New Code NLP School

NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士、ニューコードNLP共同開発者カルメン・ボスティック女史が監修するニューコードNLPスクールの公式ブログです。

ニューコードNLPスクールの公式ブログです。

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http://www.nlp-school.jp/

−NLP基礎情報

脳とジャグリングの関係

ヘルスアートクリニックくまもとの院長で産婦人科医の中原和彦氏は、ヘルスアート医療(芸術療法)のひとつとして、お手玉やジャグリングを推奨し、女性特有の月経前症候群、産後うつ、月経前症候群、更年期障害、あるいは一般的な不安障害やうつの治療に役立てています。

《お手玉が活性化させる脳の部分》
●ボールを持ちかえる際に活性化…頭頂葉
●ボールを目で追う際に活性化…後頭葉
●ボールを投げたり受ける際に活性化…前頭葉
●ボールを落とさないよう注意する際に活性化…前頭前野  


脳






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脳とジャグリングの関係

オックスフォード大学の Heidi Johansen-Berg 博士らは、2009年12月、学術誌ネイチャー・ニューロサイエンスに、「ジャグリング(3個以上のものを反復して投げ上げて受けとめる技)を練習した成人には、脳の神経組織の白質(white matter)の相互連絡能力が強化した」という研究を発表をしました。(Nature Neuroscience 2009; 12)

白質は、神経細胞間の電気信号を運ぶ神経線維の部分で、脳のさまざまな部位をつなげる役割があります。私たち人間の脳は成人すると発達のピークを迎え、そこからは少しずつ退化していくと考えられていましたが、この研究結果により、成人したあとも訓練すれば脳が活発に活動し、新しいネットワークを構築するということが証明されました。(脳の可塑性)

【脳の冠状断面】
−濃い灰色の部分・・・大脳皮質(灰白質)
−薄い灰色の部分・・・白質
脳










【灰白質/白質】
脳







〔参考資料〕
nature neuroscience: 「白質でジャグリング」(日本語)


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ジャグリングの実習

ニューコードNLPプラクティショナーコース福岡1期では、プログラム(第10回)の中で、ジャグリングの実習を行いました。実習に参加した15名の皆さまは、3個のボールを使った「カスケード」という技を練習し、60分のレッスンで、3個のボールを操れるところまで上達しました。

ジャグリングジャグリングジャグリング



 









写真は、コース参加者の青木栄弥さんです。
練習しているうちに、あっという間に3つのボールを投げたり捕ったりしていました。

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ジャグリングの実習

ニューコードNLPスクールでは、ジョン・グリンダー博士が推奨しているジャグリングをプラクティショナーコースのプログラムに取り入れています。

2013年3月3日(日)にアクロス福岡で開催しましたNLPプラクティショナーコース福岡1期の第10回では、九州工業大学ジャグリングクラブ・ピルエットのメンバー4名をお招きして、20分のショーと60分のレッスンを担当していただきました。

下の写真は、ピルエットのメンバーの方によるジャグリング実演のようすです。4つのボールを使った「カスケード」という技を披露していただきました。

九州工業大学ジャグリングサークル・ピルエット公式ウェブサイト


ジャグリングジャグリング














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NLPにおける「メタ」という言葉について

The term meta is a Greek meaning “over” “between” or “above”. In English it is also often used to mean “about”. A “meta model” for example, is a model about other models. “Metacognition” is the awareness of one's own cognitive processes, i.e., cognition about cognition. “Meta messages” are messages about other messages, which provide frames or context markers that influence the meaning of those messages. “Meta leadership” involves leading other leaders.

Used in this way, the term implies a new perspective that includes but transcends and is more comprehensive than the previous one. According to Merriam Webster's Dictionary, for instance, meta is often “used with the name of a discipline to designate a new but related discipline designed to deal critically with the original one” (e.g., metaphysics, metamathematics, metapsychology, etc., transcend or‘go beyond’ the original discipline). The implication is that the new discipline is a“later or more highly organized or specialized form of” the earlier one.
 
In NLP, “meta position” is a perspective above or about one's typical perspective, in which one is able to reflect on the deeper structures causing or motivating one's own behavior or the behavior of others. The ability to go “meta” is a key capability in NLP. It is one of the basic ways in which we are able to get a “double description” of a particular event or interaction. In conflict situations, for example, achieving a “meta position” is essential for a successful resolution. A meta position would be a position 'above and between' the two in conflict, which includes and acknowledges both conflicting perspectives, but creates something new. The new perspective either synthesizes the conflicting positions or allows them to co-exist in harmony. The function of a conflict mediator, for instance, is to be in an offical “meta position” to the parties in conflict.

The ability to take a meta position is also essential in order to effectively model ourselves or others, and to refect on our own actions or relationships in difficult situations. Form a “meta” position it is easier to look past the content of a particular action or situation and see its formal characteristics or deeper structure. The ability to go “meta” to one's own model of the world is a fundamental feature of introspection, self-reflection and wisdom.

NLP関連事項
・Meta Position
・Meta Messages
・Conflict
・Mediation
・Meta Map
・Epistemology


引用:
Encyclopedia of Systemic Neuro-Linguistic Programming and NLP New Coding 
p.718-719 “Meta”
http://nlpuniversitypress.com/index.html
書籍





  







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meta の意味と語源

meta

〔印欧語根 me(間の)が語源。medius(中間の)と同じ語源をもつ〕

meta という言葉は古代ギリシャ語の meta に由来する接頭語で、下記のような複数の意味を持ち、かつ、複数の意味を結び合わせたものになっています。

1.主に科学用語で次の意味を表す:
●背後の、〜の後、〜の後に(after,later,behind)
●高次の、〜を越えた(beyond,higher,transcending)
●中間、〜の間の、〜と共に(between, along with)
●二次的な

2.ある学問の概念や理論に関することを表す:
●より包括的な(beyond)
●上位の、〜を超えた

3.その他
●(場所や状態の)変化、変容(change,transformation)
●〜について、〜を記述する、〜を描写する(about,descriptive)


メタを使った単語の例:
metaphor: 隠喩
metabolic: 新陳代謝の、物質交代の
metapsychology: 超心理学
metacognition: メタ認知、自分自身の心理過程についての監視考察
metaethics: メタ倫理学、道徳的判断の性質に関する研究
metagalaxy: 全宇宙、銀河系を含む全宇宙
metalanguage: メタ言語、言語や言語体系を説明するための言語
metaphysics: 形而上学、抽象的論議、秘教的知識
metapolitics: 抽象的政治学
metamorphosis: 変形、変容、著しい変化
metathesis: 場所や状態の変化


書籍











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ラポールを意識的に形成する方法:バックトラッキング

バックトラッキング(Backtracking)とは、相手のコミュニケーション内容を、相手にそのままフィードバックするプロセスです。これにより、相手に対して、『あなたの言葉を受け入れています』というメッセージを、無意識的に伝えることができます。

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【バックトラッキングの種類】

(1)相手の言葉を「そのまま」言い返す。
(2)相手の言葉を「要約して」言い返す。
(3)相手の言葉の「キーワード」の部分を言い返す。

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【バックトラッキングの例】

(1)相手の言葉を「そのまま」言い返す。

 Aさん:「ひとりで富士山に登ってきました」
 Bさん:「ひとりで富士山に登られたんですね」


(2)相手の言葉を「要約して」言い返す。
 
 Aさん:「先月の連休は長野の野沢温泉に行って、今月の連休は群馬の草津温泉に行きました。どちらも良質の温泉にゆっくりと入ることができてリフレッシュできましたよ」
 
 Bさん:「先月も今月も連休に長野と群馬の温泉でリフレッシュされたのですね」

(3)相手の言葉の「キーワード」の部分を言い返す。
 
 Aさん:「私の主人はトラックの運送業を営んでいまが、今年は原油が急激に値上がりしているので、経営が赤字に転落してしまうのではないかと危機感を抱いています」
 
 Bさん:「原油の値上がりはトラックの運送業に危機感を抱かせるのですね」
 

会話










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ラポールを意識的に形成する方法:VAK叙述語マッチング

NLPでは、ラポールを応用したコミュニケーションスキルとして、会話をしている相手の話し言葉からリプレゼンテーショナルシステム(五感)をピックアップし、知覚レベルで言語をマッチングさせるというテクニックがあります。これをVAK叙述語マッチング(VAK predicates matching)と呼んでいます。

講演会やセミナーなど不特定多数の人を対象に何かを話す場合は、VAK叙述語(視覚、聴覚、体感覚にまつわる言葉)をバランスよく混ぜると効果的なプレゼンテーションになります。

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【VAK叙述語マッチングの種類】

(1)視覚による叙述語
(2)聴覚による叙述語
(3)体感覚による叙述語

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【VAK叙述語マッチングの例】

田中さん(新築の家を購入した人)
鈴木さん(内装工事業者)

(1)相手の視覚的な言葉をマッチングした例:
田中さん:「リビングは、明るい照明に白を基調とした家具を置きたいです」
鈴木さん:「田中さんの理想のリビングが目に浮かびます」

(2)相手の視覚的な言葉をマッチングした例:
田中さん:「リビングを防音にして、家族でホームコンサートを開きたいです」
鈴木さん:「田中さんの理想のリビングについてさらに詳しくお聞かせください」

(3)相手の視覚的な言葉をマッチングした例:
田中さん:「内装は日本産の天然木を使って、温もりのある空間にしたいです」
鈴木さん:「田中さんの理想のリビングは居心地が良さそうですね」


