New Code NLP School

NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士とNLP共同開発者カルメン・ボスティック・サンクレア女史が監修するニューコードNLPスクールの公式ブログです。

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脳の機能

ジル・ボルト・テイラー『奇跡の脳』

動画:JillBolte Taylor's stroke of insight 



アメリカ・ケンタッキー州生まれの神経解剖学者ジル・ボルト・テイラー(Jill Bolte Taylor)は、インディアナ州立大学で博士号を取得後、ハーバード医学校で脳と神経の研究に携わりました。そして、精神疾患に関する知識を広めるべく全米精神疾患同盟(NAMI)の理事を務めるなど脳神経の分野で活躍する中、37歳で脳卒中に倒れます。その後、8年かけて学者の道へと復活しました。この脳卒中の発作により、自分の脳の機能(運動、言語、自己認識)がひとつひとつ活動を停止していく様子を観察し、右脳と左脳の違いに関する大きな発見をします。これについて18分の講演のVTRがありますのでご紹介します。(2012年05月01日に公開)

脳の機能における「音の削除」

こんにちは。ニューコードNLPスクール代表の中島志保です。

私は、セミナーの仕事で、先週末から10日ほど東京に滞在しています。今回は、ヴィラフォンテーヌ東京汐留というホテルに宿泊しています。スタイリッシュな空間と温かいおもてなしで迎えてくれる快適なホテルで、とても気に入っています。

しかし、ひとつだけ問題がありました。私が案内された客室は、窓の下に新幹線や在来線の列車が通る線路が何本もあり、それらが通過するたびにガタン〜ゴトン〜ガタン〜ゴトン〜という音がして、非常に耳障りに感じました。チェックインした日に、フロントの方にルーム・チェンジをお願いしたのですが、あいにく満室ということで、仕方なくその部屋に滞在することにしました。

ところが、翌日になると、『あれれ???電車の音がしない???』と思いました。おかしいなと思って窓の外を見ると、昨日と同じく、新幹線や列車が切れ目なく通過しています。

そうなんです!電車の音に私の耳が慣れたようなのです!


__

ホテルの客室から見た外のようす













私たちのまわりには、無数の音が存在しています。ですから、私たち人間には、その無数の音の中から「聞きたい音だけを拾い聞く」という能力をもっています。これは、聴覚器官自身が取捨選択しているのではなく、聴覚器官に送り込まれた音の情報を、脳が経験をもとに判断し、その音を認識するかしないか、無意識に聴き分けているようなのです。ですから、自分の生活空間で、エアコンや冷蔵庫の音、あるいは窓の外から聞こえる車や電車の音が、特別に不愉快な音だと思わなければ、脳がその音を削除して、いつの間にか気にならなくなっていくということです。

これは、人間の五感の中で、聴覚特有のものだということで、このように音に慣れることを “habituation”(ハビチュエーション)と呼んでいます。

このブログを読んでくださっているみなさま、今、自分がいる空間にどのような音があるのか意識して聞いてみましょう。部屋の外から聞こえる電車の音、車の音、鳥の鳴き声、あるいは、室内にあるエアコンの音、冷蔵庫の音、家族の声・・・

さっきまで意識していなかった音(脳が削除していた音)があることに気づきますか?

右脳と左脳のはたらき

●右脳のはたらき(Right Hemisphere)
 ・アナログ
 ・非言語の情報処理(図形や音楽など)
 ・感覚的、総合的
 ・時空間超越的
 ・左半身の感覚と運動

●左脳のはたらき(Left Hemisphere)
 ・デジタル
 ・言語の情報処理(文字や記号など)
 ・論理的、分析的
 ・時間的連鎖
 ・右半身の感覚と運動

脳









NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール



脳分離理論(1+1=1)

1950年代〜1960年代、カリフォルニア技術研究所(the California Institute of Technology)の脳分離(Split-Brain)に関する研究は、脳の研究にまったく新しい領域を開拓しました。

アメリカの神経心理学者ロジャー・スペリー(Roger Sperry)の指導下で同研究所のグループは、脳梁と関連した交連の切断手術によって、てんかんの発作が抑制された患者についての研究を行いました。この手順は、そのあいだにあるコミュニケーション通路を切断することで、脳の右半球と左半球を切り離すことを目的としていました。

この研究の主な結果は、脳の各半球の専門化(a hemispheric specialization)を示唆しています。脳の各半球は異なる様式の情報を処理するようです。

思考し、情報を処理するために脳のさまざまな部分を活性化させるときに行う眼球動作によって、この脳機能の専門化は模擬的に実行されている可能性があります。

J.E.ボーゲン(J. E. Bogen)による下のリストは、平行的な「認知形態」を示しています。図は脳の2つの半球と、「利き手」としてもっとも明らかな左右の交差を表示しています。右利きの人は左半球支配が、左利きの人は右半球支配が特徴です。


