「脳の情報交換」に関する大きな発見は、1950〜60年代、アメリカの神経心理学者ロジャー・スペリー(Roger Sperry)ロナルド・メイヤーズ(Ronald Meyers)によって始まりました。

彼らは、ネコの右脳と左脳をつなぐ神経接続(脳梁)を切断する実験を行い、右脳と左脳が独立して機能していることを発見しました。また、人間の場合、脳梁を切断することによって精神活動が損なわれることはないと判断し、重症のてんかん患者に対して、一方の脳だけにあるてんかんの原因がもう一方の脳に広がるのを防止する目的で、脳梁を切断する手術である
脳梁離断術(corpus callosotomy)を施すことを試みました。その結果、この手術は、てんかんを軽減する治療として成功をおさめました。このような、脳にある2つの大脳半球を接続している脳梁が切断された状態を、分離脳(Split-brain)と呼びます。

分離脳(Sprit-brain)となった患者は、その患者の左視野(つまり両目の視野の左半分)に画像を呈示された際、それが何の画像なのかを答えることができません。その理由は、多くの人々において、言語優位性半球は左半球なのですが、左視野にある画像は、脳の右半球のみに伝えられるためと考えられています。2つの大脳半球の連絡が切断されているために、患者は右半球が見ているものを答えることができません。しかし、患者は、左視野にある物体を左手でつかんだり認識したりすることはできます。これは、左半球が右大脳半球によってコントロールされているためです。

脳分離理論

















初期の分離脳の研究はロジャー・スペリーによって行われましたが、その後は、アメリカの心理学者
マイケル・ガッツァニーガ(Michael Gazzaniga)によって続けられました。マイケル・ガッツァニーガ
は、てんかんを治療する手術で脳を分割された患者を調べ、右脳と左脳では、「情報の変換」あるいは「情報の処理」のされ方に本質的な違いがあるということを発見しました。たとえば、左脳は、「論理性」すなわち言葉を発する際の言語的変換や分析的思考などを担当し、右脳は、「全体性、類推性」すなわち情動やイマジネーションを担当しているというものです

脳








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