リビング










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ラポールを意識的に形成する方法

  ペーシング → リーディング
    ↑
    ↑
  マッチングミラーリング


ペーシング Pacing

ラポールを形成しようとしている相手の言語パターンと非言語パターンを使って、その人にフィードバックし返すこと。

リーディング Leading
自分自身の言語と行動のパターンを微妙に変えることによって、相手を自分の行動や思考プロセスに誘導すること。

マッチング
ラポールを形成しようとしている相手の外的行動や口頭上の要素を相手にマッチングすること。

ミラーリング
ラポールを形成しようとしている相手の姿勢、しぐさ、呼吸、言葉遣い、話し方等をそのままフィードバックし返すこと。

ラポールをダンスにたとえたら、ペーシングは相手のダンスを踊ることで、リーディングは自分のダンスに導くことです。

ダンス










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「ラポール」の2つのタイプについて

ニューコードNLPでは、「ラポール」という言葉について、「無意識的な注意をひきつけて維持すること」と定義しています。

NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士は、次のような例をあげています。

Grinder














口喧嘩をしている恋人たちという、よくあるケースを例にとってみましょう。二人の恋人によって示される劇的で情熱的な状況の真っただ中で、二人がお互いに「反応しないではいられない」ということが非常によく分かります。お互いが最終的な言葉を取ることに躍起になっています。お互いが相手の示したジェスチャー、顔の表情、コメントに反応します。このとき、二人は深いラポールを形成しています。これは、二人、そして二人の周囲の人々にとって望む種類のラポールではないかも知れません。しかし、この時点で、二人がラポールを形成しているということは明らかです。

Take as a not uncommon example, two lovers who are in the midst of a quarrel. It is quite clear amidst the drama and passion displayed by these two lovers that they cannot NOT respond to one another. Each insists on having the last word; each insists of responding to the last gesture, facial expression, comment by the other. They are deeply in rapport−it may not be the kind of rapport they would prefer(as well as others around them)but it is clear that they are in rapport in the sense that we propose here.(John Grinder)


このグリンダー博士の例から、ラポールには、ポジティブなラポール(positive rapport)とネガティブなラポール(negative rapport)の2つのタイプがあることがわかります。


恋人











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フランツ・アントン・メスメルの治療方法

ドイツで生まれウィーンで活躍した医師フランツ・アントン・メスメル(Franz Anton Mesmer 1734-1815)は、動物磁気(magnetisme animal)と名づけられたものを提唱し、後に、これによる治療法はメスメリズム(mesmerism)と呼ばれました。

フランツ・アントン・メスメル
フランツ・アントン・メスメル












メスメルは、患者たちを、個別療法と集団療法の両方で治療しました。個別療法では、メスメルは、患者の前に、お互いの膝が触れ合うくらいの距離で座り、両手で患者の両方の親指を押し、患者の目をじっと見ました。そしてメスメルは、患者の肩から腕に沿って手を動かす “passes”(手の動き)をしました。それから患者の季肋部(横隔膜の下あたり)を指で押し、時々は何時間もそこに手を置いたままでいました。多くの患者たちは、奇妙な感覚を覚えたり、治癒されると考えた痙攣を起こしたりしました。そしてメスメルは、治療の最後に、謎の楽器「グラス・アルモニカ」で曲を演奏することもありました。

1780年頃、メスメルは、“baquet”(バケツ)として知られる集団治療法を確立しました。その治療を見たあるイギリス人医師は次のように記述しています。

部屋の中央に、約1フィート半(45cm)の高さの桶が置かれていて、ここではそれを“baquet”(バケツ)」と呼んでいた。まわりに20人くらいの人々が楽に座れるくらいの大きさである。そしてそれを覆う蓋の端近くに、それを囲む人々と同じ数の穴が開けられている。その穴の中に、患者に適用されることになっている身体の部分に応えるために、右側に曲がった、高さの異なる鉄の棒を挿し込む。鉄の棒の他に、バケツと患者の1人を繋ぐロープもあり、その患者から他の患者に次々と手渡されて、ロープは円になる。最も著しい効果は、メスメルが近づいたことで生み出される。メスメルは患者に触れることなく、手または目の決まった動きだけで“du fluide magnetique”(流体)を伝達すると言われる。私はその効果を目撃したという人、手の動きで痙攣が引き起こされ、除去されたという人の何人かと話したことがある。


メスメルの墓
メスメルの墓








【参考文献】
Wikipedia: フランツ・アントン・メスメルより引用


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「ラポール」という言葉について

「ラポール」(Rapport)とは、ドイツで生まれてオーストリアの首都ウィーンで活躍した精神科医フランツ・アントン・メスメル(独:Franz Anton Mesmer,仏Frederic-Antoine Mesmer,1734-1815)が、動物磁気(magnetisme animal,en: Animal magnetism)に感応した患者と自分との間に生じた「関係」を表現するために用いた言葉です。

Franz Anton Mesmer(1734-1815)

フランツ・アントン・メスメル












その後、「ラポール」という言葉は、治療を行う者と患者との間にできる「お互いを信頼し合い、安心して自由に振る舞ったり感情の交流を行うことができる関係が成立している状態」をあらわす言葉として用いられるようになりました。このことから、今日、「ラポール」という言葉は、「信頼関係」を意味する臨床心理学の用語となっています。


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「ラポール」という言葉について

【一般的な意味】

●人と人の関係における
 「親和関係」、「信頼関係」、「協調関係」、「意思疎通」など。

●対面的な場面における
 「面接者と面接対象者との間に作られる親和的、共感的関係」など。

●気持ちや考えにおける
 「共感、信頼、信用、同調、一致、理解、好ましさ、思いやり」など。


【NLPの用語としてのラポール】

●「無意識的な注意をひきつけて維持すること」


人々












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クラシックNLP用語「等価の複合観念」

等価の複合観念(complex equivalence)

言葉と、それに対応して感覚上で起きてくることの結びつきを表わしている。たとえば、ある人は「リンゴ」という言葉から、視覚的に〈赤くて、特有な形〉をイメージしたり、聴覚的に〈歯でかむときのサクサクした音〉を聞いたり、触覚的に〈手ざわり〉を感じたり、味覚として〈甘酸っぱい味〉を感じたりする。

ノート










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クラシックNLP用語「代表システム」

代表システム(representational system)

人間の感覚器官を通して入ってきた情報は、内部でさまざまに処理・加工され、その一部が意識化される。私達は現実の世界そのものをとらえているのではなく、それぞれの人が独自の地図のようなものを心の中にもっていて、それを通して現実の世界を理解している。その意味で、とらえている現実像は現実そのものではなく、その人にとって現実の世界を代表するものである。こうして、一部代表して意識化される過程は、知覚システムに対応して行なわれているもので、視覚、聴覚、触運動覚、嗅覚、味覚に区別することができ、これを代表システムという。人によって、特定の決まった知覚システムを代表システムとして用いる傾向がある。

ノート










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クラシックNLP用語「ストラテジー」

ストラテジー(strategy)

感覚入力した情報を処理し、一点の反応が引き出されるまでの内部で起こる過程。たとえば、一定の状況(刺激)で一定の反応をする場合、そこには刺激−反応過程として働くストラテジーを持っている。

ノート











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リフレーミングの例「人間万事塞翁が馬」

「人間万事塞翁が馬」

塞翁が馬の「塞翁」、北方の国境の近くにあった塞(砦・とりで)に住んでいた翁(老人)のことであり、出典は中国前漢時代の思想書『淮南子(えなんじ)』にあります「人間訓」という故事より。

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

昔、中国の北方の塞(砦・とりで)に占いの得意な翁(老人)が住んでいました。その老人は、自分の馬を何よりも大切に飼っていました。その馬は、周りからも評判が立つほどの駿馬(優れてよく走る馬)でしたが、ある日突然、その馬は蜂に刺された拍子に飛び出して逃げてしまいます。馬は一向に帰る気配がなく、人々は老人に同情して慰めにいきましたが、老人は「これがきっかけで何かいいことが起こるかも知れない」と言いました。

数ヵ月後、逃げた馬は、別の馬を連れて帰ってきました。しかも、連れてきた馬は、逃げた馬も負けず劣らずの駿馬で、周りの人々は何と幸運なことかと口々に囃し立てましたが、老人は「これがきっかけで何か悪いことが起こるかも知れない」と言いました。

その後、老人の息子が帰ってきた馬に乗って遊んでいたら、落馬して、足の骨を折ってしまいました。周りの人々が老人の息子のもとへお見舞いに行くと、老人は「これがきっかけで何かいいことが起こるかも知れない」と言いました。

その後、隣国との戦争が勃発し、若い男性は全員、戦争に借りだされ、次々と戦死しました。しかし老人の息子は足を骨折していたため、徴兵されず、命拾いをしました。そして戦争は終わり、老人は馬と息子と一緒に末永く暮らしました。

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

この故事は、幸福と思えることが、状況によって不幸になることもあり、不幸と思えることが、状況によって幸福になることもあり、表面的なことで「幸福」や「不幸」を判断してはならないということを意味しています。人間のあらゆること(人間の禍福)を意味する「人間万事」を加えて、人間万事塞翁が馬と呼ばれることもあります。

馬











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意識内容のリフレーミング(Content Reframing)6

【エクササイズ】

今から20分間、皆さんで意味と状況のリフレーミングを実習してみましょう。3人1組になって、1人がクライエント(client)、1人がプログラマー(programmer)、もう1人はオブザーバー(observer)をやります。役割は適宜交代してください。

クライエントの役目は、何かを訴えにくることです。ご自分が担当しているクライエントがよく訴える、強烈な悩みを話しても結構ですし、クライエントの役割を演じる振りをして、自分自身の悩みを訴えても結構です。ただし、パートナーが答えやすいように、一定の型式で訴えてください。その型式で、相手はどのリフレーミングが適当かわかります。

(1)一定の出来事と反応とを結びつける、等価の複合観念の型式
「Yが起きると、Xの気分になります」。

(2)誰かに関する、状況抜きの、相対的な一般化の型式
「私はZすぎる」
「彼はQすぎる」

プログラマーの役目は、問題のリフレーミングの方法を考え、それを、インパクトを与えるような形で伝えることです。これはトレーニングセミナーですから、即座に応答する必要はありません。リフレームのためのヒントをあげるのです。クライエントの出した訴えの型式を識別すれば、どの方法が適当かわかります。等価の複合観念には、意味のリフレーム、相対的一般化には、状況のリフレームが必要なのです。次に、相手から受けた訴えを心の中で再現してみます。視覚的に描くなり、触運動覚的に想像するなり、聴覚的に描写するなりしてください。

