New Code NLP School

NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士とNLP共同開発者カルメン・ボスティック・サンクレア女史が監修するニューコードNLPスクールの公式ブログです。

ニューコードNLPスクールの公式ブログです。

ニューコードNLPスクール公式ウェブサイトはこちらです。
http://www.nlp-school.jp/

−NLPモデル解説

右脳と左脳のはたらき

●右脳のはたらき(Right Hemisphere)
 ・アナログ
 ・非言語の情報処理(図形や音楽など)
 ・感覚的、総合的
 ・時空間超越的
 ・左半身の感覚と運動

●左脳のはたらき(Left Hemisphere)
 ・デジタル
 ・言語の情報処理(文字や記号など)
 ・論理的、分析的
 ・時間的連鎖
 ・右半身の感覚と運動

脳









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脳分離理論(1+1=1)

1950年代〜1960年代、カリフォルニア技術研究所(the California Institute of Technology)の脳分離(Split-Brain)に関する研究は、脳の研究にまったく新しい領域を開拓しました。

アメリカの神経心理学者ロジャー・スペリー(Roger Sperry)の指導下で同研究所のグループは、脳梁と関連した交連の切断手術によって、てんかんの発作が抑制された患者についての研究を行いました。この手順は、そのあいだにあるコミュニケーション通路を切断することで、脳の右半球と左半球を切り離すことを目的としていました。

この研究の主な結果は、脳の各半球の専門化(a hemispheric specialization)を示唆しています。脳の各半球は異なる様式の情報を処理するようです。

思考し、情報を処理するために脳のさまざまな部分を活性化させるときに行う眼球動作によって、この脳機能の専門化は模擬的に実行されている可能性があります。

J.E.ボーゲン(J. E. Bogen)による下のリストは、平行的な「認知形態」を示しています。図は脳の2つの半球と、「利き手」としてもっとも明らかな左右の交差を表示しています。右利きの人は左半球支配が、左利きの人は右半球支配が特徴です。


脳分離理論












脳








NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
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脳分離理論(Split-Brain Theory)

「脳の情報交換」に関する大きな発見は、1950〜60年代、アメリカの神経心理学者ロジャー・スペリー(Roger Sperry)ロナルド・メイヤーズ(Ronald Meyers)によって始まりました。

彼らは、ネコの右脳と左脳をつなぐ神経接続(脳梁)を切断する実験を行い、右脳と左脳が独立して機能していることを発見しました。また、人間の場合、脳梁を切断することによって精神活動が損なわれることはないと判断し、重症のてんかん患者に対して、一方の脳だけにあるてんかんの原因がもう一方の脳に広がるのを防止する目的で、脳梁を切断する手術である
脳梁離断術(corpus callosotomy)を施すことを試みました。その結果、この手術は、てんかんを軽減する治療として成功をおさめました。このような、脳にある2つの大脳半球を接続している脳梁が切断された状態を、分離脳(Split-brain)と呼びます。

分離脳(Sprit-brain)となった患者は、その患者の左視野(つまり両目の視野の左半分)に画像を呈示された際、それが何の画像なのかを答えることができません。その理由は、多くの人々において、言語優位性半球は左半球なのですが、左視野にある画像は、脳の右半球のみに伝えられるためと考えられています。2つの大脳半球の連絡が切断されているために、患者は右半球が見ているものを答えることができません。しかし、患者は、左視野にある物体を左手でつかんだり認識したりすることはできます。これは、左半球が右大脳半球によってコントロールされているためです。

脳分離理論

















初期の分離脳の研究はロジャー・スペリーによって行われましたが、その後は、アメリカの心理学者
マイケル・ガッツァニーガ(Michael Gazzaniga)によって続けられました。マイケル・ガッツァニーガ
は、てんかんを治療する手術で脳を分割された患者を調べ、右脳と左脳では、「情報の変換」あるいは「情報の処理」のされ方に本質的な違いがあるということを発見しました。たとえば、左脳は、「論理性」すなわち言葉を発する際の言語的変換や分析的思考などを担当し、右脳は、「全体性、類推性」すなわち情動やイマジネーションを担当しているというものです

脳








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バーバル・パッケージの例文

コミュニケーションの間柄:
Aさん:NLPプラクティショナーコースの受講生
Bさん:NLPトレーナー

--------------------------------------


Aさん「私、混乱しています」

■フレーミング
Bさん「Aさんが混乱していることについて、いくつか質問してもよろしいでしょうか?」
Aさん「はい」

■特定質問(名詞の特定)
Bさん「具体的に何について混乱しているのですか?」
Aさん「いま習ったバーバル・パッケージについて混乱しています」
Bさん「具体的にバーバル・パッケージのどの部分について混乱しているのですか?」
Aさん「パラフレーズについてです」

■特定質問(動詞の特定)
Bさん「具体的にどのようにパラフレーズについて混乱しているのですか?」
Aさん「パラフレーズをしようとすると、バックトラッキングになってしまうのです」

■パラフレーズ
Bさん「わかりました。Aさんは、パラフレーズとバックトラッキングの違いを明らかにしたいのですね。それではこれから詳しく説明いたします」
Aさん「ありがとうございます」


Aさん「ありがとうございます」


ここに投稿内容に合った写真を添付する










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バーバル・パッケージの構成要素

バーバル・パッケージ(Verbal Package)は、3つの構成要素から成り立っています。

■フレーミング(Framing):枠組みを作る
 ・言語的に文脈を特定する(Frame)
 ・意図を表明する(Intention)

■特定質問(Specifier Questions):具体化させる
 ➀名詞を特定する(noun)…意識への志向性(What, Which) 
 動詞を特定する(verb)…無意識への志向性(How)


■パラフレーズ(Paraphrase):言い換える
 ・結果を確認する
 ・内的地図の整合性を確認する

▲妥当性チェック(Relevancy Challenge)
 ・フレーミングのあと、どこで行ってもよい。

ニューコードNLPスクールのプラクティショナーコースでは、バーバル・パッケージの構成要素とその解説について、詳しい説明のあと、習得に向けたエクササイズを行います。

 
John_GrinderCarmen_Bostic




















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バーバル・パッケージの成り立ち

バーバル・パッケージ(Verbal Package)は、NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士と、ニューコードNLP共同開発者カルメン・ボスティック・サンクレア女史により、特にビジネスの状況で使用することを目的として開発されました。

●メタモデル(Meta Model)
 ・1975年にNLP共同創始者ジョン・グリンダー博士と
リチャード・バンドラーが開発。
 ・心理療法家フリッツ・パールズとヴァージニア・サティアの言葉をモデリング。
    ↓
    ↓後継モデル
    ↓
●明確モデル(Precision Model)
 ・1980年にNLP共同創始者ジョン・グリンダー博士とマイク・マックマスターが開発。
    ↓
    ↓後継モデル
    ↓
●バーバル・パッケージ(Verbal Package)
 ・
ジョン・グリンダー博士と、カルメン・ボスティック・サンクレア女史が開発。
 ・オリジナルのメタモデルを単純化した、完全なる言語モデル。
 ・特にビジネスの状況で使用することを目的として開発された。



John_GrinderCarmen_Bostic






















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メタモデルの基礎的な理論

1975年に出版されたグリンダーとバンドラーの共著「魔法の構造」第1巻の中で、「メタモデル」というモデリングプロセスの特徴について、次のような用語を使って説明されています。

Universal Modeling Process
普遍的モデリングプロセス


Deep structure
深層構造

Surface structure
表層構造

Generalisation
一般化

Distortion
歪曲

Deletion
削除







ニューコードNLPスクールのプラクティショナーコースでは、これらの用語をひとつひとつ解説したあと、このモデルのパターンを応用したエクササイズを行うことにより、自分自身の制約されている内的地図を拡張し、先入観や固定観念を解除していきます。

John_Grinder





















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メタモデルの理論的な背景

アメリカ合衆国の哲学者、言語哲学者、言語学者、認知科学者、論理学者エイヴラム・ノーム・チョムスキー(Avram Noam Chomsky, 1928-)は、彼自身が提唱した言語学の理論「生成文法」(Generative Grammar)において、私たちが自分自身の経験を言葉にする際に、「深層構造」(Deep Structure)と「表層構造」(Surface Structure)という2つの文法構造が存在すると仮定しました。

エイヴラム・ノーム・チョムスキー(Avram Noam Chomsky, 1928-)
Noam_Chomsky












NLP共同創始者ジョン・グリンダーは、カリフォルニア大学サンタクルーズ校で言語学の助教授を務めていた時期に、ノーム・チョムスキーの「変形生成文法」(transformational grammer)を研究し、後に、その理論の中で説明されている「深層構造」と「表層構造」という2つの文法構造の概念を取り入れて、メタモデル(Meta Model)というモデルを生みだしました。

ジョン・グリンダー博士
John_Grinder




















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メタモデルが誕生した経緯

NLP共同創始者ジョン・グリンダーとリチャード・バンドラーは、当時、アメリカで活躍をしていた2人の卓越したセラピスト、フリッツ・パールズとヴァージニア・サティアが、セラピーで行っていた「クライアントから情報を聞き出す際の効果的効果な質問方法」を分析し、言語学の知識を適用して体系化し、それをモデル化しました。これをNLPでは、メタモデル(Meta model)と呼びます。メタモデルは、1975年に出版されたグリンダーとバンドラーの共著「魔法「魔法の構造」第鬼において完全記述されました。

 ・
The Structure of Magic, Vols., Bandler, R. & Grinder, J., 1975.
 ・The Structure of Magic, Vols., Bandler, R. & Grinder, J., 1976.