脳分離理論












脳








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脳分離理論(Split-Brain Theory)

「脳の情報交換」に関する大きな発見は、1950〜60年代、アメリカの神経心理学者ロジャー・スペリー(Roger Sperry)ロナルド・メイヤーズ(Ronald Meyers)によって始まりました。

彼らは、ネコの右脳と左脳をつなぐ神経接続(脳梁)を切断する実験を行い、右脳と左脳が独立して機能していることを発見しました。また、人間の場合、脳梁を切断することによって精神活動が損なわれることはないと判断し、重症のてんかん患者に対して、一方の脳だけにあるてんかんの原因がもう一方の脳に広がるのを防止する目的で、脳梁を切断する手術である
脳梁離断術(corpus callosotomy)を施すことを試みました。その結果、この手術は、てんかんを軽減する治療として成功をおさめました。このような、脳にある2つの大脳半球を接続している脳梁が切断された状態を、分離脳(Split-brain)と呼びます。

分離脳(Sprit-brain)となった患者は、その患者の左視野(つまり両目の視野の左半分)に画像を呈示された際、それが何の画像なのかを答えることができません。その理由は、多くの人々において、言語優位性半球は左半球なのですが、左視野にある画像は、脳の右半球のみに伝えられるためと考えられています。2つの大脳半球の連絡が切断されているために、患者は右半球が見ているものを答えることができません。しかし、患者は、左視野にある物体を左手でつかんだり認識したりすることはできます。これは、左半球が右大脳半球によってコントロールされているためです。

脳分離理論












初期の分離脳の研究はロジャー・スペリーによって行われましたが、その後は、アメリカの心理学者
マイケル・ガッツァニーガ(Michael Gazzaniga)によって続けられました。マイケル・ガッツァニーガは、てんかんを治療する手術で脳を分割された患者を調べ、右脳と左脳では、「情報の変換」あるいは「情報の処理」のされ方に本質的な違いがあるということを発見しました。たとえば、左脳は、「論理性」すなわち言葉を発する際の言語的変換や分析的思考などを担当し、右脳は、「全体性、類推性」すなわち情動やイマジネーションを担当しているというものです

脳








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マルチタスクプロセッシング

【カリブレーションに関する質問】

A. コミュニケーションをしながら、同時にカリブレーションを行うと、相手の話を聞いてないように思われませんか?相手の話に集中できないような気がします。

Q. それはありません。
私たちは、NLPのトレーニングを行うことによって、コミュニケーション相手の「会話内容」と、その人の姿勢、しぐさ、呼吸、眼球の動き、極微筋肉の動き、話し声、言葉使いなどの「外的行動」を同時に意識することができるようになります。これをNLPではマルチ・タスク・プロセッシング(複数のタスクを同時に処理すること)と呼んでいます。

マルチ・タスク・プロセッシングの能力は、通常、右脳と左脳を結んでいるブリッジ部分である脳梁という器官が太いほど高められると考えられています。脳梁は、一般的に、男性よりも女性の方が太いので、女性は複数の仕事を同時に遂行できる傾向があります。また、NLPのさまざまなエクササイズを行うことによって、自然に脳梁が太くなり、マルチ・タスク・プロセッシングの能力が高まっていきます。

脳梁のイメージ
脳梁


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右脳と左脳−論理的な心と類推的な心(2)

右脳の創造的な心身の治癒力を促進する研究に携わる、あらゆる学派の心理療法家たちは、この説明に飛びつき、心のプロセスにともなう表情あるいは身体言語的な目に見える手がかりを発見しようとして、多くの論議を巻き起こした。H.ティートルボームとM・デイは、それぞれ思考や思索にともなう典型的な眼球の動きを発見した(Teitlebaum, 1954; Day, 1964)。P.ベイカンは、論理的な情報を変換する時と類推的な情報を変換する時とで、左脳と右脳の支配あるいは活動が切り替わることが、眼球が右または左に動く傾向のもとになっているのではないかと初めて論じた。

ベイカンは、この分野の多くの新しい研究を総括して、右脳は「未加工のイメージ」を形成するのに主要な役割を果たしていると結論した(Bakan, 1980)。この未加工のイメージの発生は、睡眠、夢見の状態、筋肉の弛緩、自由連想、精神錯乱、右脳と左脳の連絡を絶つある種の薬物の影響のもとで促される。しかし右脳と左脳の連絡が緊密な時は、右脳の未加工のイメージは左脳によって「料理」すなわち変換されるのである。ここから、体系的なイメージテストや空間的位置関係のテストでの能力の高い被験者は、眼球を右に動かす、すなわち左脳の関与が高まっているという一見矛盾するような発見がなされたのである。したがって、脳のどちらの半球が活発に活動しているかを知る手がかりとして眼球の動きを観察する際には、イメージがどの程度一次プロセス(未加工)で、あるいは二次プロセス(料理されている)で変換されているかを考慮に入れなければならない。