*With a complex equivalence you do a meaning reframe
*With a comparative generalization you do a context reframe

状況のリフレーミング(a context reframe)の場合は、「この人が訴えている行動は、どういう状況でならふさわしいだろうか」と自問してください。行動の評価が変わる状況が見つかるまで、いろいろと考えてみてください。

意味のリフレーミング(a meaning reframe)の場合は、「この行動が肯定的な意味合いをもつようなフレームはないだろうか」、「同じ場面にも違った意味のフレームをもたらすような、別の見方があるのではないか」、あるいは、もっと単純に「この行動には、他にどんな意味があるのだろう」、「この場面を他にどう描写したらよいだろう」と自問してみてください。

行動の新しいフレームが見つかったら、それを伝える方法をしばらく考えてから、最大の反応を引き出せそうな方法を選びます。ここでペーシングとリーディング(pacing and leading)が非常に重要なのです。難しいと思ったら、オブザーバーを脇へ呼んで、助言を求めなさい。

リフレーミングを思いついたら、クライエントに訴えを繰り返してもらい、それに答えるリフレームを伝えます。その答えを検討している時の、クライエントの表情や身振りのノンバーバルな変化をよく観察しなさい。

プログラマーとオブザーバーは、クライエントが行動について訴える状態から、違ったフレームの中ではその行動が彼にプラスになることもありうる、と一応認める状態へ移る時にみせるノンバーバルな変化について、感覚的に描写する役目もあります。

何かご質問は?

女性:リフレーミングの前に間を置くのはどうしてですか?
講師:言葉による内容のリフレーミングを思いつくために、先ほどのヒントを役立てる余裕をもってほしいのです。意識内容のリフレーミングに熟練して即座に対応できるのなら、すぐおやりになって結構です。しかし、少しでもためらいがある時は、一息入れてください。自分の内的経験に照らして、どうすれば訴えの内容を言葉でリフレームできるかが、視覚、聴覚、触運動覚に納得できるまで代表システムを全部あたってみて行なってください。

リフレーミングに慣れている人でも、一呼吸置いて、その間に、自分の得意とする意識内容のリフレーミングはどの方向か、を考えて違う(other)種類を用いてみることは、自分の幅を広げる点で有益です。ふだんは状況を探すのも、誘導するのも、視覚によっているのなら、触運動覚や聴覚による方法を試してみるのです。

二種類の意識内容のリフレーミングの、両方の成功例と、クライエントの変化の感覚的描写をもち寄れるようにしてください。その描写を比べて、観察から一般論を引き出しましょう。では始めましょう。

(星和書店「神経言語的プログラミング『リフレーミング』心理的枠組の変換をもたらすもの」p.14-16より)


リフレーミング―心理的枠組の変換をもたらすもの
リチャード バンドラー
ジョン・グリンダー
星和書店
1988-04-08



Reframing: Neuro-Linguistic Programming and the Transformation of Meaning
John Grinder
Richard Bandler
Real People Press
1981-06-01




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意識内容のリフレーミング(Content Reframing)5

男性:意味を変えるにあたって、等価の複合観念(complex equivalence)をもち込むのではありませんか?
講師:もち込むのではなくて、すでにあるのを変える、取り換えるのです。婦人は、すでに自分なりの等価の複合観念を作っています。すなわち、「じゅうたんについた足跡は悪い主婦を意味するから、気がとがめる」、これに対して、等価の複合観念なら、「もっといいのがありますよ。じゅうたんの足跡は、大切な人達がまわりにいるしるしだから、気分が良くなるでしょう」というのです。

リフレーミングを行なう上では、逆のやり方をした方が良いこともあります。レスリーは婦人に向かって、とんでもない、あなたの考えはまるで間違っています。足跡は、大切な人達がまわりにいるしるしですよ」と言うこともできますが、それはインパクトがなくて、内的経験や反応が変わらないでしょう。そこで伝達の順番と表現力とが非常に重要になるのです

「じゅうたんを思い浮かべなさい。一つのしみもありません完壁に掃除してあって、ケバまでまっ白です」。これがペーシング(pacingです。婦人は、等価の複合観念に反応しています。だから次のように誘導するのです。「それは、あなたがひとりぼっちでいるしるしだ、と突然気がつきます」。これは、婦人が思ってもみなかったことです。よく考えてみればそうとは限らなくて、家族は隣の部屋にいるかもしれないのですが、この状況ではもっともらしく聞こえるので行動に影響を与えるのに役立つのです。それから、「じゅうたんに足跡をつけて、愛する人達がそばにいると考えなさい」と切り返します。

「私は記録をとることができないんです。間抜けなんです」という人には、どちらのリフレーミングがふさわしいでしょうか。両方とも用いられますが、すぐに役に立つのはどちらでしょうか。この例のような等価の複合観念は、意味について語っているものです。私は何かが嫌いだ、とか、誰か他の人について何か気に入らないという場合は、たいてい意味が問題なのです。「バイロンは私のグループには実際興味がないのだ。後ろのすみっこにすわっている」と言えば、その行動の意味に関する言葉です。

「Xが起きると、いらいらします」という陳述には、どちらのリフレーミングが向いているでしょうか?……。意味のリフレーミングですね。状況のリフレーミングがふさわしい陳述とはどのようなものですか?
女性:この部屋にすわっていると、どうも幸せな気分になれませんわ。
講師:これに役立つリフレーミングは、どちらでしょう。状況でしょうか、意味でしょうか?彼女が言っていることの本質は、「ここにすわっていることの意味が好きではない」ですから、意味のリフレーミングです。

「私は暴君だ」と言ったらどうでしょう?これは状況に係わることですね。どういう点で、誰に対して暴君なのか?二つの陳述の、型式の違いは何でしょうか。どちらも一種の一般化ですが、その違いがわかりますか。型式の識別ができれば、どちらのリフレーミングを用いればすぐ役立つかがわかります。

行動そのものには、決まった価値はありません。どんな行動も役に立つ場所があり、それを決めてあげるのが「状況のリフレーミング」です。また、行動そのものには、特定の意味はありませんから、どんな意味でももたせることができます。それが「意味のリフレーミング」です。これは、皆さんが各々の場合をどう描与するかの能力にかかっており、創造性と表現力の問題なのです

会話










さて、少し実際にやってみましょう。何か困っていることを私に訴えてください。リフレーミングしてみましょう。

女性:夜のコーヒーがなくてつまらないんです。
講師:このところよく眠れますか?

男性:一度にいろいろな研究発表がありすぎます。一つのワークショップに出ることに決めても、別な方も聞きたくなるんですが、午後から別な方に行っても、話が進んでしまっていて、どうもついていけません。
講師:よくわかりますがね。ところでワークショップがそういうふうに組まれていることの利点の一つは、意思決定のいい練習になることですよ。
女性:今の言葉のどこがリフレーミングなのかわかりませんが。
講師:彼の述べたことを、別の機能、すなわち意思決定の練習というフレームの中に置き換えたのです。

男性:妻は心を決めるのにひどく時間がかかるのです。洋服を買うにも、店中の品物を全部見比べないと選べないのです。
講師:慎重に決断する性格なのですね。では、世界中の男性のなかからあなたを選んでくれたというのは、光栄の至りではありませんか。

男性:妻に、セックスについての私の希望をもらしたくないんです。言えば、彼女にがまんを強いることになりますから。
講師:でもあなたの希望を言わなければ、奥さんがあなたを喜ばせたいと思っているのを、がまんさせることになりますね。

女性:私の子ども達は、ひどくわめいたり、走り回ったり、たいへんなものです。
講師:外で遊んでいる時や、スポーツの催しの時には、お子さん達の、そののびのびした姿を見て、ご主人とともに、子ども達を育てたことに、きっと満足なさることでしょうね。

今度は私が訴えを出しますから、皆さんでリフレーミングしてください。
「上役にしょっちゅう注意されて、みじめな気分なんです」。
男性:彼は、あなたの仕事に注目していて、好意をもっているからこそ、もっとよくやってほしいと思うのですよ。

講師:結構です。次は、
「私は、だらしないわ」。
女性:したくないことを頼まれて、それに過度に適応しようとして心臓発作を起こす人達のことを考えてみましょうか。

(星和書店「神経言語的プログラミング『リフレーミング』心理的枠組の変換をもたらすもの」p.10-13より)


リフレーミング―心理的枠組の変換をもたらすもの
リチャード バンドラー
ジョン・グリンダー
星和書店
1988-04-08



Reframing: Neuro-Linguistic Programming and the Transformation of Meaning
John Grinder
Richard Bandler
Real People Press
1981-06-01



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意識内容のリフレーミング(Content Reframing)4

もっと一般的なアプローチをしてみましょう。皆さんが変えたいと思っている行動を、一つ決めてください。声に出さなくて結構ですから、自分がいやだと思っている行動を一つ選んでください。

さて、その行動を起こす部分(partに直接あたるかわりに、自分のなかに、同じ行動であっても、それが望ましい(wantと思われる状況を考えつく部分(partがあるかどうか、を尋ねてみてください。

次に、自分のなかのその行動をさせる部分(partに、「その状況でだけ(only)主導権を発揮して、その行動を見事に、そして一致して取り行なうことに同意するか」と尋ねてください。

これも状況のリフレーミングのバリエーションの一つです。リフレーミング・モデルは、すべてなんらかの意識内容のリフレーミングに基づいています。頑固さの例では、行動の意味はそのままにしておいて、新しい状況(contextにおいたのでした。

じゅうたんの足跡と婦人の例では、何を変えましたか?状況はそのままにしておいて、その中の行動の意味(meaningを変えたのです。行動の意味(meaning以外はそのままにしておかれました。