The Structure of Magic: A Book About Language and Therapy





上記2冊の日本語版が亀田ブックサービスより出版されました。
(2冊が1冊にまとめられています)


魔術の構造
リチャード・バンドラー
亀田ブックサービス
2000-08



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チャンキングのルールについて

NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士は、この世界にあるものを「概念化」する方法として、次のような2つのチャンキングのルールがあると示唆しています。

〔チャンキングのルール機
「論理的包含」チャンキング(logical-inclusion)…「論理レベル」と関連している
「部分/全体」チャンキング(part/whole hierarchies)…「論理タイプ」と関連している

〔チャンキングのルール供
内包的チャンキング(intensive-chunking)
外延的チャンキング(extensive-chunking)

上記のようなチャンキングのルールに基づき、概念化を客観的に認識することによって、物事を考えたり、コミュニケーションを行ったりする上で、言葉の整合性が生まれます。

チャンキングに関してはNLPプラクティショナーコースおよびマスタープラクティショナーコースの中で、さまざまな演習を通じて習得していきます。

クローバー








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マジックナンバー7±2の例

電話番号やクレジットカード番号などは、10桁以上あり、人間が短時間で記憶できる容量(7±2)を超えてしまいます。従って、多くの場合、ハイフンを入れて、短時間で記憶できるように、チャンク(塊)をわけています。

電話番号
●警察:110番(3桁)
●救急:109番(3桁)
●一般電話:092-716-5436(10桁の番号を、334に分けている)

クレジットカードの番号
●クレジットカード:0000-0000-0000-0000(16桁の番号を、444桁、4に分けている)

ホテルの客室番号
●ホテルの客室番号は4桁であることが多い

人の名前や土地の名前も、人間の短期記憶の容量(7±2)の範囲内でつけられています。

人の名前
福澤諭吉:ふくざわ(4桁)、ゆきち(3桁)
●Wolfgang Amadeus Mozart:
 ヴォルフガング(6)、アマデウス(5)、モーツァルト(5

土地の名前
●福岡県福岡市中央区:ふくおかけん(6桁)、ふくおかし(5桁)、ちゅうおうく(6桁)

日常生活で、短期容量(7±2)を適用したものを見つけてみましょう!
クレジットカード








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マジックナンバー7±2

アメリカの心理学者ジョージ・ミラー(George Armitage Miller, 1920-2012)は、「マジックナンバー7±2」(The Magical Number Seven, Plus or Minus Two )という論文を発表しました。

この論文では、人間が短期的に記憶する能力、すなわち、人間が一度見ただけで、あるいは一度聞いただけで、ひとまず覚えられるものは「7±2」、すなわち7つ前後(5〜9程度)であるという見解を示しました。

ここでいう「7つ」というのは、数字や単語などにおけるひとつの塊(かたまり)、すなわち「チャンク」を意味します。

ジョージ・ミラー(George Armitage Miller, 1920-2012)
ジョージ・ミラー
















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チャンクについて

【チャンクという言葉について】(一般的な意味)

●チャンク(chunk)の直訳は、「塊(かたまり)」です。
●チャンクは、コンピューター用語で「物事を情報の基本単位に分割すること」を意味します。

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【チャンクという言葉について】(NLPの用語)

NLPの用語としての「チャンク」とは、「人間のバイオコンピューターが、完全なグループとして処理することができる、情報の最小単位」を意味します。

脳のイメージ









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リフレーミングの例「人間万事塞翁が馬」

「人間万事塞翁が馬」

塞翁が馬の「塞翁」、北方の国境の近くにあった塞(砦・とりで)に住んでいた翁(老人)のことであり、出典は中国前漢時代の思想書『淮南子(えなんじ)』にあります「人間訓」という故事より。

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昔、中国の北方の塞(砦・とりで)に占いの得意な翁(老人)が住んでいました。その老人は、自分の馬を何よりも大切に飼っていました。その馬は、周りからも評判が立つほどの駿馬(優れてよく走る馬)でしたが、ある日突然、その馬は蜂に刺された拍子に飛び出して逃げてしまいます。馬は一向に帰る気配がなく、人々は老人に同情して慰めにいきましたが、老人は「これがきっかけで何かいいことが起こるかも知れない」と言いました。

数ヵ月後、逃げた馬は、別の馬を連れて帰ってきました。しかも、連れてきた馬は、逃げた馬も負けず劣らずの駿馬で、周りの人々は何と幸運なことかと口々に囃し立てましたが、老人は「これがきっかけで何か悪いことが起こるかも知れない」と言いました。

その後、老人の息子が帰ってきた馬に乗って遊んでいたら、落馬して、足の骨を折ってしまいました。周りの人々が老人の息子のもとへお見舞いに行くと、老人は「これがきっかけで何かいいことが起こるかも知れない」と言いました。

その後、隣国との戦争が勃発し、若い男性は全員、戦争に借りだされ、次々と戦死しました。しかし老人の息子は足を骨折していたため、徴兵されず、命拾いをしました。そして戦争は終わり、老人は馬と息子と一緒に末永く暮らしました。
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この故事は、幸福と思えることが、状況によって不幸になることもあり、不幸と思えることが、状況によって幸福になることもあり、表面的なことで「幸福」や「不幸」を判断してはならないということを意味しています。人間のあらゆること(人間の禍福)を意味する「人間万事」を加えて、人間万事塞翁が馬と呼ばれることもあります。

馬









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リフレーミングの意味

【リフレーミングという言葉】(一般的な意味)

リフレーミング(re-framing)の直訳は「再枠組み」です。

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【リフレーミングという言葉】(NLPの用語)

コミュニケーションの中で、物事の「意味」を変えるために、フレームを、言語レベルで操作(manipulate)することを、「リフレーミング」(Re-framing)と呼びます。

リフレーミングには、次の2つの種類があります。

(1)内容リフレーミング(Content Reframing)
(2)状況リフレーミング(Context Reframing)

NLPには、「ある出来事には、固有の意味はなく、私たちがそれに与える意味しか存在しない」という基本理念があり、リフレーミングは、NLPのほぼすべてのテクニックに関して、前提的な基盤としての機能を果たしています。

ひまわり









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「アズ・イフ」フレームに関するグリンダー博士のコメント

『as if…』というのは、『まるで…であるかのように振る舞う』というものです。

自分の目の前に冒険があるとき、あたかもそれが出来るかのように振る舞う。全面的な『as if…』であるかのように振る舞う。全面的な調和を生み出す首尾一貫したステートであるかのように振る舞う。それが『as if…』フレームの実践です。

もし、出来ると思う、とか、出来ないと思う、というのは「信念」であり、『as if…』フレームではありません。それは、信念という箱に閉じ込められている状態です。そこで、『私はまだやりかたがわからない』と思うことによって、信念体系から抜け出すことによって、学習が始まります。

by ジョン・グリンダー(2015年5月のコーチングコースにて)

John_Grinder










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「アズ・イフ」フレーム

人間の脳には、外部の情報をアナログで処理する部分(脳神経組織)があります。この部分は、現実と想像を識別することができません。従って、私たちが、『あたかも・・・であるかのように』とか、『もし・・・であるとしたら』などと想像しながら振る舞うことによって、脳は、実際にそれらを経験しているかのように反応します。

私たちは、自分の中に、『あたかも・・・であるかのように』とか、『もし・・・であるとしたら』などといったイマジネーションのフレームを持つことによって、外界に対する固定的な視点を外し、無限の選択肢があるクリエイティブな視点を持つことができます。このようなフレームを、「アズ・イフ・フレーム」(‘as if’ frame)と呼んでいます。

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次の「アズ・イフ」フレームを使って自由に想像してみましょう

「もし、明日一日、好きなことをするとしたら、何をしますか?」

「もし、1ヶ月間、好きなことをするとしたら、何をしますか?」

「もし、自分が本当にやりたいことをするとしたら、1年後は何をしていますか?」

未来










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メンターという言葉の語源

メンター(Mentor)という言葉は、一般的に、「指導者」、「助言者」、「経験を積んだ人」などを意味します。

メンターという言葉の語源は、紀元前9世紀頃、小アジアに生まれてギリシャ諸国を遍歴した吟遊詩人ホメーロスの叙事詩『オデュッセイア』に登場する男性の名前『メントール(Μέντωρ)』に由来します。メントールは、オデュッセウスの友であり、彼の息子テーレマコスの家庭教師として武術や学問を教えていたことから、現代では、「個人的に指導する人」を意味するようになりました。

NLPでは、自分の人生において、何かを選択したり問題を解決したりするためのリソースが不足していると感じるとき、その課題のリソースとなるメンターを設定するというエクササイズを行ないます。このときに選択するメンターは、歴史上、もしくは神話上の人物、先生や上司、身近な人など、自分にとってリソースフルであると思える存在です。 

ホメーロスの肖像
ホメーロス













テーレマコスとメントール
メンター











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脳とジャグリングの関係

ヘルスアートクリニックくまもとの院長で産婦人科医の中原和彦氏は、ヘルスアート医療(芸術療法)のひとつとして、お手玉やジャグリングを推奨し、女性特有の月経前症候群、産後うつ、月経前症候群、更年期障害、あるいは一般的な不安障害やうつの治療に役立てています。

〔お手玉が活性化させる脳の部分〕

●ボールを持ちかえる際に活性化・・・頭頂葉
●ボールを目で追う際に活性化・・・後頭葉
●ボールを投げたり受ける際に活性化・・・前頭葉
●ボールを落とさないよう注意する際に活性化・・・前頭前野  

 ジャグリング脳

ジャグリングの目的

ニューコードNLPプラクティショナーコースのプログラムにジャグリングの実習を採用している目的は下記の通りです:

(1)2段階にわたる学習プロセスを体験する。

まず最初に、ジャグリングの基本パターンが自分の身体感覚に落とし込まれるまで繰り返し練習します。次に、自分の身体感覚に落とし込まれたいくつかの基本パターンを有機的に組み合わせてより高度な技を習得します。この2段階にわたる学習プロセスを体験します。

(2)脳全体を刺激し、ノウ・ナッシング・ステートを体験する。

脳全体を刺激するようなスポーツ、あるいはゲームを行うことによって、知覚入力経路(五感)が完全に開き、すべての入力情報に敏感に反応する、いわゆる「ノウ・ナッシング・ステート」の状態に到達します。ニューコードNLPでは、この状態こそが、あらゆる問題解決につながるとしています。

ジャグリング













写真は、2013年3月3日(日)に天神中央公園で行ったジャグリングの実習風景です。コースの受講生15名が、九州工業大学ジャグリングサークル・ピルエットのメンバーからレッスンを受けています。


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ジャグリングの実習

ニューコードNLPプラクティショナーコース福岡1期では、プログラム(第10回)の中で、ジャグリングの実習を行いました。実習に参加した15名の皆さまは、3個のボールを使った「カスケード」という技を練習し、60分のレッスンで、3個のボールを操れるところまで上達しました。

