only slightly touching the neck, so that when the string is plucked, it resonates with a "beep" sound. This special acoustic structure, which skillfully applies the resonance phenomenon of overtones, is unique to Japan and is not found in the Okinawan sanshin or Chinese sangen.

 

Since ancient times, the Japanese have created their culture in harmony with nature. This is also true in music. While Western instruments sought pure sounds, the Japanese sought sounds found in nature and incorporated things like noise into their musical expression. The Shakuhachi uses a technique of leaking breath, while the Okoto uses a technique of scraping the strings with the fingernails. Even the shamisen sawari, by using overtones to create complex acoustics, probably sought something closer to the sounds of the natural world.

三味線















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記事更新日:2023/08/25

“Sitar", an instrument that creates rich overtones

シタール奏者












The sitar, a string instrument that originated in northern India, uses resonant vibrating strings to emphasize certain overtones and to create new overtones on the resonant strings, creating a complex overtone structure that cannot occur in the natural world. The resonant vibrating strings here are not those that are directly produced by the player's rubbing with the bow or plucking with the fingers, but those that vibrate in resonance with such strings. 

 

The sitar is not limited to producing integer harmonics through the action of resonant vibrating strings. The bridge of the sitar is relatively wide, and more of its surface area is in contact with the strings, allowing it to produce rich non-integer overtones. 

 

This mechanism is similar to that of the “sawari" on the Japanese shamisen and biwa. The sitar's bridge has a sawari, which allows for the uniform derivation of non-integer overtones on every note. 

The bridge of the sitar is called a “jawari" in India. The word jawari means "to touch the heart". Sawari of the shamisen and biwa and jawari of the sitar seem to have the same etymology in terms of the atmosphere of the word. The craftsman who adjusts the jawari seems to be very important in India.

 

-Sitar jawari made of ebony-

シタールのジャワリ
















豊かな倍音を生み出す楽器「シタール」

北インドで発祥したシタールという弦楽器は、共鳴弦を使って特定の倍音を強調したり、共鳴弦上の新たな倍音を生みだしたりすることで、自然界では起こり得ない複雑な倍音構造を作り出すことができます。ここでいう共鳴弦とは、奏者が弓でこすったり指ではじいたりすることで音を直接出す弦ではなく、そうした弦に共鳴して振動する弦を指します。

また、シタールは、共鳴弦の働きによって整数次倍音を生み出すだけにとどまりません。ギターでいえばブリッジ(下駒)にあたる部分が比較的広く、より多くの面積が弦に触れているため、非整数次倍音も豊かに生み出せるようになっています。

こうしたメカニズムは、日本の三味線や琵琶にあるサワリに通じるものです。シタールのブリッジにはサワリが付いていますので、どの音にも非整数次倍音が一様に派生する構造となっています。

シタールのブリッジはインドでジャワリと呼ばれています。ジャワリには「心に触れる」という意味があるそうです。三味線や琵琶のサワリとシタールのジャワリは、言葉の雰囲気からみて同じ語源のように思われます。ジャワリを調整する職人はインドでは非常に大切にされているようです。

黒檀で作られたシタールのジャワリ
シタールのジャワリ











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〈参考文献〉
倍音 音・ことば・身体の文化誌
中村明一
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2010-11-01



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豊かな倍音を生み出す楽器「シタール」

シタール奏者













北インドで発祥したシタールという弦楽器は、共鳴弦を使って特定の倍音を強調したり、共鳴弦上の新たな倍音を生みだしたりすることで、自然界では起こり得ない複雑な倍音構造を作り出すことができます。ここでいう共鳴弦とは、奏者が弓でこすったり指ではじいたりすることで音を直接出す弦ではなく、そうした弦に共鳴して振動する弦を指します。

また、シタールは、共鳴弦の働きによって整数次倍音を生み出すだけにとどまりません。ギターでいえばブリッジ(下駒)にあたる部分が比較的広く、より多くの面積が弦に触れているため、非整数次倍音も豊かに生み出せるようになっています。

こうしたメカニズムは、日本の三味線や琵琶にあるサワリに通じるものです。シタールのブリッジにはサワリが付いていますので、どの音にも非整数次倍音が一様に派生する構造となっています。