別な例を挙げてみましょう。自分の中に貪欲な部分(partがあって、それをいけないことだと思っている人がいる、とします。一つの方法は、貪欲であることが大切になるような状況(contextを思いつかせることです。核戦争の後であるとか、何か新しいことを学ぶためとか。行動の意義が変わるような状況(contextは必ず考えられるはずです。

もう一つの方法は、その人がどんな行動を「貪欲である」と考えているのかを見つけ出して、それに新しい意味(meaningをもった新しい名前をつけることです。「貪欲」は否定的な意味合いを含んでいますが、同じ行動を「自分に必要なものを手に入れること」とでもいうように、肯定的な意味合いをもった言い表わし方をすれば、行動の意味(meaningが変わります。

人々











ヴァージニア・サティアの〈パーツ・パーティ(parts party)〉とは、まさにこれを何回も繰り返していろいろな形で行なうものです。自分の中に不正で意地の悪い部分(partがあれば、それに「創造的建設的能力」とか何とか、別な名前をつけるのです。肯定的な意味合いをもっていれば、どんな名前でもかまいません。つまるところは、「あなたの中の部分(part)はどれも大切な、良いことをする部分(part)です。いろいろな部分(part)が協力して作業するようにまとめて、その目指すところをより明確にしてやれば、もっと良い機能を発揮しますよ」ということなのです。

頑固な娘の例では、父親の経験のなかで、「頑固さ」が、彼に対する反抗から彼の気分を良くすることに変わりました。理由は、この行動は娘が生きていくうえで必要なことだ、と父親が了解したからです。それが彼の内的反応を変えました。

もう一つの例の婦人は、じゅうたんについた足跡を見ると、それは、自分が悪い主婦で家事をきちんとしていないという非難だ、と考えました。その足跡の意味を、「大切な人達がそばにいるしるしですよ」というふうに変えれば、経験が変わります、この経験の変化こそがすべてのリフレーミング・モデルの肝要なところ、リフレーミングの目指すところなのです

(星和書店「神経言語的プログラミング『リフレーミング』心理的枠組の変換をもたらすもの」p.8-10より)


リフレーミング―心理的枠組の変換をもたらすもの
リチャード バンドラー
ジョン・グリンダー
星和書店
1988-04-08




Reframing: Neuro-Linguistic Programming and the Transformation of Meaning
John Grinder
Richard Bandler
Real People Press
1981-06-01




NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
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意識内容のリフレーミング(Content Reframing)3

意識内容のリフレーミング(content reframing)には、二種類あります。私は今、両方の例を挙げましたが、その違いがおわかりですか。二つの例の本質的な違いに気づかれましたか。

男性:一方は、状況の変換(changed the contextで、一方は、意味の変換(changed the meaningです。

講師:その通りです。後の例でヴァージニアは状況を変換しましたね。頑固であるというのは、家族という状況の中では悪いことと判断されますが、銀行業や、失礼な振る舞いをする男とのデートという状況では、良いことになるわけです。
ビル:つまり、父親が娘の行動を評価するための状況を、変換するのですね。
講師:その通りです。父親は、娘が父親に対して頑固であることを反抗とみなすのをやめて、父親の業績だと思うようになるでしょう。彼が娘に、悪い男から身を守るように教えたのだ、というふうにです。
ビル:つまり、想像の中で状況を切り換えて、別な反応を引き出し、その反応を、現実の状況に置き換えるのですね。実際には起きていないことに反応させるわけですね。
講師:ええ、彼はすでに「実際に起きていないこと」 "what is not going on." に反応しています。もっと別の(different実際には起きていないことに反応させるわけです。クライエントの行動のうちで最もわかりにくいのは、その行動を引き起こしている状況が主として内的なもので、こちらはまだそれを知りえないでいる場合です。夫が妻に「愛しているよ」と言うと、妻が「このろくでなし」と答えるとすれば、それは、彼女が独特な内的状況に動かされていることの現われでしょう。探ってみると、以前この言葉を彼女に言った男は、それきり背を向けて出て行って帰ってこなかった、ということがわかるでしょう。クライエントとの間に意志の疎通したラポールを保ちたいのであれば、その人の行動が奇妙でおかしく思えるというのは、その行動を引き起こしている状況があなたに理解できていないのだ、と考えてください。

会話










こちらから新しい状況を押しつけずに、クライエント自身の内部から見つけ出すこともできます。クライエントが「Xをやめたいのです」と言ったら、「その行動が適切で役に立つ場合もありますか?」と聞くのです。「そういう時もありますが、ひどい結果に終わってしまうこともあるのです」という答えであれば、その行動の所属がわかります。そこで行動の状況づけを行ない、Xが失敗であった状況には、別の行動を代わりにおけばよいのです。

クライエントが、「それがふさわしい場合は全くありません」と言ったら、特定の代表システム(representational systemの指示を与えて、ぴったりくる状況を探す手助けをします。「その行動をしているところを思い浮かべて、よく聞いてごらんなさい。−どこで起きたことですか?」。
「教会です。私は立ち上がって畜生!とわめき、人々が私を外へ引きずり出しました」。
「よろしい。教会で、大勢の人の中で立ち上がって畜生!とわめくのはよい結果にならないし、二度と起きてはいけない、とわかっているわけですね。同じ行動が役に立つ場所を探しましょう。教会でのご自分が見えますね。では、背景を、祭壇やベンチ、その他の教会の内部から、別のものに代えてごらんなさい。次々に別な背景を思い浮かべてみて、あなたが立ち上がって、畜生!と言ったとしても、あなたの全部の部分(partが、それが正しい反応だと同意するような背景、まわりの人もそれに賛成しているのがわかるような背景を見つけてください。そのような状況が見つかったら、立ち上がって、畜生!とわめかせた自分の内部の部分(partに向かって、その状況でしか力を発揮しないようにしてくれるかどうか、尋ねなさい」。

これは、視覚による誘導です。新しい状況を探すためには、代表システムという角度から、その人の内的な過程に合わせる必要があります。聴覚、ないし触運動覚による方が向いている人もあるでしょう。

(星和書店「神経言語的プログラミング『リフレーミング』心理的枠組の変換をもたらすもの」p.1-4より)


リフレーミング―心理的枠組の変換をもたらすもの
リチャード バンドラー
ジョン・グリンダー
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Reframing: Neuro-Linguistic Programming and the Transformation of Meaning
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意識内容のリフレーミング(Content Reframing)2

意識内容のリフレーミング(content reframing)について学びたい方は、ぜひヴァージニア・サティア(Virginia Satir)を研究してください。彼女はその道の達人で、家族の中に新しい反応を定着させる手段の一つとして、これをよく用います。私が実際にみた一例を挙げましょう。(実は、その時あやうく吹き出して、セラピーをぶちこわすところでした。家族療法でそんなことになっては困りますから、私は咳き込むふりをしました。これはうまいごまかし方ですよ。笑い出しそうになったら、すぐ咳をすれば誰も気がつきません)。

ヴァージニア・サティア Virginia Satir
Virginia_Satir










ヴァージニアは、ある家族を治療中でした。父親は銀行家で、職業柄、堅苦しい人物でした。それも並たいていの堅物ではなかったようです。悪い人間ではなく、善意に満ちており、家族の面倒をよく見、自分でも気にしてセラピーを受けにくるくらいなのですが、基本的に気むずかし屋なのです。妻の方は、ヴァージニアの言葉によれば、典型的な「プラケーター」(placater)でした。ご存知でない方のために説明しますと、「プラケーター」というのは、何を言われても賛成したり謝ったりする人のことです。「いいお天気ですね!」と言うと「そうですね、すみません!」と答える、といった具合です。

面白いことには、娘は両親の性格を混ぜ合わせてもっていました。彼女は、悪いのは父親で、母親はすてきな人だと思っていて、いつも母親の味方をするのですが、自分では、父親とそっくりの振る舞いをする(actedです。

セッションで父親が繰り返し訴えたのは、母親が娘の育て方を誤ったので娘が頑固になった、ということでした。何度目かの訴えの途中で、ヴァージニアはそれをさえぎり、父親を見つめてこう聞きました。
「あなたは人生の成功者ですね?」。
「そうです」。
「あなたの財産は、誰かにもらったものですか。お父様が銀行をもっていて、 『お前のものだよ』と言われたのですか」。
「とんでもない。私は自力で出世したんです」。
「じゃあ、あなたには、粘り強さがありますね?」。
「ええ」。
「それが、あなたを今の地位につけ、銀行家として成功させた部分(partというわけですね。それから、時には他人の要求に対して、聞き入れたいとは思っても、後でよくない結果になるとわかっているから拒まざるをえないことがありますね?」。
「ええ、ありますよ」。
「それは、大事なところで、あなたを守ってくれる頑固な部分(partというわけですね」。
「まあそうです。野放しにするわけにはいきませんからな」。
「さて、振り返って、お嬢さんをよく見てください。そして、お嬢さんに、自分を頑固に主張することを教えたのはまさにあなた自身であり、頑固なこと、それは貴重な性質だということを認めてください。それは、どこにも売っていないあなたからの贈り物で、それによって生命を救われることだってあるかもしれません。お嬢さんがよくない下心のある男とデートしたとすれば、この性質がどんなに大切なものになることでしょう」。

皆さんはこの話を聞いていて、あるパターンに気がつかれたでしょうか。どんな経験もどんな行動も、ある状況、あるフレームの中では適切なものとなるのです

(星和書店「神経言語的プログラミング『リフレーミング』心理的枠組の変換をもたらすもの」p.4-6より)


リフレーミング―心理的枠組の変換をもたらすもの
リチャード バンドラー
ジョン・グリンダー
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Reframing: Neuro-Linguistic Programming and the Transformation of Meaning
John Grinder
Richare Bandler
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意識内容のリフレーミング(Content Reframing)1

