心身のコミュニケーション精神精神生物学

心身コミュニケーションの新しい言語

自触媒的な治癒を促す

これは基本的アクセス質問法のバリエーションの1つであり、手、指、その他あらゆる種類の無意識に発せられる身体的信号を、比較的形を定めずに用いる方法である。より創造的な、自由な体験から自触媒的な治癒を促す方法であり、これに適したクライアントであれば、短期間で洞察を得、症状や葛藤を解消することができる。「閉じ込められた」あるいは「わからない」と感じるような体験が、指針8の三段階問題解決法を適用する指標となるのと同様に、行動あるいは人格表現での複数の選択肢の間で「葛藤がある」と感じる体験が、この自触媒的治癒を行う指標となる。

人が「葛藤」を抱くのは、その人の人格のそれぞれ異なった面が自然に解離した形でいろいろな時に現れるという、自然ではあるが奇妙な心理的特性のゆえである。たいていの人にとっては、愛と憎しみを同時に感じるのは難しいように見える。普通は「闘争か逃走か」であって、同時に両方ということはまずない。このような葛藤は、治療の中でクライアントに両方を体験させる心身の間のサイコドラマ(心理劇)を組み立て、洞察へと導くことで解消できる(Lightfoot, 1992)。セラピストが最初にするべきことは、クライアントが人格内の対立する両面の力を自ら体験し、この両面が自触媒的な治癒に入っていけるよう、アクセスのための基本的な質問を組み立てることである。(精神生物学p.169から引用)

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精神生物学(サイコバイオロジー)―心身のコミュニケーションと治癒の新理論
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