シタールのブリッジはインドでジャワリと呼ばれています。ジャワリには「心に触れる」という意味があるそうです。三味線や琵琶のサワリとシタールのジャワリは、言葉の雰囲気からみて同じ語源のように思われます。ジャワリを調整する職人はインドでは非常に大切にされているようです。

黒檀で作られたシタールのジャワリ
シタールのジャワリ











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倍音 音・ことば・身体の文化誌
中村明一
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2010-11-01





Sitar", an instrument that creates rich overtones 

 

The sitar, a string instrument that originated in northern India, uses resonant vibrating strings to emphasize certain overtones and to create new overtones on the resonant strings, creating a complex overtone structure that cannot occur in the natural world. The resonant vibrating strings here are not those that are directly produced by the player's rubbing with the bow or plucking with the fingers, but those that vibrate in resonance with such strings. 

 

The sitar is not limited to producing integer harmonics through the action of resonant vibrating strings. The bridge of the sitar is relatively wide, and more of its surface area is in contact with the strings, allowing it to produce rich non-integer overtones. 

 

This mechanism is similar to that of the “sawari" on the Japanese shamisen and biwa. The sitar's bridge has a sawari, which allows for the uniform derivation of non-integer overtones on every note. 

The bridge of the sitar is called a “jawari" in India. The word jawari means "to touch the heart". Sawari of the shamisen and biwa and jawari of the sitar seem to have the same etymology in terms of the atmosphere of the word. The craftsman who adjusts the jawari seems to be very important in India.

 

-Sitar jawari made of ebony-

シタールのジャワリ














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記事更新日:2023/08/25

Sounds and voices containing many overtones, ”Integer overtones and non-integer overtones”(2)

non-integer overtones, like integer overtonesare contained in the human voice and various musical instruments’ sounds, but they are contained more in the sounds in the natural world and sounds that are naturally voiced. Non-integer overtones are summarized as follows.


◎Frequency and waveform
 ・
The frequency is a non-integer multiple of the  fundamental tone.

 ・he waveform is irregular.

 

Non-integer overtones found in languages
 ・The vowels are mainly composed of integer overtones.
 ・Consonants are mainly composed of non-integer overtones.
 ※I
n Japanese, non-integer overtones are used when giving their voices expressions or emphasizing.


◎Emotional characteristics of listening to non-integer overtones

 ・Soft timbre

 ・Vague timbre

 ・Timbre that draws people’s attention, or make people feel intimacy and taste such as Japanese expressions. 


◎Sounds containing many non-integer overtones

 ・Instruments>Quena, Panpipe, Percussion and so on.

 ・Vocalization:>Husky voices, Whisper voices, African-blooded people’s voices and so on.

 ・Singers>Shinichi Mori, Aki Yashiro, Keisuke Kuwata, Hikaru Utada and so on.

 ・Talking voice>Sanma Akashiya, Beat Takeshi, reciters and so on.

 In general, the older tend to have more non-integer overtones in their voices.

 

◎Traditional Japanese music with many non-integer overtones

 ・Instruments>Shakuhachi, Shamisen, Biwa, Nohkan and so on.

 ・Vocalization>Katarimono(Japanese traditional narrative pieces for recitation)(Gidayu-bushi, Sekkyo-bushi, Royoku and so on.)

 ・Every instrument imported from China and Korea into Japan has been improved to make non-integer overtones.

 

Voicing non-integer overtones is said to be a little more difficult than integer overtones, because people have to relax, open their throats a little and blow more air in. This vocalization way loses a lot of energy, so this is somewhat difficult to make large voices and high overtones. This is a method of vocalization that people have to be careful of because it hurts the throat if they do excessively, but with repeated practice, people will be able to voice at a large volume.

[References]

Akikazu Nakamura, Overtones:Sound・Language・Note of Bodily Culture, Shunjusha, November 1, 2010, pp.22-24.