〈意識内容のリフレーミング(content reframing)〉というのがセラピーではよく用いられます。この名前は、意識内容(content)を明確に知らないとリフレームできないところからきています。意識内容のリフレーミングには二種類ありますが、両方の例を挙げましょう。

かつてレスリー・キャメロン=バンドラー(Leslie Cameron-Bandler)がワークショップで担当した婦人のケースを紹介しましょう。彼女は強迫行為に悩まされていました。電球のほこりを払うほどの潔癖症なのです。家族は、母親であるこの婦人とだいたいのところうまく折りあっていましたが、じゅうたんの件では困っていました。この婦人は、誰にもじゅうたんの上を歩かせないようにと懸命でした。足跡がつくというのです。泥よごれなどではなく、じゅうたんがただへこむだけなのですがね。

レスリー・キャメロン=バンドラー Leslie Cameron-Bandler
レスリー・キャメロン=バンドラー







私が子どもの頃、親類にこんな人達がいました。彼らはじゅうたんを買うと、その上にプラスチック製の通り道を敷いてその上しか歩かせないようにする、といった具合でした。ピアノを買えば、鍵盤を拭くのがいやだから誰も弾けないように鍵をかけておくような人達です。この人達は、写真の中で生きていればよかったのです。家の中に立って、写真をとり、死んでからは、家のあるべき場所に写真を掛けておけば、ずっと楽だったでしょう。

さて、件の婦人がじゅうたんに足跡がついているのを見つけた時の反応は、それを消すための本能的な反射運動ともいえるものでした。つまり、掃除機をとりに飛んでいって、じゅうたんを掃除するのです。彼女は専業主婦だから、1日に3〜7回もじゅうたんを掃除していました。そして、家族に、裏口からはいることや、靴を脱いでそっと歩くことを守らせようと必死になり、そうしてくれないと小言を言うのです。

皆さんは、足に体重をかけずに歩いてみたことがありますか?私の知る限りでは、そんなことができたのは、昔のテレビ番組「カンフー」の中で、薄紙を広げた上を足跡を残さずに歩いてみせた俳優だけですよ。そういう人だけが、この婦人と結婚して同じ家に暮らせるわけです。

ところで、この家族には非行少年や麻薬常用者がいたわけではありません。三人の子どもは、セラピストであるレスリーの応援をしてくれたくらいです。この婦人は、自分の家でなければうまくいくらしいのです。食事に行ったり、休暇で出かけたりすれば何の問題もないのですが、家にいると、彼女は皆からガミガミ屋といわれるようにやるのです。彼女はいろいろなことについてガミガミ言いましたが、主な原因はじゅうたんでした。

レスリーは、婦人にこう言いました。「目を閉じてじゅうたんを思い浮かべなさい。どこにも、1つの足跡もついていなくて、清潔でふっくらとしたじゅうたんを・・・」。婦人は目を閉じて、このうえなく幸せそうに、極楽にいるようにうっとりと微笑みました。次にレスリーが、「そのきれいなじゅうたんが意味しているのは、こういうことです。あなたが全くひとりきりで、愛する大切な人達は誰もまわりにいない、ということなんですよ」と言うと、婦人の表情はがらりと変わって、みじめな気分になったのです。そこでレスリーは「今度はじゅうたんに足跡をいくつかつけてみて、それは、あなたにとって何よりも大切な人達がそばにいるしるしだと思ってごらんなさい」と言うと、婦人の気分はまた良くなりました。

このような介入を、〈感情の交換(trade feelings)〉とも、〈方針の転換(a change of strategy)〉とも、〈アンカリング(
anchoring)〉とも呼ぶことができますが、リフレーミング(reframingというふうに考えると、都合が良いでしょう。この種のリフレーミングにおいては、外界からの刺激自体は変わらないけれども、その意味するところ(meaning)が変わるのです。問題行動の原因をなす刺激が、それ自体は悪いものではなく、実際に変える必要がない場合には、いつもこのリフレーミングを用いることができます。

この婦人の場合、別な解決法があるとすれば、矛先を家族に向けて、体重を軽くして足跡を残さないようにさせることぐらいでしょう。婦人の母親は、そうしようとしたのですが、むろんうまくいきませんでした。

人が何かの感覚体験を不快だという場合、実際には、その感覚が引き起こす反応(responseを不快がっているのです。反応を変える一つの方法は、感覚体験そのものが反応の原因ではないのだ、と理解することです。経験の(内的な)意味(meansを変えれば、反応も変わります。

潔癖症の婦人については、どういう時に気が済まなくなるかについて、ある内部作戦があるのがわかっていました。休暇のときや、レストランでは何ともないのですからね。私の推定によれば、彼女の反応は場所の所有と関連しているので、よその家(else's house)であれば汚くても気にならないのです。自宅は彼女の領域(her territory)であって、その範囲でだけ気が済まなくなるのです。あるいは、車庫や裏庭は領域にはいっていないかも知れません。家中きれいにしておくけれど、子ども部屋は家の一部と考えないことにして、汚くても平気だという人もいます。

こういう人達は、否定的な動機づけという内部作戦を働かせています。台所にはいってみて、よごれた食器がたくさんあるとゾッとして、その気分を追い払うには全部洗うしかないのです。洗い終えると、眺め渡して満足の声を上げます。しかし、清潔なホテルの部屋に入っても、別に満足の声は上げません。その理由は、自分のものではないからです。これを見ても、ある種の判断の方針があることがわかります。

婦人の家族を手助けする一つの方法は、彼女の内部作戦を変えることでしょう。この内部作戦は彼女自身にも困る点があるのですから。しかし、当面の問題を解決してセラピーの上で一定の前進をみるためには、ただ一つ、じゅうたんに関して肯定的な感触をもたせるだけでよいのです。この変換は全体的なものではありませんが、あなた方でもやれることです。ビジネス界に関係ある人は特にそうです。セールスの本質とは、意識内容のリフレーミングそのものなのですから。

〈再定義(redefining)〉とか〈呼びかえ(relabeling)〉とか呼ぶ人もありますが、呼び方はともかく、皆さんが実際に行なうのは、一定の感覚経験に新しい反応を結びつけることです。意識内容はそのままにしておいて、別な意味、本人がすでに考えているのと同じ種類の別な意味をつけ加えるのです。潔癖症の婦人は、じゅうたんの足跡という感覚経験を気分が悪くなるほど重要なこととして判断しているわけですが、同じ足跡を、気分が良くなるほど大切なことだと考えさせれば反応が変わるはずです。

変化を起こすには、リフレームする際、一致したノンバーバルな表現をして、それを裏づけることが絶対に欠かせません。つまり、まじめな表情と声の調子をもって、行なってほしいのです。

(星和書店「神経言語的プログラミング『リフレーミング』心理的枠組の変換をもたらすもの」p.1-4より)


リフレーミング―心理的枠組の変換をもたらすもの
リチャード バンドラー
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Reframing: Neuro-Linguistic Programming and the Transformation of Meaning
John Grinder

Richard Bandler
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リフレーミングの意味

【一般的な意味】

「リフレーミング」(reframing)とは、一般的に次のような意味があります。

●再枠組み。
●組み立てなおすこと。
●(絵画などを)新しい額縁に入れること。再額装すること。
●(組織などを)再構成すること。編成しなおすこと。
●(問題などを)別の視点から見なおすこと。
●見方や考え方、解釈を変えること。
●状況などを捉え直すこと。

万華鏡









【NLPの用語としてのリフレーミング】

ある物事について、今までとは別の視点で見たり、その物事の意味を変えたりするために、認識のフレーム(認識の枠組み)を言語レベルで操作することをNLPでは「リフレーミング」と呼んでいます。



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ワーキングメモリの容量

ワーキングメモリには容量に限界があると考えられています。

人間が一時的に覚えていられる情報の量(短期記憶の容量)には限界があるという考えを具体的に示したものとして、アメリカの心理学者ジョージ・ミラーが1956年にサイコロジカルレビュー誌で発表した論文 The Magical number seven, plus or minus two: some limits on our capacity for processing information 「マジカルナンバー7プラスマイナス2: 人間の情報処理の容量」が有名です。この論文によると、人間が数字や単語を記憶する場合、一度に記憶できる量は「7プラスマイナス2」個の範囲に収まるとされています。


ジョージ・ミラー  George Armitage Miller
ジョージ・ミラー










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記事更新日:2020/06/13

イメージどおりに動くということ

ダンス











自分のイメージどおりの動きができるようになるためには、理想のボディイメージを意識することに加えて、自分で思っている自分の姿と人から見える自分の姿を、すり合わせることが必要になります。

アスリートや女優といった職業の人たちは、一流になるほどイメージ通りの動きを体で表現できています。イチロー選手も「自分の頭で動きを意識できることが大切」「ズレを自分でしっかりと感じて自分で修正できる能力が必要」と語り、つねに感覚と実際の動きを一致させるように注意を払っているそうです。

しかし、そこまで実行できている人はなかなかいません。私のレッスンに通ってくる、姿勢や動作を教えるプロである理学療法士の人たちでさえ、実際に自分自身の姿勢や動きがちゃんとできている人は少ないのです。

感覚と動きのずれを修正するには、人に見てもらい、フィードバックを受け、自分のイメージと実際の自分の動きや姿勢との違いを違いを知り、そのうえで動きを調整していくことが大切です。それにより次第に理想に近づいていくのです。
(武田淳也著「カラダ取説」p.34-35より引用)


ゴルフ












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呼吸を意識的に行うということ

呼吸は、古来から武道や瞑想などに取り入れられています。先人たちは身体の機能を効果的に働かせたり心身をマネジメントしたりするために「呼吸を意識的に行う」ということを大切にしてきました。実際に呼吸をどのように行うかによって自分自身のステートも変化します。