ジャグリングジャグリングジャグリング



 









写真は、コース参加者の青木栄弥さんです。
練習しているうちに、あっという間に3つのボールを投げたり捕ったりしていました。

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ジャグリングの実習

ニューコードNLPスクールでは、NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士が推奨しているジャグリング(Juggling)をプラクティショナーコースのプログラムに取り入れています。

2013年3月3日(日)にアクロス福岡で開催しましたNLPプラクティショナーコース福岡1期の第10回では、九州工業大学ジャグリングクラブ・ピルエットのメンバー4名をお招きして、20分のショーと60分のレッスンを担当していただきました。

下の写真は、ピルエットのメンバーの方によるジャグリング実演のようすです。4つのボールを使った「カスケード」という技を披露していただきました。
九州工業大学ジャグリングサークル・ピルエット公式ウェブサイト

ジャグリングジャグリング














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「ラポール」の2つのタイプについて

ニューコードNLPでは、「ラポール」という言葉について、「無意識的な注意をひきつけて維持すること」と定義しています。NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士は、次のような例をあげています。

「口喧嘩をしている恋人たちという、よくあるケースを例にとってみましょう。二人の恋人によって示される劇的で情熱的な状況の真っただ中で、二人がお互いに「反応しないではいられない」ということが非常によく分かります。お互いが最終的な言葉を取ることに躍起になっています。お互いが相手の示したジェスチャー、顔の表情、コメントに反応します。このとき、二人は深いラポールを形成しています。これは、二人、そして二人の周囲の人々にとって望む種類のラポールではないかも知れません。しかし、この時点で、二人がラポールを形成しているということは明らかです」(ジョン・グリンダー博士)

Take as a not uncommon example, two lovers who are in the midst of a quarrel. It is quite clear amidst the drama and passion displayed by these two lovers that they cannot NOT respond to one another. Each insists on having the last word; each insists of responding to the last gesture, facial expression, comment by the other. They are deeply in rapport−it may not be the kind of rapport they would prefer(as well as others around them)but it is clear that they are in rapport in the sense that we propose here.(John Grinder)

このグリンダー博士の例から、ラポールには、ポジティブなラポール(positive rapport)とネガティブなラポール(negative rapport)の2つのタイプがあることがわかります。


会話












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「ラポール」という言葉について

【一般的な意味】

●人と人との関係における
 「親和関係」、「信頼関係」、「協調関係」、「意思疎通」など。

●対面的な場面における
 「面接者と面接対象者との間に作られる親和的、共感的関係」など。

●気持ちや考えにおける
 「共感」、「信頼」、「信用」、「同調」
 「一致」、「理解」、「好ましさ」、「思いやり」など。


【NLPの用語としてのラポール】

●無意識的な注意をひきつけて維持すること。


人々














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カリブレーションの方法

【カリブレーションの方法】

●周辺視野を使う。
●相手の外的反応、即ち、身体変化のパターン(差異、反復、リズム等)を観察する。
●相手の外的反応を観察することだけを行い、その意味を解釈しない。


【カリブレーションで観察する外的反応の例】

《姿勢》
身体全体の姿勢、座高と頭の高さ、胴体の重心、頭の傾き等

《仕草》
身振り、手振り

《呼吸》
呼吸の位置(胸式呼吸、腹式呼吸)、呼吸の深さや速さ、リズム
※呼吸は相手の肩のラインの上下運動で観察すると良い。

《顔面》
皮膚の張り、皮膚の色(顔全体、顔の一部)、シミ、シワ

《眼球》
視線、眼球の動き、瞳孔のようす

《唇》
唇の大きさ、厚み、形状、縁、色、張り、質感、水分、動き
※唇は、特に下唇を観察する

《口のまわり》
筋肉の緊張と弛緩

《耳たぶ》
筋肉の緊張と弛緩

《極微筋肉》
目のまわり、口もと、あご、その他

《話し声》
音量、高さ、速度、抑揚、リズム、話す間合い(長さ、規則性等)

会話













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カリブレーションという言葉について

【一般的な意味】

カリブレーション(Calibration)とは、一般的には次のような意味があります。
・(鉄砲などの)口径。口径測定。
・(計器などを用いた)測定。調査。調整。
・(計器の)目盛り。

鉄砲






【NLPの用語としてのカリブレーション】

進行中のコミュニケーションにおいて、相手の観察可能な無意識的反応(行動上のシグナル)を検出し、それらを特定の内的な思考反応および情動的反応と結びつけること。

対人コミュニケーションに秀でた人は、進行中のコミュニケーションにおける相手の内的反応について、先入観や思い込みを持つかわりに、無意識的反応(行動上のシグナル)のパターンを示唆する極微的な変化を読み取ることができます。


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NLPモデリングを行なうための注意

●モデラーが自らモデリングを行うさまざまなアクティビティが、純粋にコンテント(内容)であること。
●アクティビティのマスターよりも、必要に応じて、ノウ・ナッシング・ステートに入って保持する能力。

モデルが見せるさまざまなアクティビティは、モデルが、ノウ・ナッシング・ステートの状態でどのようなパターンに対応できる能力があるか、その目安を示しているに過ぎません。そして、モデラーがそうしたパターンをどのくらい吸収できる能力があるのかがポイントとなります。モデリングの演習を行うときは、初歩的な場合、モデラーがそうしたパターンをどのくらい吸収できたかについてフィードバックしやすいように、ダンサーやパフォーマーなど、身体的要素が強いアクティビティを選択するのが良いでしょう。覚えておいて欲しいのは、いつものように、アクティビティの内容はたいして重要ではないということです。重要なのは、常に、それに関わるプロセスにあります。

by ジョン・グリンダー博士&カルメン・ボスティック・サンクレア女史
2013年4月30日(火)東京にて

John&Carmen

















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NLPモデリングを行なうための技術

NLPという分野は、20世紀の1970年代に、ジョン・グリンダー、フランク・ピューセリック、そしてリチャード・バンドラーによって作られました。NLPを作るにあたっての明確な意図は、人間の活動の様々な分野における天才の、もっとも卓越したパターンを抽出し、コード化し、そしてそれを、その分野で実践している人たちに提供することでした。上記の3人により、最初に選ばれた分野は、精神医学、心理療法、そして人に変化をもたらすワークの領域で実践されていた、変化のワークでした。

NLPがそこから発生した最初のパターンにはすべて、その元として、NLPモデリングと呼ばれるプロセスがありました。モデリングそのものは、どこにでも見られる人間の活動です。私たちが、経験したことの内なる地図を作ろうとする試みが、おそらくモデリングのもっともよく見られる形です。さまざまな科学的な体系における理論の構築もすべて、モデリングのかなりよくある例です。

NLPにおけるモデリングは、他の分野でモデリングが取る形と異なっています。それは5つの段階から成っています。

1. 天才を特定し、その人が天才としてパフォーマンスを行なう状況にアクセスできるようにアレンジする。

2.天才のパターンを、モデラー(モデリングを行なう人)が、ノウナッシングステートにおいて、極微筋肉運動などのモデリングのパターンを使って、無意識に吸収する。

3.モデラーは、無意識にパターンを吸収した状況に似た状況で、真似をする練習をする。この段階は、モデラーが天才のパフォーマンスを複製する能力を示した時、つまり、天才とだいたい同じ時間内に、同じ質をもって、同じ結果を達成できた時に、終わる。

4.パターンのコード化。3段階目に成功したということは、現段階において、パターンを示す人が2人いるということを保証するものである。つまり、オリジナルモデル(天才)と、モデラー(段階3の終わりにおいて)の2人である。

5.コード化したパターンのテスト。コード化されたパターンは、(今まで?)直接コンタクトを持たなかった人たちに渡される。モデラーは、この人たちの行動が、適当な時間内に、モデル(天才)とモデラーのパフォーマンスと同じような結果になるかを観察する。

上記のNLPモデリングプロセスの5段階の記述において、コメントが必要な言葉が2つあります。

●無意識の吸収
●ノウナッシングステート


「無意識の吸収」という言葉は、モデラーが、体験(この場合はモデリングされている天才が使うパターンと、パターンが起こっている直接の状況)から情報を捉えたり、吸収する能力のことを指しますが、この情報は、典型的に言語や理解と結びつくことが多い、分析的プロセスに影響を受けることなしに、捉えたり、吸収されることを意味します。

ノウナッシングステートとは、蓄積された知識のベース(そうした知識が見られる、内なる地図と、しばしば言及される)へのアクセスが一時停止している状態のことです。この知識のベースへのアクセスを一時停止することで、モデラーは、以前得た知識と、今入ってきていて、無意識に吸収しているデータの流れを比較するタスクを避け、それによって、その二つの間にマッチするところ、マッチしないところがあるかを決めなければならない、ということを回避しています。このノウナッシングステートを選択し、保持することで、モデラーは、フィルタリングを最小限にとどめて、天才のパターンを吸収することを促進します。


The Art of Neuro-Linguistic Modeling (NLP)


The field of NLP was created in the 70's of the last century by John Grinder, Frank Pucelik and Richard Bandler. The express intention for this discipline was to extract the most advanced patterning of geniuses from different fields of human endeavor, code them, andmake them available to practitioners in those fields. The first field selected by these three men was the art of change work as practiced in the domains of psychiatry, psychotherapy and human change work.


All the initial patterning from which NLP emerged had as their source a process called NLP Modeling. Modeling itself is a ubiquitous human activity. The attemptto construct internal maps of ourexperience is perhaps the most familiar such activity. All construction of theory in the various scientific disciplines is an additional and quite familiar set of examples or modeling.

The form that modeling takes is NLP is distinct from the form that modelingtakes in other disciplines. It consists of five phases:


1. The identification of a genius and the arranging of access to that genius in the performance context in which s/he operates as a genius

 

2. The unconscious assimilation of the patterns of the genius in a know-nothing state by the modeler, using modeling patterning such as micro muscle movements,…

 

3. The imitative practice of the unconsciously assimilated patterning of the geniuses by the modeler in contexts parallel to the contexts in which the modeler unconsciously assimilated the patterning.This phase terminates when the modeler demonstrates the ability to replicate the performance of the geniusthat is, achieves the same outcomes in roughly thesame time frames and with the same quality as the model (the genius).