尺八奏者













倍音を多く含む音や声(2)「非整数次倍音」

非整数次倍音は、整数次倍音と同じく人間の声やさまざまな楽器に含まれているものですが、どちらかというと自然界の音、自然に発せられる音に多いものです。非整数次倍音について、下記にまとめました。

◎周波数と波形
 ・周波数は基音の非整数倍となっている。
 ・波形は不規則。

◎言語に見られる非整数次倍音
 ・母音は整数次倍音が主体となっている。
 ・子音は非整数時倍音が主体となっている。
 ※日本語では表情をつけたり強調したりするときに非整数次倍音を使う。

◎非整数次倍音を聴いた感じの特徴
 ・軟らかい感じの音色
 ・不鮮明な感じの音色。
 ・日本語表現のように、注意を惹かせた利、親密性や味わいを感じさせる音色。
 
◎非整数次倍音を多く含む音
 ・楽器…ケーナ、パンパイプ、打楽器
 ・発声…ハスキーボイス、ウィスパーボイス、アフリカ系の人たちの発声
 ・歌手…森進一、八代亜紀、桑田佳祐、宇多田ヒカル
 ・話声…明石家さんま、ビートたけし、朗読家
 ※一般的に、高齢になると非整数次倍音の多い声になる傾向がある。

◎非整数次倍音を多く含む日本の伝統音楽
 ・楽器…尺八、三味線、琵琶、能管
 ・発声…語りもの(義太夫節、説教節、浪曲など)
 ・中国や朝鮮から入ってきた楽器をすべて非整数次倍音が出るように改良している。

非整数次倍音の発声は、整数次倍音の発声に比べて、少し難しくなります。力を抜いて、喉を少し開けて、より多くの呼気を送り込まなければならないからです。この発声法はエネルギーのロスが多いので、大きな音量、高次の倍音を出すのはやや困難です。無理に発声すると喉を痛めるので気を付けなければならない発声法ですが、訓練によって大きな音量で出せるようになります。
(中村明一著「倍音 音・ことば・身体の文化誌」p.24-25より)

23098306













倍音 音・ことば・身体の文化誌
中村 明一
春秋社
2010-11-01




NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
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記事投稿日:2023/08/25

倍音を多く含む音や声(2)「非整数次倍音」

非整数次倍音は、整数次倍音と同じく人間の声やさまざまな楽器に含まれているものですが、どちらかというと自然界の音、自然に発せられる音に多いものです。非整数次倍音について、下記にまとめました。

◎周波数と波形
 ・周波数は基音の非整数倍となっている。
 ・波形は不規則。

◎言語に見られる非整数次倍音
 ・母音は整数次倍音が主体となっている。
 ・子音は非整数時倍音が主体となっている。
 ※日本語では表情をつけたり強調したりするときに非整数次倍音を使う。

◎非整数次倍音を聴いた感じの特徴
 ・軟らかい感じの音色
 ・不鮮明な感じの音色。
 ・日本語表現のように、注意を惹かせた利、親密性や味わいを感じさせる音色。
 
◎非整数次倍音を多く含む音
 ・楽器…ケーナ、パンパイプ、打楽器
 ・発声…ハスキーボイス、ウィスパーボイス、アフリカ系の人たちの発声
 ・歌手…森進一、八代亜紀、桑田佳祐、宇多田ヒカル
 ・話声…明石家さんま、ビートたけし、朗読家
 ※一般的に、高齢になると非整数次倍音の多い声になる傾向がある。

◎非整数次倍音を多く含む日本の伝統音楽
 ・楽器…尺八、三味線、琵琶、能管
 ・発声…語りもの(義太夫節、説教節、浪曲など)
 ・中国や朝鮮から入ってきた楽器をすべて非整数次倍音が出るように改良している。

非整数次倍音の発声は、整数次倍音の発声に比べて、少し難しくなります。力を抜いて、喉を少し開けて、より多くの呼気を送り込まなければならないからです。この発声法はエネルギーのロスが多いので、大きな音量、高次の倍音を出すのはやや困難です。無理に発声すると喉を痛めるので気を付けなければならない発声法ですが、訓練によって大きな音量で出せるようになります。
(中村明一著「倍音 音・ことば・身体の文化誌」p.24-25より)

23098306
















倍音 音・ことば・身体の文化誌
中村 明一
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2010-11-01




Sounds and voices containing many overtones,
”Integer overtones
 and non-integer overtones”(2)
 


No non-integer overtones, like integer overtonesare contained in the human voice and various musical instruments’ sounds, but they are contained more in the sounds in the natural world and sounds that are naturally voiced. Non-integer overtones are summarized as follows.