脳が未加工のイメージを変換することと処理されたイメージを変換することとの違いは、他のすべての感覚器官から得た情報にも典型的に見られる。例えば、音楽を習っていない、ただ音楽を楽しむだけの聴き手では右脳が活動しているのに対し、プロの音楽家の場合は、同じ音楽でも分析しながら聞くので、左脳が活動していることが明らかになっている(Mazziotta, Phelps, Carson & Kuhl, 1982)。右脳と左脳の情報変換の違い(Rossi, 1977)は、心身のコミュニケーションを促進するための多くの手段の基本原理となっているのである。(精神生物学p.45-46から引用)

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精神生物学(サイコバイオロジー)―心身のコミュニケーションと治癒の新理論
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青空









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右脳と左脳−論理的な心と類推的な心(1)

1950年代、1960年代の脳の情報変換に関する一大発見は、R.メイヤーズとR.スペリーによって始まった(Meyers & Sperry, 1953)。彼らはネコの右脳と左脳をつなぐ神経接続(脳梁)を切断すると、右脳と左脳がある程度独立して機能するらしいことを発見したのである。この手術が精神活動を損なう恐れはなさそうだったので、スペリーらは慎重に選び出した被験者たちにこの手術を施した(Sperry, 1964)。この被験者たちは、重症の、制御不能の「グラン・マル」すなわちてんかんの大発作を起こす患者であった。てんかんの原因が一方の脳にあるなら、この手術によって少なくとももう一方の脳にてんかんが広がるのを防止できるだろうというのが彼らの理屈だった。手術の結果は、てんかんの軽減という意味では大成功だった。ところが心理学者たちがこの「脳を分割された」患者を注意深く調べたところ、右脳と左脳では情報の変換あるいは処理のされ方に本質的な違いがあることを示す、一連の興味深い事実と出会ったのである(Gazzaniga, 1967, 1985)。

心身のコミュニケーションと治癒の探究という本書の目的にとって何よりも特筆すべきことは、左脳は発話の言語的変換や分析的思考をとくに担当しているのに対し、右脳は、情動や想像、そしてとくに身体のイメージ化の特徴である全体的、類推的な情報交換で、より支配的な役割を果たしているということである(Achterberg, 1985)。ここから、右脳の情報交換モードは、大脳辺縁−視床下部系、およびプラシーボ反応や催眠療法における心身のコミュニケーションとより密接に関係しているという、重要な仮説が導かれる。I.ウィクラマセケラはこれを次のように要約している:

プラシーボによく反応する患者では、催眠状態の患者と同様、脳の主言語半球(左脳)の特徴である、批判的、分析的な情報処理モードが抑制されている。プラシーボによく反応する人たちは、他の人々には脈絡もなく無意味に起きたと思われる出来事の間に、概念的その他の関連性を認めがちである。このような人々には、優位半球(左半球)の特徴である、疑いや不信といった情報モードから生じる情報信号の抑制が見られる。催眠状態の人々と同じく、プラシーボに反応しやすい人も、豊富に仕込んだ独自の主観的な考えで薬の効能を誇張しつくり上げ、実際に効果を高めてしまう。そのかわり、こういった人たちは、否定的な話を聞くと、薬の効力が低下したり、まったく効かなくなったりするかも知れない。一方、プラシーボに反応しない人たちを、A.シャピロは「柔軟性がなく、型にはまった考え方で、心理的影響を受けない人」と描写している(Shapiro, 1971, p.445)。これは、催眠誘導されにくに人たちの描写と驚くほど似ている。催眠誘導性すなわち暗示へのかかりやすさは、右利きの人ではおもに右脳(劣位半球)の機能であることが、次第に立証されてきた(Bakan, 1969; Graham & Pernicano, 1976; Gur & Gur, 1974; Lachman & Goode, 1976)。劣位半球の機能には、散漫で相関的、同時進行的な情報処理をともなう、全体的、想像的な精神活動が含まれている(Ornstein, 1973; Sperry, 1964)。無作為に発せられたデータ(ロールシャッハテストのインクのしみるような)に何らかの関係や「意味」を求める傾向は、劣位半球の特徴とされる創造的な精神活動の一面と見ることができよう。こう考えれば、プラシーボに反応しやすい人、催眠状態の人に共通する特徴を説明することができる。(精神生物学p.44-45から引用)

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