生理学的に見ると、呼吸というのは通常、自律神経の働きによって無意識に行っているものですが、それを意識的に行うことも可能です。息を吸うときは交換神経が刺激されて気持ちが高まり、反対に、息を吐くときは副交感神経が刺激されてリラックスします。息をゆっくりと吸うことと、吸う時間よりも吐く時間の方を長くすることで、副交感神経が刺激されて、心身がリラックスしていきます。このプロセスによって、ステートが変化し、ハイパフォーマンスを発揮することができるうようになります。

私たしは意識的な呼吸によって自分が望むステートを作り出すことができます。

瞑想












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卓越性の連鎖(The Chain of Excellence)

ニューコードNLPでは、ハイパフォーマンスステートを作り出すために利用するレバレッジ・ポイント(てこの点)を、卓越性の連鎖(The Chain of Excellence)と呼んでいます。

《卓越性の連鎖:4つのレバレッジポイント》

  ●呼吸 Respiration
    ↓
    ↓ 呼吸パターンの調節
    ↓
  ●生理機能 Physicology
    ↓
    ↓ 生理機能の操作
    ↓
  ●ステート State
    ↓
    ↓ ステートの選択
    ↓
  ●パフォーマンス Performance


ニューコードNLPの「卓越性の連鎖」モデルは、論理レベル(Logical level)ではなくオペレーション(Operation)です。従って、信念や能力といったコンテンツを扱う他のNLPとはエクササイズの方向性や内容が異なります。

卓越性の連鎖の解説はこちらに記載しています


テニス











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ハイパフォーマンスステートを作り出す方法

ジョン・グリンダー博士は、自分が望むステートを自由に選択することができ、かつ、ハイパフォーマンスステートを作り出す方法として、次の2点を挙げています。

1.卓越性の連鎖を活用する
   Chain of Excellence

2.ノーナッシングステートをアンカーリングする
   Know-nothing State


最適なステートというのは意識が外に向けて開いている状態です。ここに挙げた卓越性の連鎖とノーナッシングステートはニューコードNLPのもっとも重要なコンセプトです。

Grinder













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ハイパフォーマンスステートを作り出す方法

ジョン・グリンダー博士は、自分の中にハイパフォーマンスステート(high performance state)を作り出す方法として、ステートマネジメント(state manegement)、すなわち、ステートを管理するためのシンプルなモデルをいくつか開発しました。

ここで注意しなければならないことは、自分が望むステートを得るための方法として、ステートコントロール(state control)という言葉を使うと、自分の内部にあるパーツ同士が対立を起こし、結果として、やる気がなくなったり、体調を崩したり、さらには病気になったりする可能性があるということです。その理由は、ステートの大半は無意識の領域が関与していて、実際にはコントロールすることができないからです。

そこでグリンダー博士は、ステートチョイス(state choice)という言葉を使うことを推奨しています。ステートチョイスというのは、その場その場によって自分が望むステートを自由に選択するということを意味します。

Grinder














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サンクチュアリのエクササイズに関する補足

NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士は、2011年4月29日に東京で開催されたニューコードNLPトレーナーズトレーニングコースにおける質疑応答の中で、サンクチュアリーのエクササイズに関して、下記のようなコメントをしています。

受講生からの質問:
サンクチュアリのエクササイズで、2.5mの距離を使う意図は何ですか?

グリンダー博士の回答:
サンクチュアリのエクササイズで、2.5mの距離を使う意図は、2.5mというのがサンクチュアリのエクササイズを成功させるために必要な距離であるということです。その理由は2つあります。ひとつは、エクスプローラーが、自分自身の肉体アンカー(ネガティブな肉体の反応)を発見できるほどよい距離が2.5mだということです。もうひとつは、サンクチュアリのエクササイズにおいてもっとも重要となるカリブレーションに関するものですが、エクスプローラー自身によるセルフ・カリブレーション(Self-Calibration)と、トレーナーがエクスプローラーに向けるトレーナー・カリブレーション(Trainer-Caribration)が十分に達成できるのが2.5mだということです。

Grinder














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サンクチュアリーと2種類のステート

サンクチュアリー(Sanctuary)は、1980年代にジョン・グリンダー博士によって開発されたモデルで、ニューコードNLPのもっとも実質的なパターンによって構成されています。

サンクチュアリーという言葉は、一般的に「聖域」や「神聖な場所」などと訳されますが、ニューコードNLPのモデルでは 'A safe place which nothing can touch you' 「誰もあなたに触れることができない(自分自身を保護するための)完全に安全な場所」を意味します。

サンクチュアリーのパターンは、エクスプローラー(エクササイズを行う者)が、望まないステートXの、一番早くに起きるトリガーポイント(反応を引き起こす瞬間)に気づき、そのトリガーポイントと、エクスプローラーによって設計され、構築されたサンクチュアリーステートをつなぐことを目的としていまます。

サンクチュアリーのパターンの成果は、エクスプローラーが、望まないステートXにどっぷり漬かってしまっていることに気づいた状況を経験したときに、自分で自動的にサンクチュアリーステートにアクセスできるようになることです。

サンクチュアリーは、次の2つのステートに対応します:

a)あまりにも早くエクスプローラーを呑みこんでしまう、そのステートに入る速さが原因で、そのステートにはまってしまうステート。カッ!となるような激しい怒り(rage)や、ビクッ!とするような恐怖や心配(fear)はこういった速い動きのステートの例です。

b)あまりにもゆっくりとエクスプローラーに忍び寄るために、その中にすっかり取り込まれてしまい、また抜け出せなくなってしまうまで、エクスプローラーが探知しないステート。気分の落ち込みや鬱(depression)は非常に強力な資源に欠いたステートへと積み重なって変化してしまう、遅いステートの型の一例です。

サンクチュアリーのエクササイズを行うことによって、過去のトラウマを思い出したり、ストレスがかかる状況に置かれたときに、自分自身で完全なる安心感と無限のリソースに満ちたサンクチュアリーのステートを選択し、それを維持することができるようになります。

イメージ










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ステートの中断:Break state

NLPでは、ある継続している状態を解除することをブレークステート(break state)と呼んでいます。これによって自分が望まないパターンを即座に解除することができます。

《一般的なブレークステートの例》

■気分転換のためのブレークステート
 ・コーヒーを飲む
 ・タバコを吸う
 ・部屋の外に出る
 ・散歩をする

■単調な生活のためのブレークステート
 ・ドライブに行く
 ・旅行をする

■組織内のブレークステート
 ・レクリエーション
 ・忘年会
 ・社員旅行


《NLPのエクササイズで使うブレークステートの例》

■自分で行なうブレークステート
 ・全身を揺する
 ・ジャンプをする
 ・ストレッチをする
 ・深呼吸をする

■他者のブレークステートを支援する
 ・全身を揺するように指示する
 ・思考を中断するような質問を行なう


コーヒー












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アンカーリングについて

アンカー







アンカーリングは、ファシリテーターがクライアントの特別な状態を判定し、マーキングを行うことによるオペレーショナル・スキルの明確な一式です。該当の状態への再アクセスは、アンカーを起動することによって達成されます。アンカーのセッティングには、以下のような2つの最も重要な変数が関与しています:

●アンカーのタイミング
●アンカーリングされる状態の純粋性


アンカーリングは、基本的なカリブレーション能力を前提にしています。そして特に、どんな特別な状態のアンカーリングに関しても、正確なポイント(時点)でアンカーを確立するためには、それが該当する状態が、いつ、クライアントの身体的特徴に十分に表現されているかを検出するために、ファシリテーターは、知覚の鋭敏性を備えていることが必要となります。

ファシリテーターは、該当の状態が表現された時の経験について、クライアントからの意識的な報告を待つわけにはいきません。これは、該当の状態が、身体的特徴に十分に表現されていることと、クライアントが十分に表現されていることを意識的に認識することとの間に、時間のずれが生じることが避けられないからです。従って、アンカーリングに関する卓越したスキルは、すべてのNLPトレーナーが開発して身につけるべきものであり、切っても切り話せない、本質的に規律を必要とする活動です。

アンカーリングというNLPのテクノロジーの一部を習熟することによって、ファシリテーターは、クライアントが示している状態が、何を意味しているかについて、“理解”する必要性がないまま、クライアントが示す興味深い状態を、後で活用する目的で取っておくことができるようになります。また、タイミングが適切に取れたアンカーによって、ファシリテーターは、将来、有用な時に、この状態を再起動することができます。練習を積むことにより、卓越したファシリテーターは、自然のアンカー(典型的にはアイコン的な性質の、非常に特殊な種類のアンカー)が、人工的なアンカーよりも効果的であることを発見することでしょう。さらに、トレーナーは、その存在だけで、クライアントにとって卓越性のためのアンカーになるという認識に向かって一歩踏み出すことも、独立したアンカーリングです。(ジョン・グリンダー)

Anchoring is a specific set of operational skills by which a facilitator identifies and marks a special state in the client. The re-accessing of the state is achieved through the triggering of the anchor. The setting of the anchor involves two essential variables:

●the timing of the anchor
●the purity of the state being anchored


Anchoring presupposes a fundamental competency in calibration and particular, the anchoring of any particular state will require that the facilitator has adequate sensory acuity to detect when the state isn fully expressed in the client physiologically in order to set the anchor at that precise point.

The facilitator cannot wait for a conscious report from the client as to their experience of when the state is most expressed as there is an unavoidable lag time between the full physiological expression of the state and the awareness consciously by the client that it is fully expressed. Thus, excellent skill at anchoring is an inherently honest activity to be developed by all NLP trainres.