 

◎Frequency and waveform
 ・
The frequency is a non-integer multiple of the  fundamental tone.

 ・he waveform is irregular.

 

Non-integer overtones found in languages
 ・The vowels are mainly composed of integer overtones.
 ・Consonants are mainly composed of non-integer overtones.
 ※I
n Japanese, non-integer overtones are used when giving their voices expressions or emphasizing.


◎Emotional characteristics of listening to non-integer overtones

 ・Soft timbre

 ・Vague timbre

 ・Timbre that draws people’s attention, or make people feel intimacy and taste such as Japanese expressions. 


◎Sounds containing many non-integer overtones

 ・Instruments>Quena, Panpipe, Percussion and so on.

 ・Vocalization:>Husky voices, Whisper voices, African-blooded people’s voices and so on.

 ・Singers>Shinichi Mori, Aki Yashiro, Keisuke Kuwata, Hikaru Utada and so on.

 ・Talking voice>Sanma Akashiya, Beat Takeshi, reciters and so on.

 In general, the older tend to have more non-integer overtones in their voices.

 

◎Traditional Japanese music with many non-integer overtones

 ・Instruments>Shakuhachi, Shamisen, Biwa, Nohkan and so on.

 ・Vocalization>Katarimono(Japanese traditional narrative pieces for recitation)(Gidayu-bushi, Sekkyo-bushi, Royoku and so on.)

 ・Every instrument imported from China and Korea into Japan has been improved to make non-integer overtones.

 

Voicing non-integer overtones is said to be a little more difficult than integer overtones, because people have to relax, open their throats a little and blow more air in. This vocalization way loses a lot of energy, so this is somewhat difficult to make large voices and high overtones. This is a method of vocalization that people have to be careful of because it hurts the throat if they do excessively, but with repeated practice, people will be able to voice at a large volume.

[References]

Akikazu Nakamura, Overtones:Sound・Language・Note of Bodily Culture, Shunjusha, November 1, 2010, pp.22-24.


尺八奏者












 

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記事投稿日:2023/08/25

Sounds and voices containing many overtones, ”Integer overtones and non-integer overtones”(1)

“Integer overtone” are contained in the timbre of the human voice as well as the sounds of string instruments and wind instruments. Western classical music is mainly made up of fundamental tones and low integer overtones. Integer overtones are summarized as follows.

 

◎Frequency and waveform
 ・The 
frequency is an integral multiple of the fundamental tone.
 ・
The waveform is regular.

 

Integer overtones found in languages
 ・Th
e vowels are mainly composed of integer overtones.
 ・Con
sonants are mainly composed of non-integer overtones.

Emotional characteristics when listening
 ・
Hard timbre.
 ・
Clear timbre
 ・
Timbre that makes people feel the divinity, solemnity, charisma, and strength such as Western church music.

 

◎Sounds containing many integer overtones.
 ・
Instruments>Oboe, Charumera(Street vendor's flute), bagpipe and so on.
 ・
Vocalization>Bulgarian voices, Australian didgeridoo and so on.
 ・
Singers> Hibari Misora, Hiromi Go and so on.
 ・
Talking voice>Tetsuko Kuroyanagi, Tamori and so on.

 

◎Traditional Japanese music containing many integer overtones.
 ・
Instrument>Hichiriki(Japanese shawm) and so on.
 ・
Vocalization>Folk songs, Noh songs, Shomyo(Chant of Buddhist hymns), Utaimono(Japanere traditional chant pieces for recitation)(Nagauta. Jiuta and so on.)

 

◎ Japanese culture containing many integer overtones.
 ・Voices of street vendors: Bamboo pole seller’s “TAKEYA, SAODAKE”(Bamboo, poles of bamboo)” and Baked sweet potato shop’s “YAKIIMO(Baked sweet potato, Baked sweet potato)” and so on.

 ・Public announcement voice: Station staff ‘s “MAMONAKU-DOAGA-SIMARIMASU(The door will close soon, please be careful)” and so on.