 

4. The coding of the patterning success in phase three guarantees that there are now two exemplars of the patterning: the original model (the genius) and the modeler (the end of phase 3.

 

5. Testing the coded patternsthecoded patterns are given to people who havehad no direct contact. The modelerobserves whether these people's behavior converges with the performance of themodel (the genius) and the modeler in anacceptable lapse of time.

 

There are two terms in the above description ofthe 5 phases of the NLP Modeling process that require comment:

 

●Unconscious assimilation

●Know-nothing state

 

The term unconscious assimilation refers to the modeler's ability to take in or capture information from experience (inthisinstance, the patterning used by the genius who is being modeled, including the immediate context in which the patterning is occurring) without that information being subjected to the set of analytic processes typically associated with language and understanding.

 

A know-nothing state is one in which access tothe accumulated knowledge base (often referred to as the internal maps in which such knowledge is represented) is suspended. By suspending accessto this knowledge base, the modeler avoids the tasks of comparing previous knowledge acquired with the incoming data stream being unconsciously assimilated and therefore having to determine whether there is a match or amismatch between thetwo. By selecting and sustaining this know-nothing state,the modeler facilitates the assimilation of the patterning of the genius with aminimum offiltering.

会話












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NLPモデリングを行なうための準備

NLPモデリングを行なう際に必要なこととして、以下のパターンを復習し、これらのパターンについて自分の能力を強化しておくことを強くすすめます。

 

●無意識のプロセスとコミュニケーションするための自発的な不随意シグナルの確立。

●ノウナッシングステートに入ることと、それを保つ能力。

●クリーンで強い第3ポジションの確立。

●内的対話を鎮めること。内的対話を起こさないという選択を持つこと。

●自分の身体のステートを操作すること。

 →どのような特定のステートも再活性化できる強い能力。

●極微筋肉運動と、モデルが出す音を、どのようなものであれ内側でこだまのように繰り返すこと。 


NLPモデリングは、自然なプロセスで、すべての子どもが、言語、文化、または民族的伝統に関わらず、自分の生まれた環境の基本的スキルを吸収するために直観的に使うものです。子どもたちと同じように、私たちも、特別な学びの状態であるノウナッシングステートに生きています。

Those participants intending to participate are urged to review and strengthen their abilities with respect to the following patterns:

 

●Involuntary signals to communicate with the unconscious processes

The ability to enter and sustain know-nothing states

A clean strong 3rd position

The quieting of internal dialogue-that is, the choice to not have internal dialogue on demand

An enhanced ability to re-activate any specific state simply by manipulating your own physiology

Micro-muscle movement and echoing internally whatever sounds the model makes

 

NLP Modeling is a natural process, one which every child, independent of language, culture or ethnic heritage uses intuitively to assimilate the fundamental skill sets of their birth environmentas children, we all live in a know-nothing state, a privileged learning state.


瞑想





 









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VAKOGストラテジーの引き出しとインストール

ある個人の内的経験の最小基本構成要素(VAKOG)がどのような順序で推移しているかを探ることを「ストラテジーの引き出し」と呼んでいます。

ある分野で非常に卓越した人がいる場合、その人のストラテジーはどうなっているのかということを明示的に公式化して、その卓越した部分(その人が個人的に培ったストラテジー)を簡単に複製することができます。このテクニックをNLPでは「ストラテジーの引き出しとインストール」と呼んでいます。


知覚システム









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VAKOGストラテジーという言葉について

【一般的な意味】

ストラテジー(strategy)という言葉の語源は、古代ギリシャ語で「将軍」を意味する strategos です。また、ストラテジーという言葉を直訳すると、「戦略、戦術、作戦、方針、政策、巧みな計画、計略、策略」といった言葉が挙げられます。このように、ストラテジーという言葉は、一般的には、目的達成や利益獲得のための具体的な計画を意味します。


【NLPの用語】

NLPにおけるストラテジーの概念は、1980年に、NLP共同創始者ジョン・グリンダーとリチャード・バンドラー、そしてNLP共同開発者ロバート・ディルツとジュディス・ディロージャら4人によって出版されたNLP最初の著作『神経言語プログラミング 第鬼』 Neuro-Linguistic Programming: Volume1, Grinder, J., Bandler, R., Dilts, R., & DeLozier, J.,1980. の中で次のように定義されています。

人間の行動パターンを形成する基本的な要素は知覚システムであり、これに従って、同じ種に属するメンバーは環境に働きかけます。ここでいう知覚システムとは、視覚(見る)、聴覚(聴く)、触覚(体感する)、嗅覚(においを感じる)、味覚(味を感じる)を意味します。現行の体験は、すべてこうした感覚をさまざまに組み合わせたものとしてコード化され、役立てられているのです。

引用:
Neuro-Linguistic Programming: Volume機The Study of the Structure of Subjective Experience p.17

Amazon:
Neuro-Linguistic Programming

John Grinder
Richard Bandler
Robert Dilts
Judith DeLozier
Meta Publications
1980-06-01



五感













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左右の鼻孔による呼吸


D. ワーンツは、この大脳半球での優位性に影響しているウルトレイディアン・リズムが、〔左右鼻孔の〕鼻呼吸の同様な交代と、左右逆のかたちで結びついていることを発見した(Werntz, 1981)。すなわち左の鼻孔が開いて空気を取り入れている時、右脳の活発な活動を示す脳波が現れ、その逆も同様だったのである。さらに研究を続けたワーンツは、呼吸を左右の鼻孔の間で変化させると、左右大脳半球の優位性も変わることを発見した!(Werntzほか, 1981)。鼻呼吸のリズムは、大脳半球の活動にとって、ただ開かれているだけの窓ではなく、左右鼻孔間の空気の流れを意図的に変えることで、脳と心の最も高いレベルにある右脳と左脳の活動を変化させることができるのである! 彼女らは、この関係を自律神経系と結び付けて、次のように説明している(Werntzほか, 1981,pp.4-6)。

私たちは、鼻呼吸のサイクルと大脳半球の活動交代との相互関係は、ウルトレイディアン・リズムにもとづくひとつの振動システムのモデルによるものと考え、神経系の理解に新しい概念を打ち立てた。(中略)私たちがここで提案するのは、あらゆるウルトレイディアン・リズムと、自律神経系によるそれらのリズムの調整とをひとつにまとめる−具体的には自律神経系と左右大脳半球の活動を統合する−より完全で総合的な理論の枠組みである。ここで間違いなく言えるのは、左脳と右脳のそれぞれに局在する「別個のかたちの知性」は、その作用の全般的な傾向から見ても、脳とは左右逆の半身の代謝の活性化を必要とするということだ。そう考えれば、鼻呼吸の左右交代のサイクルは、この理論を考察するにあたり、測定が容易な指標、あるいは「窓」のようなものとみなすことができる。
(中略)したがって身体は、休息と活動、すなわち副交感神経支配と交感神経支配の間での周期交代をしながら、同時に「左半身−右脳」と「右半身−左脳」の交代を経験しているのである。そしてこれが、瞳孔の開き具合からより高次の大脳の皮質の機能や反応にいたるまでの、人間のあらゆる組織レベルでのウルトレイディアン・リズムを作り出すのである。(中略)重要なのは、これが自律神経系と大脳皮質の活動の包括的な統合という、これまで定義も研究もされていない関係を意味しているということである。鼻呼吸の周期は、何らかの中央制御のメカニズム、おそらくは交感神経と副交感神経のバランスを変化させる視床下部の働きによって調整されていると思われるので、この交代は脳を含む全身で起こり、そのしくみは、血管運動の強弱が脳血管の血流を調節し、それによって大脳半球の活動を変化させることによるものであることを、私たちは仮説として提示したい。

何千年にもわたり東洋のヨーガ行者たちは、彼らのいう「プラーナヤマ」(呼吸法)を実践して呼吸を調整し、それによって意識状態を調整できると主張してきた(Rossi, 1985, 1986a)。また彼らは、身体生理への奇跡的コントロールとされるものは、呼吸リズムの意識的調整と関連するものだと主張してきた。このような心身コントロールの達人技は、おもに自律神経系にかかわるものだから、ワーンツの研究は、古代からのヨーガの伝統への理論的、実証的な架け橋となるかもしれない。

この鼻呼吸サイクルの交代と関連がありそうな、現在なら多重人格と呼ぶであろう特に劇的な二つの症例を、N. イショロンスキーがかつて報告している(Ischolondsky, 1955, pp.8-9)。どちらの症例も、活動的な人格と受動的な人格の間には記憶喪失がみられた。これは自律神経系における交換神経と副交感神経の優位性が鼻呼吸サイクルにともなって交代し、強烈な人格変化をもたらした明白な例である。

(中略)二つの正反対の人格。一方は衝動的で無責任で意地が悪く、執念深くて、権威への反抗心と周囲の人間への憎しみに満ちていた。この人格の時の患者は極端に攻撃的で、悪態をつき、州立病院のこと、性関係のことなどでおぞましい話をしては他の患者たちを震えあがらせていた。この第一の人格に突然とって代わる正反対の行動パターンになると、患者は依存的、従順、内気、控えめで、やさしく素直にみえた。前にはののしり、悪態をついた同じ人間に対し、非常におずおずと親しみを表現し、好意と受容を求めるのだった。不穏当な言葉や表情は跡形もなく、周囲に敬意を示すこともなく、セックスになどは毛ほども触れなかった。実際、セックスのことを考えたり、関係のある言葉を聞くだけで、魂の破滅に対する極端な恐怖、罪と不安の念、憂うつ、恥の感情が起こるようだった。(中略)検査の結果、彼女の右半身と左半身で感覚刺激に対する反応に違いがあったことがわかった。右半身の感覚は鈍く、左半身は極端に敏感なのである。たとえば視覚、聴覚は右半身では不鮮明で遠く感じるのに対し、左半身では鮮明に、近く感じるのだった。触覚や痛みに対する反応は、右半身では高い閾値を示し、左半身は低かった。特徴的だったのは、嗅覚の対照的な状態である。右側は臭いに対し非常に敏感で、右の鼻孔はよく通っており、一方左側は臭いを感じず、鼻孔は詰まって閉じていた。瞳孔の開き具合、反射、唾液の分泌、発汗などその他の神経学的兆候にも、からだの左右で同様の反応の違いが認められた。攻撃的人格は、右半身で小さい瞳孔、少ない唾液分泌、足の裏と手のひらの無発汗、腹壁反射の欠如を示し、左半身では瞳孔拡大、唾液の過剰分泌、足の裏と手のひらの発汗、そして非常に強い腹壁反射を示したのである(瞳孔の大きさなどの観察結果を、鼻の詰まりと無関係に説明するのは困難である)。そして精神状態が内気、控えめでやさしい人格に切り替わったとたん、神経学的兆候もすべて反対側が優勢となり、嗅覚は今度は左が非常に鋭敏になったのに対し、右は完全に失われ、鼻孔も詰まって閉じてしまった。