The mastery of this portion of the technology − anchoring − allows the  facilitator to capture for later use, any state of interest displayed by the client WITHOUT any necessity for “understanding” what the state the client is displaying means. Yet, a well-timed anchor allows the facilitator to re-trigger such state when useful in the future. With extended practice, the excellent  facilitator will discover that natural anchor (a very special class of anchors − typically iconic in nature) are more effective than artifical ones and further, discrete anchoring is a step toward recognition that the  facilitator is an anchor for excellence for the client by his or her presence.(John Grinder)

John&Carmen















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アンカーという言葉について

【一般的な意味】

アンカー(anchor)とは、一般的には、「船の錨(いかり)」「固定させるもの」「支えとなるもの」などを意味します。また、心理学の用語では、「頼みの綱」「心のよりどころ」「心の支えとなるもの」などを意味します。

アンカー









【NLPの用語としてのアンカー】

NLPでは、私たちの内部にある「特定の内的反応を引き起こすトリガー」となるある一定の外的刺激または内的刺激をアンカー(anchor)と呼んでいます。また、ある一定の外的刺激や内的刺激が、ある特定の内的反応を引き起こすプロセスをアンカーリング(anchoring)と呼んでいます。

海












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三重描写

クラシックコードとニューコードの違いの1つは、適切に構成されフレーム化された場合に、無意識の処理の能力と知恵を積極的に利用することです。私たちは、三重記述の適用とその結果に関して、無意識の機能の特性を正確に利用します。ニューコードのフォーマットの中で、三重記述は、その適用において、無意識の処理に頼ることへのシフトと、知覚フィルターをシフトするための明示的なフォーマットを形成する方法の1つです。三重記述は、基本的に認識論的フォーマットです。

 

三重記述は、もともとベイトソンの二重記述(例えば235ページの「精神生態学へのステップ」や「精神と自然」を参照)−ある特定の現象を複数の知覚ポジションから知覚することの必然性と付随する知恵に関する声明−の概念に触発されました。ベイトソンは、二重記述を達成するためのこの動きは、神経組織の最も基本的なレベル−例えば、私たち全員がその影響下にある無意識のサッカード眼球運動は、実際に、私たちは常に変化している2つの視点から見ているものを知覚していることを保証しています−から、さらに高いレベルの組織(現代の西欧と北米の政治システム内のチェックとバランスのシステム)にまで発生していると指摘しました。

 

三重記述にはまた、世界についての多重記述を(これらの記述のうちのどれが現実を表しているかという問題を解決するいかなる動きもなく)集める人物としてのカスタネダの戦士の定義も寄与しています。このようなポジションは、第1章で述べた認識論と完全に一致しています。問題は

 

 何が現実なのか?

 

ではなく、むしろ

 

 私たちを取り巻くものをどれだけ多くの方法で認識することが出来るか?

 

です。

 

三重記述自体は、3つの異なる価値の高い知覚ポジションに入ることのできる能力です。すなわち、


1)第1ポジション:その人自身の知覚ポジション。つまり、その人は自分自身の目を通して見て、自分自身の耳を通して聞き、自分自身の体と接触しています。その人は完全にそこに存在しています。

2)第2ポジション:対象のコンテキストに関与している他の人(人々)の知覚ポジション。他の人の目(及び他の人の知覚ポジション)を通してコンテキスト(そのコンテキストにおける役者としての貴方自身を含む)を見て、他の人の耳を通してコンテキストを聞き、対象のコンテキストで他の人が体感覚的に経験していることを感じます。


3)第3ポジション:この特権的な外側の知覚ポジションから、役者の一人としての貴方自身の表現を含む対象のコンテキストで起こっていることをはっきりと明確に見て聞くことができる知覚ポジション。この特権的なポジションは、メタポジション、ディレクタ−またはオブザーバーポジションなどと呼ばれることもあります。以下の例の後の第3ポジションについての拡張説明を参照ください。
(ジョン・グリンダー&カルメン・ボスティック・サンクレア共著「風の中のささやき」p.248-250より)

 

TripleDescription

One of the differences between the classic code and the new code is the aggressive exploitation of the power and wisdom of unconscious processing−when properly organized and framed. We exploit precisely this property of unconscious functioning with respect to the application of Triple Description
and its consequences. Among the formats of the new code, Triple Description, in its application, is one of the ways in which a shift to reliance on unconscious processing and an explicit format for shifting perceptual filters takes form. Triple Description is fundamentally an epistemological format.

Triple Description was originally inspired by Bateson's notion of double description (see Steps to an Ecology of Mind as well as Mind and Nature, e.g. page 235) − a statement about the inevitability and the attendant wisdom of perceiving any particular phenomenon frommore than one perceptual position. Bateson pointed out that this movement toward achieving a double description occurred from the most fundamental levels of neurological organization – for example, the unconscious saccadic eye movements that we are all subject to that guarantee that we are, in fact, perceiving what we see from two constantly shifting perspectives−to even higher levels of organization (the system of checks and balances within modern western European and North American political systems). 

Triple Description also owes much toCastaneda's definition of a warrior as a person who collects multiple descriptions of the world (without any movement to resolve the question of which of these descriptions represents reality). Such a position is fully congruent with the epistemology developed in Chapter 1. The question is NOT

What is real?

But, rather

How many ways can we appreciate what surrounds us?

Triple Description itself is the ability to enter into three distinct and highly valued perceptual positions: namely,

1) 1st position: the perceptual position of the person himself – that is, he is seeing through his own eyes, hearing through his own ears and in contact with his body. The person is fully present.

2) 2nd position: the perceptual position of the other person(s)

involved in the context under consideration, seeing the context (including youyourself as an actor in that context) through the eyes (and perceptual positionof the other person(s); hearing the context through the ears of the otherperson(s); and feeling what the other person(s) is experiencing kinestheticallyin the context under consideration. 
    

3) 3rd position: a perceptual position fromwhich you are able to see and hear clearly and cleanly that which is occurring in the context under consideration including a representation of yourself as one of the actors, from this privileged outside perceptual positions, director or observer position. See expanded expanation of 3rd position after the example below.

The example that follows is a story that enfolds from each of the three perceptual positions enumerated above. The narrative describes a specific situation involving a person (Angela) who planted a garden and the person (Geraldo) whowas hired to maintain that garden. The dialogue moves from 1st position (I - Angela), to 2nd position (he−Geraldo - other person involved in the context), and, finally into Angela's 3rd position (meta, observer, director or consultant position). Please note that in this specific example that after entering 2nd position and 3rd positions, Angela always re-enters 1st position (I - Angela). This repetitive re-entry into 1st after entering each of the other positions is highly effective and represents one of the sets of variations about how to operationalize Triple Description. The intention for offering the following detailed example is to provide the reader with an explicit application format for using triple description on an individual basis.
('Whispering in the Wind' p.248-250)

John&Carmen

















Whispering in the Wind
by Carmen Bostic St. Clair & John Grinder

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多重知覚ポジション

次に、ニューコードで明示的な形式(form)を示す2番目のパターンに注目します。このパターンは多重知覚ポジションと呼ばれます。ニューコードの創造の中で、多重知覚ポジションを占める能力を与えるパターン化(フォーマット)が示されています。この能力が、認識論的に何を表すのか、そしてそれがどのように選択におけるレバレッジポイントを提供するのかについて理解することが重要です。


風の中のささやきの冒頭や、この本のいたるところで展開されている認識論において、私たちは、私たちが通常世界と呼んでいるものは、根本的に変形された表出のセット(FA)であると指摘してきました。それへのアクセスを得る前に、受容体からの情報の流れは、人間の神経系を定義する神経学的変形によって変更されています。私たちは、コージフスキーは保守的過ぎるという挑発的な発言をすることでこの点を捉えました。地図は領土でないだけでなく、彼の言う領土でさえ領土ではありません。私たちは、ファーストアクセスの後で、本質的に言語的(又は言語マッピングの派生)である2番目の変形セットを通常適用するということを主張し続けました。


私たちは今、一人ひとりに個人として固有で特有である自分の経験における更なるフィルタリングまたは変形を認識することを求めています。ここでは、私たちは、個人の歴史(personal history)と呼ばれるものの累積的影響について指摘しています。


それでは、この文脈で、個人の歴史という用語をどのように理解すればよいでしょうか。明らかなことは、全ての自然言語がFAに適用できる変形の豊富なセットを提供しているということです。しかし、私たちが母国語の基礎を習得する時点では、これらの事実を理解していません。実際に起こっていることは、この時点で私たちの生活の中で主要な影響力のある人物−通常は親と原家族のメンバー−の言語能力(またはその欠如)を直感的にモデリングしているということです。これは、母国語によって提供される変形の完全なセットのうち、無意識のうちに小さなサブセット−より具体的には、それらのモデルのサブセット−を採用していることと同じです。このことは、私たちが(多大な個人的な訓練とサポートツールなしには)母国語が提供する選択肢の完全な配列を習得することはめったにないことを意味しています。この状況は、私たち一人ひとりが無意識的に主要なリプレゼンテーショナルシステムを発達させる結果となる無意識モデリングに類似しています。


この言語能力の初期の無意識モデリングは、メタモデルが選択肢を作成するためにどのように機能するかについても説明しています。なぜなら、これは、個人、クライアント、またはユーザーの言語能力のセットに挑戦して拡張するための明示的な方法であるためです。私たちの言語的変形の個人的で限定されたサブセットを、長年にわたって無意識に体系的に自分の経験(FA)に適用することの累積的影響は、私たちがメンタルマップ、または世界についてのモデルと呼んでいるものです。次に、フィードフォーワードのプロセスを経て、これらのメンタルマップは、自分の経験に対する追加のフィルターのセットになります。したがって、私たちの個人的な歴史は、たまたま発展させた言語能力のセットを使用して生涯にわたって行ってきた一般化であるメンタルマップによって、最もよく表現されています。

 

NLPの多くの生徒は、特にパターン化を効果的に使用するための最初の熱意において、認識論的に奇妙な(そして不可能な)目標に飛びつきます。彼らが達成しようと取り掛かるタスクは、自分自身から全ての知覚フィルターをなくすことであり、彼らはしばしば、それによって歪曲のない世界を認識できるようになるだろうと言います。そのような甘い考えのプロジェクトは、確実に矛盾しています。私たちの種(人間)のメンバーであることの意味の重要な部分はf1 変形として識別したフィルターのセットによって正確に定義されています。実際に自分自身からそのようなフィルター取り去ることが何を意味するのかを知ることは困難です。