 

When voicing integer overtones, people relax, pull the chin, and narrows the throat. This voicing method has little loss of energy and can doing high overtones at bigger volumes. Japanese people originally had strong voices with integer overtones, but due to the influence of Western culture, more and more people are voicing with strong fundamental tones and few ones.

[References]

Akikazu Nakamura, Overtones:Sound・Language・Note of Bodily Culture, Shunjusha, November 1, 2010, pp.22-24.

焼き芋屋

















倍音を多く含む音や声(1)「整数次倍音」

整数次倍音は、人間の声、あるいは弦楽器や管楽器の音色の中に含まれています。西洋のクラシック音楽は、主に、基音と低次の整数次倍音で作られています。整数次倍音について、下記にまとめました。

◎周波数と波形
 ・周波数は基音の整数倍となっている。
 ・波形は規則正しい。

◎言語に見られる整数次倍音
 ・母音は整数次倍音が主体となっている。
 ・子音は非整数次倍音が主体となっている。

◎整数次倍音を聴いた感じの特徴
 ・硬い感じの音色。
 ・はっきりとした音色。
 ・教会音楽のように、神々しさ、荘厳さ、カリスマ性、強さを感じさせる音色。

◎整数次倍音を多く含む音
 ・楽器…オーボエ、チャルメラ、バグパイプ
 ・発声…ブリガリアンヴォイス、オーストラリアのディジャリドゥ
 ・歌手…美空ひばり、郷ひろみ
 ・話声…黒柳徹子、タモリ、テレビのアナウンサー

◎整数次倍音を多く含む日本の伝統音楽
 ・楽器…篳篥(ひちりき)
 ・発声…民謡、謡曲、声明、歌いもの(長唄、地歌など)

◎整数次倍音が多い日本の文化
 ・物売りの声:竹竿売り「たーけやー、さおだけー」、焼き芋屋
 ・アナウンスの声:駅員「間もなくドアが閉まります、ご注意ください」

整数次倍音の発声は、力を抜いて顎を引き、喉を狭めて行います。この発声法は、エネルギーのロスが少なく、大きな音量で高次の倍音を出すことができます。日本人はもともと整数次倍音の強い声をしていましたが、西欧文化の影響によって、基音が強く倍音が少ない声で発音する人が多くなっています。
(中村明一著「倍音 音・ことば・身体の文化誌」p.22-24より)

焼き芋屋




















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倍音を多く含む音や声(1)「整数次倍音」

整数次倍音は、人間の声、あるいは弦楽器や管楽器の音色の中に含まれています。西洋のクラシック音楽は、主に、基音と低次の整数次倍音で作られています。整数次倍音について、下記にまとめました。

◎周波数と波形
 ・周波数は基音の整数倍となっている。
 ・波形は規則正しい。

◎言語に見られる整数次倍音
 ・母音は整数次倍音が主体となっている。
 ・子音は非整数次倍音が主体となっている。

◎整数次倍音を聴いた感じの特徴
 ・硬い感じの音色。
 ・はっきりとした音色。
 ・教会音楽のように、神々しさ、荘厳さ、カリスマ性、強さを感じさせる音色。

◎整数次倍音を多く含む音
 ・楽器…オーボエ、チャルメラ、バグパイプ
 ・発声…ブリガリアンヴォイス、オーストラリアのディジャリドゥ
 ・歌手…美空ひばり、郷ひろみ
 ・話声…黒柳徹子、タモリ、テレビのアナウンサー

◎整数次倍音を多く含む日本の伝統音楽
 ・楽器…篳篥(ひちりき)
 ・発声…民謡、謡曲、声明、歌いもの(長唄、地歌など)

◎整数次倍音が多い日本の文化
 ・物売りの声:竹竿売り「たーけやー、さおだけー」、焼き芋屋
 ・アナウンスの声:駅員「間もなくドアが閉まります、ご注意ください」

整数次倍音の発声は、力を抜いて顎を引き、喉を狭めて行います。この発声法は、エネルギーのロスが少なく、大きな音量で高次の倍音を出すことができます。日本人はもともと整数次倍音の強い声をしていましたが、西欧文化の影響によって、基音が強く倍音が少ない声で発音する人が多くなっています。
(中村明一著「倍音 音・ことば・身体の文化誌」p.22-24より)

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Sounds and voices containing many overtones,
”Integer overtones
 and non-integer overtones”(1)

 

“Integer overtone” are contained in the timbre of the human voice as well as the sounds of string instruments and wind instruments. Western classical music is mainly made up of fundamental tones and low integer overtones. Integer overtones are summarized as follows.