(中略)カリフォルニア州ラ・ホーヤにあるジョナス・ソーク研究所のD.シャナコフーカルサは、自律神経系に関連するいかなる心身の状態あるいは心身障害の研究も、鼻呼吸リズムを利用して左右大脳半球の優位性を切り替えることによって、安全かつ容易に行うことができると述べている(Shannahoff-Khalsa, 1991)。私も以前、このやり方で左右大脳半球の優位性を切り替える方法を、いくつか詳しく解説したことがある(Rossi, 1986a, b)。私が好む方法は、ただ身体のどちらかの側を上にしてゆったりと横になるというものである。例えば、右を下にして横になると右の鼻孔が詰まってきて、反対に左の鼻孔は2,3分のうちに通りがよくなる。そしてそれにともなって、右脳の反応が高まる傾向があるのだ。左側を下にすれば左脳が活発になる。

催眠と精神生物学的なリズムとの関係を追求する近年の研究でもっとも興味深い分野が、この鼻呼吸と脳の関係である。ドイツの鼻科学者R.カイザーは、空気が左の鼻腔と右の鼻腔から吸入される度合いが大きく変わるウルトレイディアン・リズム的な変化に気づき、これを測定した功績で知られている(Kayer, 1895)。人間の場合、数時間ごとに左右の鼻腔はその大きさと形が切り替わり、通る空気の流れを変える。ワーンツは、大脳半球の活動(脳波)と鼻呼吸周期のウルトレイディアン・リズムの左右逆の関係を報告している(Werntz, 1981)。彼女は右脳の脳波が全体としてかなりの部分をしめることと、左の鼻孔での呼気支配との間に正の相関関係があり、左脳はそれと対称的であることを発見した。広範な研究を行ったワーンツらは、1つの鼻孔を閉じて強制的にもう一方の鼻孔で呼吸させることで、鼻呼吸の優位性は意図的に交代させられるとの結論を得た(Werntzほか, 1982a, b)。さらにこの鼻呼吸の優位性の交代は、鼻孔とは左右逆の左右大脳半球の優位性の切り替え、および全身の自律神経系のバランスの切り替えとつながっていたのである(Shannahoff-Khalsa, 1991)。ウルトレイディアン・リズムにもとづく鼻呼吸のサイクルは、大脳半球の活動指標となるばかりではなく、身体のほとんどの器官系、組織、細胞とのコミュニケーションを行うサイバネティック・ループにかかわる脳の高次中枢と自律神経系の活動の場を、意図的に変える手段として利用できるのだ。この鼻−脳−心のつながりが、東洋の達人たちが行う、ヨーガ古来の呼吸調整によって多くの自律神経系機能の随意的なコントロールをもたらす、本質的な経路だろうと推測する研究者もいる(Brown, 1991a, b; Rossi, 1990b, 1991)

最近発表されたD. オソーヴィエッツの博士論文は、この関係に触発されたものである(Osowiec, 1992)。彼女は鼻呼吸のウルトレイディアンリズムと、不安、ストレス症状、および人格の自己実現プロセスとの間には関係があるという仮説を検討した。そして、「(1)不安やストレス症状の傾向が低い自己実現タイプの人と、正常な鼻呼吸サイクルとは著しい正の相関関係があること、(2)不安やストレス症状の傾向が高い非自己実現タイプの人は、鼻呼吸サイクルに著しい不規則性が見られること」を発見した。この結果は、不規則な鼻呼吸サイクルは、とくに一方の鼻孔だけが極端に長期間詰まっている場合、病気や精神障害につながると強調した古い医学の教科書を思い起こさせる(Rama, Ballentine & Ajaya, 1976)。

最近行われた12週間の追跡調査で、オソーヴィエッツは、催眠誘導しやすい被験者は自己催眠を行うと鼻呼吸のウルトレイディアン・リズムに高い規則性を示すが、催眠誘導しにくい被験者はそうでないこおを立証しつつあるということだ。彼女はウルトレイディアン・リズムにもとづく鼻呼吸のサイクルについてのこの発見は、ストレス、症状、人格、催眠療法への反応性の間に見られる全般的な関係と軌を一にするという仮説を立てている。

催眠と鼻呼吸−脳との間につながりがあるという仮説をさらに検証するため、B.リッピンコットは二種類の催眠誘導の効果を調べた(Lippincott, 1992c)。すなわち、(1)「ハーバード催眠感受性集団尺度」(The Harvard Group Scale of Hypnotic Susceptibility: HGSHS)を用いる伝統的催眠と、(2)鼻呼吸リズムに従い、私の「ウルトレイディアン・アクセス法」を用いる自然主義的な催眠法である。彼は、催眠が左右大脳半球の優位性の交代と関係があるのなら(Ericksin & Rossi, 1979)、催眠誘導は鼻呼吸における左右の優位性とも関係があるのではないかという仮説を立てた。そして、どちらの催眠法を用いた被験者も、催眠導入をしていない対照群と比べると、鼻呼吸での左右鼻孔の交代をより多く行うこと、さらに自然主義的な催眠誘導のグループの方が、伝統的な催眠誘導グループより鼻呼吸の交代が著しく多いことを確認したのである。

〔指標12〕に記した簡単な方法で予備調査をしたところ、非常に興味深い結果が得られた。たとえば、単なるストレスや過労による機能性の頭痛は、ただ鼻呼吸のリズムを一方の鼻孔から他方へと変えるだけで、比較的速やかにその強さと部位が変わったのである。何人かの患者は、鼻呼吸の左右の優位性を変えることで、頭痛を心地よい暖かさや涼しさなどに、観念力学的に変えることができると報告した。不機嫌、不快感、身体的な不調は、この方法で5、6分間の感覚の変換を試みていくと、より意義深い気づきとともにイメージや実感にのぼってくる。他の文献では、ウルトレイディアン・リズムにおける休息期に大脳半球を右脳優位に変えることで、「明晰夢遊状態」(Lucid somnambulism)という深い自己催眠状態にアクセスした体験をいくつか発表したことがある(Rossi, 1972/1985)。

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〔指標12〕左脳大脳半球の優位性の交代と心身の状態

1.鼻呼吸での左右鼻孔の優位性と心身の状態を判断する
「今あなたが経験している心身の状態を探究し、それを変えていきたいと思われるのなら、まず左右どちらの鼻孔が通っているか確かめて下さい」

2.鼻と大脳半球の左右の優位性を交代させる
「通っている鼻孔のほうが下になるようなかたちで、横向きに寝て下さい。これによって、数分のうちに、あなたの大脳半球の優位性が下になっているほうに移ります。次の5分から20分のあいだは、感覚、知覚、情動、認知、あるいは症状などが自然に変化するのをただ受け止め、不思議さを感じていて下さい」

3.左右大脳半球の優位性の変化と、心身の状態の切り替わりを確認する
「まっすぐ座った状態で、前は詰まっていた鼻孔は今は通っていること、そしてこんどは反対側が詰まっていることに注意して下さい。こうして鼻と大脳半球での優位性が交代したときの、心身の状態の変化を覚えておいて下さい。そして自分の反応の特徴的なパターンを調べ、これからの指針にして下さい」
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U. アルヤ博士はその著作「瞑想と死の技法」(Meditation and the Art of Dying)(Arya, 1979)に、鼻呼吸のサイクル、性的オルガスム、および「サマディー」(瞑想の最高の境地。三昧)との興味深い関係を記している。それによると、古いヨーガの文献では、性的オルガスムや「サマディー」での最も深い瞑想状態の間は、両方の鼻孔が開くとされている。博士は、この種の瞑想におけるエクスタシーは、「クンダリーニ〔訳注・蛇の姿で象徴的にあらわされる生命エネルギー〕の急上昇によるもので(中略)、禁欲は容易となり、性行為より大きな歓びをもたらす」と述べている。この観察報告を検証するのは、西洋科学の役目であろう。

自律神経系、左右大脳半球の優位性、行動の関係についての以上のような予備研究は、催眠療法、心身相関的な治癒、人間の潜在能力の喚起に関する新しい精神生物学的な研究を発展させる、非常に広範で興味深い可能性を開くものである。ここでもう一度、p.213の図7を見ていただければ、この章でふれた多くの研究の深い広がりがわかるだろう。図7は、自律神経系の制御を受ける心と、身体と、身体の各細胞内の分子プロセスとの間の情報変換の完全な経路を示している。この情報変換の経路は、私たちが毎日の生活から得た記憶、学習、行動を状態依存的にコード化することで、無意識のレベルで常に自動的に調整されている。研究と臨床実践を続けることにより、これらの心身プロセスをより意志的に促すさらに広い道が開かれることだろう。(精神生物学p.236-243から引用)





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呼吸を意識的に行うということ

呼吸は、古来から武道や瞑想などに取り入れられています。先人たちは身体の機能を効果的に働かせたり心身をマネジメントしたりするために呼吸を意識的に行うということを大切にしてきました。実際に呼吸をどのように行うかによって、自分自身のステートも変わってきます。

生理学的に見ると、呼吸というのは通常、自律神経の働きによって無意識に行っているものですが、それを意識的に行うことも可能です。息を吸うときは交換神経が刺激されて気持ちが高まり、反対に、息を吐くときは副交感神経が刺激されてリラックスします。息をゆっくりと吸うことと、吸う時間よりも吐く時間の方を長くすることで、副交感神経が刺激されて、心身がリラックスしていきます。このプロセスによって、ステートが変化し、高いパフォーマンスを発揮することができるうようになります。

