NLPマスタープラクティショナーコースでは、「トランス」について学んでいくなかで、トランスの歴史についても触れていきます。これについて、「ヒーリング」という観点からまとめている本がありますので下記のご紹介します。

51QK35WZYKL__SL500_AA300_








バイブレーショナル・メディスン―いのちを癒す「エネルギー医学」の全体像 [単行本]

下記に、この本の一部を、ご紹介します。
------------------------------------------------------------------------------------------
【人間の潜在力としてのサイキック・ヒーリング〜その進歩の歴史〜】(その1)

手かざし療法の歴史は、何千年も昔にさかのぼります。古代エジプトにおいて、それが治療目的でもちいられていたことを示す証拠は、紀元前1552年頃のエーベルス・パピルス(Ebera Papyrus)にすでにみとめられています。

Ebers7766
エーベルス・パピルスの癌治療に関する記述










キリストが誕生する4世紀も前のギリシャ人たちも、アスクレピオス神殿などにおいて、病人を治療するために手かざし療法をもちいていました。アリストファネスのいくつかの作品には、失明した男性の視力が手かざし療法によって回復したり、不妊の女性が子を授かったりするさまが詳しく描写されています。

聖書には、手かざし療法の医学的な応用や霊的な応用について、数多くの記述が見られます。キリストの奇跡的な癒しが手かざしによって行われたことは、よく知られているところです。キリストはこう言っています。「わたしが行っていることは、あなたがたにもできることです。あなたがたならもっと上手にできるだろう」。初期のキリスト教聖職者にとっては、手かざし療法は、説教や秘蹟と同じ仕事の一部だと考えられていました。初期の教会では、手かざしは、聖水や聖油といっしょに、秘蹟において使われていました。

それから何百年間かのあいだに、教会における癒しの職務は次第に衰退していき、ヨーロッパでは、癒しのわざはロイヤル・タッチとして行われるようになりました。ヨーロッパ諸国の王たちは、結核(瘰癧・るいれき)のような病気を手かざしによって癒したと伝えられています。この治療法は、イギリスでは、エドワード証聖王(Edward the Confessor 1004-1066)によってはじめられ、その後700年以上も続き、懐疑的な王ウィリアム4世(William Henry 1765-1837)の統治時代に廃止されました。

Bayeux_Tapestry_scene1_EDWARD_REX
エドワード証聖王(バイユーのタメストリー)








初期に行われたさまざまな癒しのわざの試みは、イエスやイギリス王、あるいは特定の治療家のもつパワーに対する、患者の信頼感や信仰心に基づくものだと考えられていました。また、現代になると、自然界の特殊な生命力や作用力によって治療が生じると考える医学者たちもあらわれました。

(続く)