 

Frequency and waveform
 ・The 
frequency is an integral multiple of the fundamental tone.
 ・
The waveform is regular.

 

Integer overtones found in languages
 ・Th
e vowels are mainly composed of integer overtones.
 ・Con
sonants are mainly composed of non-integer overtones.

Emotional characteristics when listening
 ・
Hard timbre.
 ・
Clear timbre
 ・
Timbre that makes people feel the divinity, solemnity, charisma, and strength such as Western church music.

 

Sounds containing many integer overtones
 ・
Instruments>Oboe, Charumera(Street vendor's flute), bagpipe and so on.
 ・
Vocalization>Bulgarian voices, Australian didgeridoo and so on.
 ・
Singers> Hibari Misora, Hiromi Go and so on.
 ・
Talking voice>Tetsuko Kuroyanagi, Tamori and so on.

 

Traditional Japanese music containing many integer overtones
 ・
Instrument>Hichiriki(Japanese shawm) and so on.
 ・
Vocalization>Folk songs, Noh songs, Shomyo(Chant of Buddhist hymns), Utaimono(Japanere traditional chant pieces for recitation)(Nagauta. Jiuta and so on.)

 

Japanese culture containing many integer overtones
 ・Voices of street vendors: Bamboo pole seller’s “TAKEYA, SAODAKE”(Bamboo, poles of bamboo)” and Baked sweet potato shop’s “YAKIIMO(Baked sweet potato, Baked sweet potato)” and so on.

 ・Public announcement voice: Station staff ‘s “MAMONAKU-DOAGA-SIMARIMASU(The door will close soon, please be careful)” and so on.

 

When voicing integer overtones, people relax, pull the chin, and narrows the throat. This voicing method has little loss of energy and can doing high overtones at bigger volumes. Japanese people originally had strong voices with integer overtones, but due to the influence of Western culture, more and more people are voicing with strong fundamental tones and few ones.

[References]

Akikazu Nakamura, Overtones:Sound・Language・Note of Bodily Culture, Shunjusha, November 1, 2010, pp.22-24.

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記事投稿日:2023/08/25

整数次倍音と非整数次倍音について

倍音は、整数次倍音と非整数次倍音の二種類に分けられます。

1.整数次倍音
基音の振動数に対して整数倍の関係にあるものを整数次倍音と呼びます。弦をモデルに考えるとわかりやすいため、下記に「弦の振動で整数次倍音が発生するメカニズム」という図を示します。

弦が振動するとき、弦の全体が揺れているように見えますが、実際には、弦の全長だけでなく、2分の1、3分の1、4分の1、5分の1、6分の1、7分の1…というような振動が同時に発生します。この場合、弦の全長を波長とする振動の音を「基音」、2分の1、3分の1、4分の1…というように整数分の1の長さ(弦長を整数で分割した長さ)を波長とする振動の音を「整数次倍音」と呼びます。

◎弦の振動で整数次倍音が発生するメカニズム
倍音

















◎基音の振動(ある特定の音)
 ・2倍音の振動(2倍の周波数の音)
 ・3倍音の振動(3倍の周波数の音)
 ・4倍音の振動(4倍の周波数の音)
 ・5倍音の振動(5倍の周波数の音)
 ・6倍音の振動(6倍の周波数の音)
 ・7倍音の振動(7倍の周波数の音)

これを五線譜上に示すと、次のような倍音列になります。

倍音








2.非整数次倍音

たとえばバイオリンという楽器の場合、音を鳴らすときに、弓と弦が擦れる音、すなわちザラザラした音やカサカサした音が混ざります。このような、整数次倍音以外の不規則な振動によって生じる倍音を非整数次倍音と呼びます。



3.基音だけの音

整数次倍音や非整数次倍音のほかに、基音だけの音というものもあります。たとえばテレビの試験放送のときに流れるテストトーンや、楽器の調律の時に使う音叉の音です。このような基音だけの音を「純音」と呼びます。

