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もっと一般的なアプローチをしてみましょう。皆さんが変えたいと思っている行動を、一つ決めてください。声に出さなくて結構ですから、自分がいやだと思っている行動を一つ選んでください。

さて、その行動を起こす部分(part)に直接あたるかわりに、自分のなかに、同じ行動であっても、それが望ましいと思われる状況を考えつく部分(part)があるかどうか、を尋ねてみてください。

次に、自分のなかのその行動をさせる部分(part)に、「その状況でだけ主導権を発揮して、その行動を見事に、そして一致して取り行なうことに同意するか」と尋ねてください。

これも状況のリフレーミングのバリエーションの一つです。リフレーミング・モデルは、すべてなんらかの意識内容のリフレーミングに基づいています。頑固さの例では、行動の意味はそのままにしておいて、新しい状況においたのでした。

じゅうたんの足跡と婦人の例では、何を変えましたか?状況はそのままにしておいて、その中の行動の意味を変えたのです。行動の意味以外はそのままにしておかれました。

別な例を挙げてみましょう。自分の中に貪欲な部分(part)があって、それをいけないことだと思っている人がいる、とします。一つの方法は、貪欲であることが大切になるような状況を思いつかせることです。核戦争の後であるとか、何か新しいことを学ぶためとか。行動の意義が変わるような状況は必ず考えられるはずです。

もう一つの方法は、その人がどんな行動を〈貪欲である〉と考えているのかを見つけ出して、それに新しい意味をもった新しい名前をつけることです。〈貪欲〉は否定的な意味合いを含んでいますが、同じ行動を〈自分に必要なものを手に入れること〉とでもいうように、肯定的な意味合いをもった言い表わし方をすれば、行動の意味が変わります。

ヴァージニア・サティアの〈パーツ・パーティ(parts party)〉とは、まさにこれを何回も繰り返していろいろな形で行なうものです。自分の中に不正で意地の悪い部分(part)があれば、それに〈創造的建設的能力〉とか何とか、別な名前をつけるのです。肯定的な意味合いをもっていれば、どんな名前でもかまいません。つまるところは、「あなたの中の部分(part)はどれも大切な、良いことをする部分(part)です。いろいろな部分(part)が協力して作業するようにまとめて、その目指すところをより明確にしてやれば、もっと良い機能を発揮しますよ」ということなのです。

頑固な娘の例では、父親の経験のなかで、〈頑固さ〉が、彼に対する反抗から彼の気分を良くすることに変わりました。理由は、この行動は娘が生きていくうえで必要なことだ、と父親が了解したからです。それが彼の内的反応を変えました。

もう一つの例の婦人は、じゅうたんについた足跡を見ると、それは、自分が悪い主婦で家事をきちんとしていないという非難だ、と考えました。その足跡の意味を、「大切な人達がそばにいるしるしですよ」というふうに変えれば、経験が変わります、この経験の変化こそがすべてのリフレーミング・モデルの肝要なところ、リフレーミングの目指すところなのです。

(星和書店「神経言語的プログラミング『リフレーミング』心理的枠組の変換をもたらすもの」p.8-10より)

リフレーミング―心理的枠組の変換をもたらすもの
リチャード バンドラー
ジョン・グリンダー
星和書店
1988-04-08


NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
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