状態を作り出すことができるということです。

瞑想












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卓越性の連鎖

私たちが High Performance State(高いパフォーマンスの状態)を作り出すために利用できる Leverage Point(てこの力点)を、ニューコードNLPでは The Chain of Excellence(卓越性の連鎖)と呼んでいます。卓越性の連鎖は、無意識の処理の力と智恵を認識し、それらを体系的に活用する方法です。


《The Chain of Excellence/卓越性の連鎖》

1. 呼吸(Respiration):意識的な呼吸、呼吸パターンの倫理的な操作
   ↓
   ↓ 呼吸が変化すると、生理機能が変化します。
   ↓
2. 生理機能(Physicology)
   ↓
   ↓ 生理機能が変化すると、ステートが変化します。
   ↓
3. ステート(State)
   ↓
   ↓ ステートが変化すると、パフォーマンスが変化します。
   ↓
4. パフォーマンス(Performance)


ニューコードNLPにおける「卓越性の連鎖」というモデルは、論理レベル(Logical level)ではなく、オペレーション(Operation)です。従って、信念や能力といったコンテンツを関連づけている他のNLPとは、エクササイズの方向性や内容が完全に異なるものとなります。

海岸01











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知覚ポジションについて

1986年3月に、カリフォルニア州サンフランシスコで、NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士とNLP共同開発者ジュディス・ディロージャ女史が共同で 《Turtles All The Way Down: Prerequisites to Personal Genius》 「どんどん下に重なっていく無数の亀:個人的な天才になるための必要条件」 という5日間のワークショップを開催しました。そしてこのワークショップの全記録は、のちに一冊の本となって出版されました。

Amazonより(原書)


Amazonより(日本語版)
ニューコードNLPの原点 個人的な天才になるための必要条件
ジョン・グリンダー
メディアート出版
2006-06-20



このワークショップの中で Triple Description 「三重描写」という言葉が使われていますTriple Description 「三重記述」というのは、もともと、文化人類学と精神医学の研究者であるグレゴリー・ベイトソンが《Steps to an Ecology of Mind: Collected Essays in Anthropology, Psychiatry, Evolution, and Epistemology》 「精神生態学」という著作の中で記述していた、「特定の現象を2つ以上の知覚ポジションから経験することは賢明なことである」という言葉に基づいています。

Amazon(原書)


Amazon(日本語版)
精神の生態学
グレゴリー ベイトソン
新思索社
2000-02



NLPにおける「三重描写」というモデルは、次のような言葉でも表現されています。
・Perceptual Positions 知覚ポジション
・Triple Description 三重記述
・Mu
ltiple Description 多重記述


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結合体験と分離体験

私たちが、普段、何かを経験するとき、あるいは、何かを思い出すとき、次の2種類の方法のどちらかで行っています。

アソシエート(associate)=自分自身と「結合」して経験すること
  ・自分の五感を使って、ありありと経験すること。
  ・自分の目で見て、耳で聞いて、肌で感じる。
  ・物事を、当事者として、主観的に経験すること。

(2)ディソシエート(dissociate)=自分自身と「分離」して経験すること  
  ・自分を外側から、他人のように眺めること。
  ・自分から離れて、映画を見るように観察する。
  ・物事を、傍観者として、客観的に経験すること。

NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士は、「アソシエート(主観的な経験)より、ディソシエート(客観的な経験)の方が、実際の経験について、正確に把握することができる」とコメントしています。


東京駅











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ステートの中断(ブレーク・ステート)

NLPでは、ある継続しているステート(継続している状態)を解除することを「ブレーク・ステート」(break state)と呼んでいます。これによって、自分が望まないパターンを即座に解除することができます。

【一般的なブレーク・ステートの例】

■気分転換のためのブレーク・ステート
 ・お茶やコーヒーを飲む
 ・タバコを吸う
 ・部屋の外に出る
 ・散歩をする

■単調な生活のためのブレーク・ステート
 ・ドライブに行く
 ・旅行をする

■組織内のブレーク・ステート
 ・レクリエーション
 ・忘年会
 ・社員旅行

【NLPのエクササイズで使うブレーク・ステートの例】

■自分で行なうブレーク・ステート
 ・身体を揺する
 ・ジャンプする
 ・深呼吸をする

■他者を支援するブレーク・ステート
 ・身体を揺する
 ・思考を中断するような質問を行なう

コーヒー













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ステートの選択

ステートを操作したり、制御することは、意志の力に似た意識的な心のプロセスであり、もしあなたが自分のステートを操作したり、制御しなくてはならないとしたら、「ステートの選択」を体験していることにはなりません。
 

ニューコードNLPでは、「ステートの選択」に焦点をあてており、ステートに内在している生物学的なプロセスを操作することや制御することに、意識的に取り組んでいるのではありません。ニューコードNLPには、人がステートに選択肢がないときに別の結果を生物学的に創造するための、パターンとフォーマットがあります。
 

パイパフォーマンスが求められるどのようなコンテキストにおいても利用できる「ハイパフォーマンスステート」、を創造する目的で作られた「ニューコードNLP」ゲーム、について書いた、ニューコードNLPに関する私の以前の記事を読まれたかもしれません。(治療)介入の前に、クライアントはある文脈の中で課題を抱えていて、そのためにハイパフォーマンス状態(ステート)を切望しているのかもしれませんし、もしくはその文脈の中であるレベルの成功を経験してはいるのだけれども、ハイパフォーマンス状態から出現するであろう異なった選択肢を得ようとしているのかもしれません。


John&Carmen














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アンカーリングについて

Anchoring is a specific set of operational skills by which a facilitator identifies and marks a special state in the client. The re-accessing of the state is achieved through the triggering of the anchor. The setting of the anchor involves two essential variables:

●the timing of the anchor
●the purity of the state being anchored

アンカーリングは、ファシリテーターがクライアントの特別な状態を判定し、マーキングを行うことによるオペレーショナル・スキルの明確な一式です。該当の状態への再アクセスは、アンカーを起動することによって達成されます。アンカーのセッティングには、以下のような2つの最も重要な変数が関与しています:

●アンカーのタイミング
●アンカーリングされる状態の純粋性

Anchoring presupposes a fundamental competency in calibration and particular, the anchoring of any particular state will require that the facilitator has adequate sensory acuity to detect when the state isn fully expressed in the client physiologically in order to set the anchor at that precise point.

アンカーリングは、基本的なカリブレーション能力を前提にしています。そして特に、どんな特別な状態のアンカーリングに関しても、正確なポイント(時点)でアンカーを確立するためには、それが該当する状態が、いつ、クライアントの身体的特徴に十分に表現されているかを検出するために、ファシリテーターは、知覚の鋭敏性を備えていることが必要となります。

The facilitator cannot wait for a conscious report from the client as to their experience of when the state is most expressed as there is an unavoidable lag time between the full physiological expression of the state and the awareness consciously by the client that it is fully expressed. Thus, excellent skill at anchoring is an inherently honest activity to be developed by all NLP trainres.

ファシリテーターは、該当の状態が表現された時の経験について、クライアントからの意識的な報告を待つわけにはいきません。これは、該当の状態が、身体的特徴に十分に表現されていることと、クライアントが十分に表現されていることを意識的に認識することとの間に、時間のずれが生じることが避けられないからです。従って、アンカーリングに関する卓越したスキルは、すべてのNLPトレーナーが開発して身につけるべきものであり、切っても切り話せない、本質的に規律を必要とする活動です。

The mastery of this portion of the technology − anchoring − allows the  facilitator to capture for later use, any state of interest displayed by the client WITHOUT any necessity for “understanding” what the state the client is displaying means. Yet, a well-timed anchor allows the facilitator to re-trigger such state when useful in the future. With extended practice, the excellent  facilitator will discover that natural anchor (a very special class of anchors − typically iconic in nature) are more effective than artifical ones and further, discrete anchoring is a step toward recognition that the  facilitator is an anchor for excellence for the client by his or her presence.

アンカーリングというNLPのテクノロジーの一部を習熟することによって、ファシリテーターは、クライアントが示している状態が、何を意味しているかについて、“理解”する必要性がないまま、クライアントが示す興味深い状態を、後で活用する目的で取っておくことができるようになります。また、タイミングが適切に取れたアンカーによって、ファシリテーターは、将来、有用な時に、この状態を再起動することができます。練習を積むことにより、卓越したファシリテーターは、自然のアンカー(典型的にはアイコン的な性質の、非常に特殊な種類のアンカー)が、人工的なアンカーよりも効果的であることを発見することでしょう。さらに、トレーナーは、その存在だけで、クライアントにとって卓越性のためのアンカーになるという認識に向かって一歩踏み出すことも、独立したアンカーリングです。

John&Carmen

















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アンカーという言葉について

【一般的な意味】

アンカー(anchor)とは、一般的には、「船の錨(いかり)」「固定させるもの」「支えとなるもの」などを意味します。また、心理学の用語では、「頼みの綱」「心のよりどころ」「心の支えとなるもの」などを意味します。

アンカー









【NLPの用語としてのアンカー】

NLPでは、私たちの内部にある「特定の内的反応を引き起こすトリガー」となるある一定の外的刺激または内的刺激をアンカー(anchor)と呼んでいます。また、ある一定の外的刺激や内的刺激が、ある特定の内的反応を引き起こすプロセスをアンカーリング(anchoring)と呼んでいます。

水











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リプレゼンテーショナル・システムの優先使用

たいていの人には、特に高く評価している表象システムがひとつあり、そのシステムを他のシステムより頻繁に使って体系化しているということ、特に高く評価されているこのシステムは、その人の話し言葉に出てくる叙述語(形容詞、副詞、動詞)を聴いているとするに特定できるということである。

例えば、視覚を特に重視している人は、視覚システムを前提とする叙述語を使って自分の体験を描写します。「あなたの言いたいことが見えてきましたくっきりと/この仕事を見ていれば、あなたにも自分の仕事の改善法が明らかになるはずだ/これがどれだけ見栄えのしない見解に映るか、イメージしてごらん」といった具合である。

触運動覚を特に高く評価している人は、触運動覚システムを前提とする叙述語を使う。例えば、「このコンセプトをしっかりつかんでいただきたい/骨の折れる問題も、君なら乗り越えられる気がする/…とコンタクトを取ってもらえるかな/この意味するところを把握する」などである。