※テストトーンとは、低周波発振器によって生じる可聴帯域内における単一周波数の正弦波信号音で、スピーカーを通すと「ポー」あるいは「ピー」という音で聞こえます。

基音に整数次倍音を加えると輝きのある音になり、基音に非整数次倍音を加えると風のような音になります。基音、整数次倍音、非整数次倍音、それぞれの組み合わせによって、音質や音色が決まります。


バイオリン












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記事投稿日:2023/08/12

さまざな周波数帯域について

音の高さは、周波数(音が空気中を伝わっていくときの振動数)によって決まります。また、一般的に、1秒あたりの振動数として、ヘルツ(Hz)という単位が用いられます。私たちが普段の生活で触れるいくつかの周波数帯域について下記にまとめてみました。


1.さまざまな周波数帯域

◎人間の可聴周波数
 ・20Hz〜20000Hz

◎人間がもっとも敏感に感じ取る音域
 ・3000Hz〜4000Hz

◎楽器の音域
 ・ピアノ:27.5Hz〜4186Hz
 ・バイオリン:196Hz〜2093Hz
 ・ギター:165Hz〜1319Hz
 ・ピッコロ:587〜3951Hz

◎人間の話し声の音域
 ・男性:100Hz〜150Hz
 ・女性:200Hz〜300Hz


2.音域を超えて派生する倍音

ピアノは基音の上限が4000Hzですが、倍音は7000Hzあたりまで出ています。尺八は基音の上限が2000Hzですが、倍音は200000Hzあたりまで出ています。こうした高い周波数帯域を持つものには、風の音や枯れ葉を踏む音など自然に発生しているものもあります。


鍵盤














〈参考文献〉
倍音 音・ことば・身体の文化誌
中村 明一
春秋社
2010-11-01



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記事投稿日:2023/08/11

周波数と倍音について

空気などの圧力の変化が振動(波)として周期を持った場合、音の高さとして知覚されます。音は、一つの音として聞こえていても、実際には複数の音から成り立っています。そして、複数の音がどのように混ざり合っているかによって音色(音質)が決まります。この音色を作っている一つの要素が倍音です。

一つの音に含まれる部分音の中で、周波数の最も小さいものを基音、それ以外のものを上音と呼びます。上音の中でも、基音の整数倍の振動数をもつ部分音を倍音と呼びます。例えば、楽器で鳴らした音の場合、基音の周波数をもってその音の高さとしています。

ただし、現実の音源の倍音は必ずしも厳密な整数倍ではなく、倍音ごとに高めであったり低めであったりするのが普通で、音そのものが不安定に揺らいでいることも多いです。逆に、電子楽器の音のように完全に整数倍の成分だけで構成されている音は人工的に感じられます。

ヴァイオリン

















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記事投稿日:2023/08/10

音と周波数について

周波数について
空気などの圧力の変化が振動(波)として周期を持った場合、音の高さとして知覚されます。この周期的な振動の単位時間あたりの数を周波数(frequency)と呼びます。

周波数









音の周波数をあらわす単位について
音の周波数は通常、1秒間に何回振動したかによって表され、ヘルツ(Hz)という単位が用いられます。例えば、1秒間に1回の振動であれば1ヘルツ(1Hz)、1秒間に100回の振動であれば100ヘルツ(100Hz)です。音は、周波数(1秒間あたりの振動数)が多いほど高くなり、少ないほど低くなります。



一般的に用いられている周波数の例

◎オーケストラのチューニング音
 ・A音(ラ)=415Hz…400年くらい前の基準ピッチ
 ・A音(ラ)=420Hz…100年くらい前の基準ピッチ
 ・A音(ラ)=440Hz…19世紀前半〜現在の基準ピッチ 
  ⇒1939年ロンドンで開催されたISAの国際会議で統一規格として採択。

