【ミルトンモデル誕生の経緯】

文化人類学や精神医学の研究者として有名なグレゴリー・ベイトソン(Gregory Bateson)は、1972年から1980年の8年間、カリフォルニア大学サンタクルーズ校(UCSC)の客員教授を務めました。この間、同大学で言語学の助教授を務めていたジョン・グリンダー博士と大学院生リチャード・バンドラーは、グレゴリー・ベイトソンと師弟関係にあり親交を深めていました。

ある時、ベイトソンは、グリンダーとバンドラーに、「アリゾナ州フェニックスに、ミルトン・エリクソンという非常に卓越した催眠療法家がいるから、ぜひ彼を訪問して、彼の治療プロセスについて研究してみなさい」という提案をしました。そして、グリンダーとバンドラーは、ベイトソンの提案に従い、1974年に、当時72歳だったミルトン・エリクソンの元を訪問しました。


ミルトン・エリクソンは、1949年、47歳のときに、アリゾナ州フェニックスのサイプレス(cypress)という地に精神科のクリニックを開業し、医師として活動していましたが、グリンダーとバンドラーが訪問したときは、すでに診療から退いていました。

グリンダーとバンドラーは、エリクソンが主催するセミナーやプライベート・セッションなどを観察し、彼の言葉と行動のパターンを研究し、「ミルトンモデル」を生み出しました。そして、1975年と1976年にそれぞれ1冊ずつ、ミルトン・モデルの内容を完全記述した書籍を出版しました。

Grinder,J.and Bandler,R.“Patterns of the Hypnotic Techniques of Milton H.Erickson,M.D.”Vol..Meta Publications,1975

Grinder,J.and Bandler,R.“Patterns of the Hypnotic Techniques of Milton H.Erickson,M.D.”Vol..Meta Publications,1976

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上記2冊の日本語版が春秋社より出版されました。

「ミルトン・エリクソンの催眠テクニック」(言語パターン篇)リチャード・バンドラー&ジョン・グリンダー共著/浅田仁子訳(春秋社, 2012.4.25)

「ミルトン・エリクソンの催眠テクニック」(知覚パターン篇)リチャード・バンドラー&ジョン・グリンダー共著/浅田仁子訳(春秋社, 2012.4.25)

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