聴覚を主たる表象システムとする人は、聴覚システムを前提とする叙述語を使う。例えば、「おもしろそうに聞こえる/あとで話がある/すぐに彼の意見を聞くつもりだ/別の言い方をすれば、皆一丸となって、この構想の共鳴板になろうということだ」などである。

さらにわかったのは、こうした有能なセラピストやヒプノティスト(催眠療法家)には、クライエントが高く評価している表象システムを利用する体系的な−必ずしも意識的ではない−方法があるということだ。クライエントが自分の体験をどう体系化しているかを、こうした表象システムの観点から理解することによって、心理療法家も催眠のプラクティショナーもきわめて大きな恩恵を得ることができる。

私たちは、このような行動パターンを明確な形で表わすに当たり、入力チャネル表象システム出力チャンネルを明確に区別している。例えば、人は言葉を聞き(入力チャネル)、イメージを描き(表象システム)、拳(こぶし)を叩きつけてそれを表現する(出力チャネル)ことができるというわけだ(こうした行動面に関する形式モデルは『魔術の構造』第局瑤念靴辰討い襦8Φ罎鮨爾瓩燭た佑砲鷲読の書である。

この段階では、私たち人間は、誰しも現実の世界とは異なる世界モデルを創っているという点に触れておくだけで充分である。そうして創られる世界モデルには、ひとつとして同じものはない。さらに、そうした地図を創るときに作動しているモデリング・パターンを示す形式モデル−メタ・モデル−は、構築が可能である。セラピストやヒプノティストがこうしたモデリング原則と取り組むときの管理規則を示すメタ・モデルも、構築が可能である。
(ミルトン・エリクソンの催眠テクニック[言語パターン編]p.9-10より)


We found, first of all, that most people have a mosthighly valued representational system, one that they use more than other toorganize their experience, and that this most highly valued system can be identifiedquickly by listening to the predicates (adjectives, adverbs, verbs) used inanyone's speech.

For example, a person with a most highly valued representational system which is visual will describe his experience with predicates whichpresuppose a visual system such as: I see what you are saying, clearly, looking at thiswork will show you how to improve your work, Imagine how this appears to bedull reading.

People whose most highly valued representational system is kinesthetic will use predicates which presuppose kinesthetic representations. For example, I want you firmly to graspthis concept; I feel you can overcome some bard problems; Can you get in touchwith, and geta bandle on, what this means.

A person whose primaryrepresentational system is auditory will use predicates which presupposeauditory representations. For example, he will say, Sounds interesting to me; Iwill talk to you later; I will be hearing from him soon; so in other words wewill all get together and be sounding boards for these ideas.

We also found that those therapists and hypnotists who were most effective in their work had a systematic, though not always conscious, way of utilizing a client's most highly valued representational system. Understanding how a client organizeshis experience in terms of these representational systems has great rewards for both the psychotherapist and the practitioner of hypnosis.

We make a distinction in our formalization of these patterns of behavior between input channels, representational systems, and output channels. A person can hear (input) words, make a picture (representational system), and express it bypounding his fist (output channel). (The formal model of this aspect of behavior is the substance of The Structure of Magic II, which you should read if you wish further study.)

It is enough to say at this point that each of us as human beings creates models of the world which differ from the world. Each of us creates a model of the world which is different from every other person's model of the world. Furthermore, formal models − Meta-models − can be built which represent the patterns of modeling which are at work when we as humans create these maps. Meta-models can be built which represent the rules, whether conscious or unconscious, governing how therapists and hypnotists work with these modeling principles. 






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ミルトン・エリクソンの総合的戦略

Milton_Erickson













神経学の主要な貢献のひとつで、催眠行動の理解に役立つのは、分離脳患者の研究である。分離脳患者と脳損傷患者との間に見られる右脳と左脳の際を観察することによって(Gardner)、人間の大脳のふたつの半球は異なる機能に役立っていることが明らかになっている。催眠を行なっているときのエリクソンの行動は、こうした差異を直観的に理解していることを示しているように思う。言語学が提供する豊かなリソースは、人間が言語の複雑な文節をどのように無意識レベルで処理しているかを理解するのに役立っている。

これら二分野の研究によって提起された問題−無意識とは何か−は、解決が延び延びになっている。これに対する完璧な回答は未だ出ていないが、エリクソンが無意識という言葉を使うときには、心理学のフロイト派の基礎が残した同じ用語がいう内容以上のものに言及していると私たちは硬く信じている。エリクソンは意識レベルの下で発生する優位大脳半球の機能に一部言及しつつ、非優位脳半球の機能にも言及している、彼はたぶん心的処理のこれらふたつの面以上に言及しているのだろうが、彼のこの言葉の使用には必ずこのふたつの機能が含まれている、と私たちは確信しているのである。

トランス誘導を行なっているときのエリクソンの総合的戦略には、以下の三つの特徴があるように思う。

(1)ペーシングして、優位(言語)半球の意識をそらす
(2)優位半球を利用し、意識レベルの下で発生する言語処理を行なう
(3)非優位半球にアクセスする



(ミルトン・エリクソンの催眠テクニック[言語パターン編]p.11-12より)


One of the major contributions of neurology thathelps us to understand hypnotic behavior is the study of split-brain patients. Observations regarding hemispheric differences made of split-brain patients, and brain-damaged patients (Gardner) reveal that the two cerebral hemispheres of the brain in humans serve different functions. Erickson's behavior in hypnosis seems to demonstrate an intuitive understanding of these differences.

The field of linguistic offers us a vast resource for understanding how humans process complex segments of language at non-conscious levels. The research in these two fields raises the long overdue question: What is an unconscious mind? We, as yet, have no complete answer to this question; however, we do believe that when Erickson uses the term unconscious mind he is referring to more than just some term left over from the Freudian foundations of psychology. We believe he is referring partially to the functioning of the dominant cerebral hemisphere that occurs below the level of awareness, and also to the functioning of the non-dominant cerebral hemisphere. He is probably referring to more than these two aspects of mental processing, but we are sure that his use of this term includes these two functions. His overall strategy while conducting trance inductions appears to have these three dimensions.

(1) Pacing and distraction of the dominant (language) hemisphere;
(2) Utilization of the dominant hemisphere, language processing which occurs below the level of awareness;
(3) Accessing of thenon-dominant hemisphere.




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地図は土地そのものではない「表層構造、深層構造」

現在までのところ、人間の表象システム(モデル)に関して、もっとも徹底した研究が行なわれ、もっとも理解が進んでいるのは、自然言語である。生成文法は人間の言語システムに関するもっとも完成された明示的形式モデルである。生成文法を研究する学者たちは、あらゆる言語に共通するこの表象システムのさまざまなパターンをいくつか導き出している。したがって、生成文法はメタ・モデル、すなわち、モデルのモデル、もしくは、言語のモデルである(訳註「表象システム」は、「表象体系」「表出体系」「代表システム」等とも訳されている)。

生成文法学者たちは、人間がコミュニケーションを取り自然言語を理解するときに示す直観的知覚を、明示的に表現するモデルを構築した。たとえば、あらゆる自然言語のいかなるセンテンスにも、はっきり区別できるものがふたつ表現されている。ひとつは、それが実際にどのように聞こえるか(書かれたものなら、どのように見えるか)を表わすもので、表層構造と呼ばれ、今ひとつは、その意味を表わすもので、深層構造と呼ばれている。たとえば、誰かが次のセンテンスを言ったとしよう。

The window was broken.
窓ガラスが割れていた。

表層構造は、話し手が発した実際の音が表現するものであり、書かれたものなら、上記のように表記された文字となる。さらにこのセンテンスは、それのもつ意味というもうひとつの表現−深層構造−とも結びついている。この場合の深層構造は以下のように表わすことができる。

PAST(BREAK [someone, window, with something] )
過去(割る [誰かが、窓ガラスを、何かで] )


この深層構造の表示は、英語を母語とする者がもつ直観的知覚を表わすためのもので、私たちが上記の表層構造を耳にすると以下のように理解することを示している。

(a) Some event occurred in the past;
  なんらかの出来事が過去に起きた。
(b) The event was complex event;
  その出来事は複合的なものだった。
(c) It consisted of the following parts:
  その出来事は以下の部分から成っていた。

An action, break, which occurred between:
 「割る」という行為が以下の三者の間で発生した。

a. The agent(主体)
−some person or thing doing the breaking, here represented by somone, and
  割るという行為をした人、もしくは、物。ここでは「誰かが」と表現されている。

b. The object(対象)
−some person or thing being broken, here represented by the window, and
  割れた状態になっている人、もしくは、物。ここでは「窓ガラスを」と表現されている。

c. The instrument(手段)
−the thing used to do the breaking, here represented by with something.
  割るという行為をするために用いられた物。ここでは「何かで」と表現されている。

注目していただきたいのは、たとえ深層構造のすべてのパーツが表層構造に表現されていない場合でも−この場合は主体と手段が表現されていない−英語を母語とする人は、このセンテンスの理解に使える情報をこれだけもっているという点である。The window was broken 「窓ガラスが割れていた」というセンテンスは、英語を母語とする人に対して、窓ガラスが割れていたということだけでなく、「誰か」もしくは「何か」が、「何かで」窓ガラスを割ったに違いないということも暗示している。

このように、表層構造はそれと結びついた深層構造の意味とは異なるものになる可能性があるわけだが、そうなるプロセスは、変形言語学者が研究する領域である。言語学者たちは、変形(transformations)と呼ばれる形式に関わる一連のマッピング操作を仮定し、それが深層構造と表層構造の違いを正確に規定するとしている。ひとつの深層構造をその表層構造につなぐ全プロセスは派生(derivation)と呼ばれている。

※図

表層構造と深層構造との各関係を表わす明示的形式モデルは、上述したモデルに基づいて作ることができる(催眠の中で発生する無意識の言語処理を理解するためには、この重要な区別を欠いてはいけない)。ゆえに、変形言語学者たちは人間行動の恐ろしく複雑な一領域を取り上げ、その形式モデルを構築して、その言語を母語とする人びとが直観的に示す−しかし意識的には理解していない−行動ルールを明示的に表示しているのである。

著者(バンドラー/グリンダー)は直観的知覚を明確な形にする手法を活用し、心理療法における言葉のやり取りを表わす明示的な形式モデルを構築してきた。私たちが行なったのは、心理療法各派の有能なセラピストがそれぞれのワークで使う直観的知覚−当人は必ずしもそれを意識していない−を一定の形で表わすことだった(セラピーのこのメタ・モデルは、『魔術の構造』第吃瑤任燭辰廚蠕睫世気譴討い襦法

私たちはモデルを形成する自分たちのテクニックを使い、人間が使う他の表象システムも探究し理解して、人間の体験を体系化し、そのモデルを創造した。その後、こうした触運動覚や視覚、聴覚、嗅覚、味覚に焦点を絞った体験マップを基盤として活用し、セラピー・モデルを拡大していった。その結果はきわめて興味深く、かつ、有用だった。
(ミルトン・エリクソンの催眠テクニック[言語パターン編]p.6-9より)



ローズマリー












To this date, the most thoroughly studied and best understood of the human representational systems (models) is natural language. Transformational grammaris explicit, formal, and the most complete model of human language systems.Transformational grammarians have extracted some of the patterns of thisrepresentational system which are common to all languages. Therefore, transformationalgrammar is a Meta-model; that is, a model of model, or a model of language.