NHKの時報音
 ・
正時の3秒前…440Hzの予報音を3回鳴らす。
 ・
正時…880Hzの正報音を1回鳴らす。

NHK時計










オーケストラ












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記事投稿日:2023/08/09

目覚まし時計の音が聴こえるまで

目覚まし時計の音が鳴ると、その音の振動によって、周囲の空気が押されます。そして、押された部分の空気の密度が高くなります。これにより、空気の中に、濃い部分(密)と薄い部分(疎)ができます。これは、池に小石を投げ入れたときに水面に広がる波と同じ現象です。音の波は、空気の中で、濃い部分(密)と薄い部分(疎)が交互に伝播していくことから、疎密波と呼ばれます。この疎密波が人間の耳に届くと、鼓膜が振動し、信号となって脳に伝わり、音として認識されます。

また、音はもともと、空気中の振動として伝播しているということで、聴覚だけではなく、体感覚でも感じ取っているということになります。


目覚まし時計














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記事更新日:2023/08/08

音を伝える物質について

音を伝える物質を媒質(medium)といいます。媒質には、空気などの気体、水などの液体、金属などの固体があり、密度によって音を伝える速度が異なります。

◎媒質(気体・液体・固体)と音が進む速度。
 ・空気中…約340m/s
 ・水の中…約1500m/s
 ・木の中…約3500〜4500m/s
 ・氷の中…約4000m/s
 ・ガラス…約4000〜5500m/s
 ・鉄の中…約5000m/s

m/s(metre per second/メートル毎秒)は国際単位系(SI)で定められた速度の単位です。1m/s(毎秒1メートル)とは1秒間に1メートルの速さを表します。

このように、音の伝わる速度には、触媒となる物質の密度と弾性率(変化のしにくさを示す物性値)が関係しており、密度と弾性率が高い物質ほど速く伝わります。一方、媒質が存在しない空間では音は伝わらないため、真空状態では音が生じることがありません。


フルート











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記事投稿日:2023/08/07

音とは何か

音とはある媒質(medium)における圧力の変化が聴覚によって捉えられたものであり、空気などの圧力の変化が人間の耳などに伝わったとき、それが音として知覚されます。媒質は空気だけではなく、水やその他の物質の場合もあります。また、音は耳で聞くだけではなく、皮膚などでとらえられる場合もあります。

空気などの圧力の変化が振動(波)として周期を持った場合、音の高さとして知覚されます。振動(波)は物体の周りにある空気を押し出し、圧縮します。この圧縮された空気の濃い部分、すなわち密度の高い部分を、隣接する空気がさらに押し出します。このように、空気の濃い部分と薄い部分が順々に発生し、それが波となって耳に伝わる現象を「音」、圧力の変化の振動(波)を「音波」といいます。


音叉













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記事更新日:2023/08/06

音について(目次)

ニューコードNLPスクールのブログで、「音」について書いた記事の一覧です。

音について(目次)
2020/03/01 音について(目次)


音について(記事)
2020/03/02 音とは何か
2020/03/03 音を伝える物質について
2020/03/04 目覚まし時計の音が聴こえるまで


周波数と倍音について
2020/03/05 音と周波数について
2020/03/06 周波数と倍音について
2020/03/07 さまざまな周波数帯域について


整数次倍音と非整数次倍音について(基礎知識)
2020/03/08 整数次倍音と非整数次倍音について

2020/03/09 倍音を含む音や声(1)「整数次倍音」 
2020/03/10 Sound and voices containing many overtones(1)“integer overtones”

2020/03/11 倍音を含む音や声(2)「非整数次倍音」
2020/03/12 Sound and voices containing many overtones(2)“non-integer overtones”


整数次倍音と非整数次倍音について(楽器の例)
2020/03/13 豊かな倍音を生み出す楽器「シタール」
2020/03/14 “Sitar”, an instrument that creates rich overtones

2020/03/15 豊かな倍音を生み出す楽器「三味線」
2020/03/16 “Shamisen”, an instrument that creates rich overtones

2020/03/17 1つの音から無限に倍音を生み出す楽器
2020/03/18 倍音の種類や量をコントロールする楽器
2020/03/19 音楽の形式と倍音構造の関係


人間の脳と音や倍音の関係
2020/03/20 音の方向性と倍音の関係
2020/03/21 絶対音感と倍音について
2020/03/22 耳の構造「音を感知して認識するプロセス」
2020/03/23 音は脳内で加工されている


音楽を聴く少女














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記事投稿日:2023/08/31
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