私たちの周りの世界の全てのフィルタリングから解放されることは不可能ですが、特定のf2変形の結果である歪曲を操作することは可能です。すなわち、私たちが子供として(マッピング機能として使用可能な言語パターンの配列から)通常は原家族の限定的なサブセットを選択したという点にもう一度注意を向けます。その無意識の選択の生涯にわたる累積的影響は、私たちのメンタルマップを発達させます。f2変形に注意を向けると、理路整然とした可能性が現れます。すなわち、意図的にシフトする優れたフィルターとなるよう自分自身を訓練することができるのです。実際、純粋に別の知覚ポジションに入ることは、知覚フィルターをシフトすることと同義です。

個人が知覚フィルターをシフトする技術を習得するために意図的に訓練するとき、その人は選択肢の世界を拡大します。以前は使用できなかった一連の選択肢を体系的に提供するプロセスが備わると、古い文脈で新しい行動を生み出す能力が自ずと現れます。世界についての複数の記述を作成すること、したがってより多くの選択肢を持つことの自然な結果は、与えられたいかなる文脈においても具体的にどのように行動するかについての柔軟性が高まることです。

より多くの選択肢を作成する最も単純な方法−柔軟性のレバレッジポイント−として、次のことを特定できます。

1. 注意をシフトさせること。より具体的には、注意を払う経験の世界の新しい部分を意図的に選択し、どのように具体的にそれらに注意を払うか。

2. いくつかの特定可能なグループの特性と知覚を採用すること。読者にこれを味わってもらう例として、よく熟成したチーズの塊が、次の観点からどう表出されるかを想像してみてください。

a.
ネズミ
b.

c.
飢えた学生
d.
乳糖不耐症患者
e.
マーケティング会社重役
f.
弁護士
g.
会計士

3. 三重記述によって特定された3つの特権的知覚ポジションの一つから別のポジションに、体系的に知覚ポジションをシフトすること。上記の2.は、一般化された第2ポジションに分類されることに注意してください。

4. 使用可能な言語能力を明示的に操作することにより、多重記述の技術を訓練して開発し展開すること。特に、読者が、記述、解釈、評価のプロセスによってもたらされた差異を使用することをお勧めします。私たちが(ポジションを)占めることを学ぶことが出来る潜在的に無限にある知覚ポジションのセットの中に、上記の3.としてリストされている三重記述と呼ばれる特権的なセットがあることに注意してください。

(ジョン・グリンダー&カルメン・ボスティック・サンクレア共著「風の中のささやき」p.246-248より)


MultiplePerceptual Positions

We turn our attention, then, to a second pattern that finds explicit form in the new code – the pattern called multiple perceptual positions. In the creation of the new code, the patterning (formats) that confers the ability to occupy multiple perceptual positions is made explicit. It is important to appreciate what this ability represents epistemologically and how it provides leverage points for choice.  

In the epistemology developed at the beginning of Whispering and in other places throughout the book, we have made the point that what we normally refer to as the world is a fundamentally transformed set of representations (FA). Prior to our gaining access to it, the data streaming in from our receptors has been modified by the neurological transforms that define the human nervous system. We captured this point by making the provocative statement that Korzybski was too conservative: not only is the map not territory, but his territory isn't even the territory. We went on to argue that after First Access, we typically apply a second set of transforms that are linguistic in nature (or derivative of linguistic mappings).

We are now asking you to recognize a further filtering or transformation of our experience, unique and specific to each of us as individuals – here we are pointing to the cumulative effects of what we call our personal history.

How, then, are we to understand the term personal history in this context? What is clear is that every natural language offers a rich set of transforms that can be applied to FA. However, at the point when we master the fundamentals of our native tongue, we have no appreciation of any of these facts. What in fact happens is that we intuitively model the linguistic competencies (or lackthereof) of the major influential figures in our life at this point−usually our parents and members of our family of origin. This is equivalent to saying that out of the full set of transforms offered by our native language, we unconsciously adopt a smaller subset – more specifically, those of our models. This implies that we rarely (without great personal discipline and supporting tools) come to a mastery of the full array of choices offered by our native tongue. The situation here is analogous to the unconscious modeling that results in each of us developing an unconsciously preferred representational system.

This early unconscious modeling of linguistic competencies also explains how the meta model functions to create choice - as it is an explicit method for challenging and expanding the set of linguistic competencies of the individual, client or user. The cumulative effect of unconsciously and systematically applying our personal limited subset of linguistic transforms to our experience (FA) over years is what we call our mental maps or models of the world. In turn through the process of feed-forward, these mental maps become an additional set of filters on our experience. Thus, our personal history is best represented by the mental maps that are the generalizations that we have made over our lifetime, using whatever set of linguistic competencies we happen to have developed.

Many students of NLP, especially in their initial enthusiasm for the effective use of the patterning, seize upon an epistemologically peculiar (and impossible) goal. The task they set about to accomplish is to free temselves from all perceptual filters, often stating that thereby they will appreciate the world without distortion. Such a naive project is surely incoherent. A significant part of what it means to be a member of our speciesis precisely defined by the set of filters that we identified as the f1 transforms. It is difficult to know what it might mean to actually free one's self of such filters.

Although, it is not possible to free one's self from all filtering of the world around us, it is possible to manipulate the distortions resulting from specific f2 transforms. We direct your attention once again towards our previous point, namely, that we as children selected (from the array of linquistic patterns available to us as mapping functions) a limited subset normally those of ourfamily of origin. The cumulative effects over a lifetime of that unconscious selection lead to the development of our mental maps. Focusing our attention on the f2 transforms, a coherent possibility presents itself; namely, that one can train oneself to be excellent at deliberately shifting filters – indeed, to genuinely enter into another perceptual position is synonymous with shifting perceptual filters.


When an individual deliberately trains himself to master the art of shifting perceptual filters, he expands his world of choice. Equipped with a process to systematically offer to himself an array of choices that were previously unavailable, the ability to generate new behaviors in old contexts manifests itself. A natural consequence of creating multiple descriptions of the world−hence more choice - is more flexibility about how specifically one may act in any given context.

Among the simplest methods to create more choice - a leverage point for flexibility - we can identify the following:

 

1. shifting attention – more specifically, deliberately selecting new portions of the world of experience to attend to as well as how specifically we attend to them.

2. adopting the characteristics and perceptions of some identifiable group. As an example to give the reader a taste of this, imagine what a well-aged hunk of cheese represents from the point of view of:

a. a mouse

b. a cow

c. a starving student

d. a lactose intolerant patient

e. a marketing executive

f. a lawyer

g. an accountant

・・・

3. systematically shifting perceptual position from one to another of the three privileged perceptual positions specified by Triple Description. We would like to note here that number 2 above could be classified as a generalized 2nd.


4. developing and deploying with discipline the art of multiple description through the explicit manipulation of the linguistic competencies available. In particular, we are suggesting that the reader use the differences proposed by the processes of description, interpretation and evaluation.

Note that within the potentially limitless set of perceptual positions we can learn to occupy, there is a privileged set that we call Triple Description, listed as number 3 above.
('Whispering in the Wind' p.246-248)

John&Carmen

















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知覚ポジションについて

【知覚ポジションについて】

1986年3月、カリフォルニア州サンフランシスコで、NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士とNLP共同開発者ジュディス・ディロージャ女史が共同で、「個人的な天才になるための必要条件」(Turtles All The Way Down: Prerequisites to Personal Genius, どんどん下に重なっていく無数の亀: 個人的な天才になるための必要条件)という5日間のセミナーを開催しました。そしてこのセミナーの全記録は、後に一冊の本となって出版されました。

Amazon:
Turtles All the Way Down: Prerequisites to Personal Genius
John Grinder
Judith DeLozier
Grinder, DeLozier and Associates
1995-09


Amazon:
ニューコードNLPの原点 個人的な天才になるための必要条件
著者:ジョン・グリンダー&ジュディス・ディロージャ
翻訳:北岡泰典
メディアート出版
2006-06-20




【知覚ポジションという名称について】

このセミナーの中で、「三重記述」(Triple Description)という言葉が使われています。この言葉はもともと、文化人類学と精神医学の研究者であるグレゴリー・ベイトソンが、「精神の生態学」(Step to an Ecology of Mind: Collected Essays in Anthropology, Psychiatry, Evolution, and Epistemology)という著書の中で記述している「特定の現象を二つ以上の知覚ポジションから経験することは賢明なことである」という言葉に基づいています。


知覚ポジション Perceptual Positions:
 例:第1ポジション、第2ポジショ、第3ポジション

三重(多重)記述 Triple(Multiple)Description:
 特定の現象を二つ以上の知覚ポジションで経験すること



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Amazon
精神の生態学
著者:グレゴリー ベイトソン
訳者:佐藤良明
新思索社
2000-02




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「結合体験と分離体験」のエクササイズ

結合体験(association)と分離体験(dissociation)のエクササイズ

−投影(projection)

−投影とサブモダリティ(projection and submodalities)

−三段階分離(3 step dissociation)


人間

結合体験と分離体験

私たちが普段、何かを経験したり思い出したりする際に用いる方法としては、以下の2種類があります。

(1)アソシエート(associate)=自分自身と「結合」して経験する
  ・自分の五感を使い、ありありと経験する。
  ・自分の目で見て、耳で聞き、肌で感じる。
  ・物事の当事者として、主観的に経験する。

(2)ディソシエート(dissociate)=自分自身から「分離」して経験する  
  ・自分を外側から他人のように眺める。
  ・自分から離れ、映画を見るように観察する。
  ・物事の傍観者として、客観的に経験する。

NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士は、「主観的な経験であるアソシエートより、客観的な経験であるディソシエートの方が、実際の経験を正確に把握できる」とコメントしています。


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