Transformational grammarians have built an explicit representation of theintuitions which people demonstrate when communicating and understanding naturallanguage. For example, each sentence of every natural language has two distinctrepresentations: the representation of the way it actually sounds (or, if written,by the way it actually appears) called the Surface Structure, and the representation of its meaning without our consciousawareness. which is called the Deep Structure.When a person utters the sentence:


The window was broken.

 

The Surface Structure is the representation of the actual sounds made by the person speaking or, in the case of a written representation, the words written outabove. In addition to this representation, this sentence is associated withanother representation which is the meaning it has Deep Structure. In this case, the DeepStructure can be represented as:

 

PAST (BREAK [someone, window, withsomething])

 

This Deep Structure representation is designed to capture the intuitions which eachof us have as native speakers of English when we hear the Surface Structure presented above. We understand that:

 

(a) Some event occurred in the past;

(b) The event was a complex event;

(c) It consisted of the following parts:

 

Anaction, break, which occurred between:


a.The agent
−some person or thingdoing the breaking, here represented by someone, and


b.The object
some person or thingbeing broken, here represented by the window, and


c.The instrument
the thing used to do the breaking, here represented by with something.

 

Noticethat, even though not all of the parts of the Deep Structure represented appearin the Surface Structure (in this case the agent and the instrument are notrepresented in the Surface Structure), the native speaker of English has thatinformation available in his understanding of the sentence. The statement The window wasbroken implies to native speakers that not only was the windowbroken but someone or something had to break the window with something. The waysin which Surface Structures can differ from their associated Deep Structuremeanings is the research domain of transformational linguists. They have postulateda series of formal mapping operations called transformations which preciselyspecify how Deep and Surface Structures may differ. The entire process whichlinks a Deep Structure to its Surface Structure(s) is called derivation (see page 10).

 

Explicit, formal models of each Surface StructureDeep Structure relationship can be made on the above model. (Youmust make this important distinction in order to understand the unconsciousprocessing of language that occurs in hypnosis.) Transformational linguists,therefore, have taken an incredibly complex area of human behavior and built aformal model of it which explicitly represents the rules of behavior which areintuitively demonstrated, although not consciously understood, by nativespeakers of that language.

 

The authors (Bandler/Grinder) have used the approach of formalizing intuitions tobuild an explicit, formal model of the language exchange in psychotherapy. Whatwe did was to create a formal representation of the intuitions which effectivetherapists from every school of psychotherapy use in their work, although theyare not necessarily conscious of it. (This Meta-model of therapy is fully explained in The Structure of Magic I.)

 

We used our formalization techniques to explore and understand the other representational systems used by human beings to organize and create models oftheir experience. These kinesthetic, visual, auditory, olfactory, gustatorymaps of experience were then used as a basis to expand our model of therapy.The results were both fascinating and useful.





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地図は土地そのものではない「削除、歪曲、一般化」

わたしたち人間が創るモデルは、主に三つの点で現実の世界と異なっている。

第一に、体験は部分的に削除され、モデルには表現されない。これは、モデリングに不可欠な一面であると同時に、ときにその内容を乏しくする一面でもある。感覚として入力されたものを何から何まで表現しようとすれば、データに飲まれてしまうだろう。しかし、重要な面、あるいは致命的な面を表現し損なえば、さんざんな結果となる。いずれにせよ、世界モデルを創る際には、体験は必ず部分的に削除される。こうした削除のみならずモデリングに伴うあらゆるプロセスは四六時中発生しているが、わたしたちがそれに気づくことはほとんどない。

第二に、世界モデルは歪曲によって現実の世界と異なったものになる。歪曲というモデリング・プロセスを使うと、感覚データから成る体験を変更することができる。たとえば、緑色の牛というものについて、たとえ実感を伴う体験はなくとも思い描くことはできる。体験を歪め、それが現時点のことだと想像することによって未来を設計できるのである。このモデリングのブロセスは、それがどう使われるかによって、有用なものにもなれば、不都合なものにもなる。

第三は一般化である。世界モデルを構成する一要素はそれが属するカテゴリーの一例でしかない。にもかかわらず、その要素がカテゴリー全体を代表するようになるのが一般化である。このプロセスのおかげで、目を左から右に移動させることによって本を読めば、その内容を把握できることがわかるようになる。ほかのドアと同じようなドアが目の前にあれば、そのドアを見るのは初めてであっても、以前と同じやりかたをすれば開くだろうと見当がつく。世界モデルの中で一般化を行なうことによって、状況から状況へとより効率よく動くことができるようになるのである。さらには、より高次のパターニング(パターン形成)レベルで体験を再コード化しつづけることもできるようになり、その結果、人間が機能しているあらゆる分野の知識や技術が進歩する。

(ミルトン・エリクソンの催眠テクニック[言語パターン編]p.5-6より)


ローズマリー










First, the models thatwe as humans create will differ from the world of reality in three major ways.

Some parts of our experience will be deleted, not represented in our model.This is both a necessary and sometimes impoverishing aspect of our modeling processes. If we tried to represent every piece of sensory input, we would beoverwhelmed with data. However, when we fail to represent an important or vitalaspect, the results can be devastating. In any event, we do delete parts ofour experience when creating models of the world. These deletions, and all ofthe processes of modeling, go on all the time and, for the most part, without our conscious awareness.

The second way in which our model of the world will be different from the world itself is through distortions. Distortion is amodeling process which allows us to make shifts in our experience of sensorydata. For example, we can fantasize a green cow, even though we have neverexperienced one with our senses, We can distort our experience and plan thefuture by imagining that it is now. This modeling process can be an asset or aliability, depending upon how it is used.

The third process of modeling is generalization. This is the process by which one element of our model of theworld comes to represent an entire category of which it is only an example. This allows us to know that when we read a book, by moving our eves from leftto right, we will be able to extract the content. When we are confronted with adoor just like any other door, even though we have not seen this particulardoor before, we make the assumption it will open by the same process we haveused before. Generalizations in our model of the world allow us to operate moreefficiently from context to context. Generalization also allows us to keeprecoding our experiences at higher levels of patterning. This makes possiblethe advances in knowledge and technology − in all areas of human functioning. 





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地図は土地そのものではない

著者(ジョン・グリンダー、リチャード・バンドラー)の体験からいえば、医療や歯科治療、心理療法のために催眠を使う人びとは、どうやら他のいかなる業種の人びとよりも、わたしたち人間がこの世界そのものに基づいてというより、こうあるべきだと信じる世界の地図もしくはモデル(創作した表象)を使って動いていることをよく理解しているようだ。一般の人びとや特定の患者が自らの住む世界の表象をそれぞれどう創造しているかについて徹底的に理解すれば、催眠を行なう者には多くの利益がもたらされる。たとえば、トランス誘導のスピードが上がり、これまでより多くの患者を、これまでより深いトランスに、これまでよりうまく誘導できるようになる。どのように世界モデルが創られるかについて深く研究したい読者には、「魔術の構造」をお勧めする。ここでは本書の目的に従って、世界モデルを創るプロセスの基本モデルのみを提供しようと思う。
(ミルトン・エリクソンの催眠テクニック[言語パターン編]p.5より)


ローズマリー










The Map Is Not the Territory


In theauthors' experience, people who use hypnosis for medical, dental, orpsychotherapeutic purposes seem more than any other single group to understandthat we, as human beings, do not operate behaviorally directly upon the world,but rather we operate through a map or model (a created representation) ofwhat we believe the world to be. A thorough understanding of how people ingeneral, and each client in particular, create a representation of the world inwhich they live will yield the practitioner of hypnosis many advantages. Amongthese will be greater speed in trance induction, more success with a greaternumber of subjects, and deeper trances. For additional study of the processesby which people create models of the world, we re commend The Structure ofMagic I and II. For our purposes here, we wish now to provide you with only abasic model of the processes by which people create models of the world.




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ミルトン・エリクソンの催眠テクニック:読者へのガイド

Milton_Erickson

 Young Milton H. Erickson

天才セラピストはいかに語りかけるか

ミルトン・エリクソンは、医療催眠の第一人者として、世界的に賞賛されている。催眠に関する専門論文を百本以上書き、1920年代以降は、催眠を教授し、催眠による治療を行い続けている。

催眠には、人類に提供しうる大きな可能性があるが、その可能性を探究し、かつ、それを立証するエリクソンの能力は、この分野の誰よりも優れている。しかし、科学者たちはその能力に困惑した。それゆえ、眼前で彼が行なったことが否定しよもない現実であり、そこでは、人間の心には到底なしえないと思われていることが起きていたにもかかわらず、彼の業績を概して奇跡とみなすか、ありえないこととして糾弾している。

さらに、彼の弟子には、彼がいとも手軽に使う催眠技法を実際に使えるようになる者がほとんどいない。ミルトン・エリクソンが催眠誘導を行ない、意識の催眠状態を利用する間に示す行動は、きわめて複雑だ。それでいて、非常に体系的でもある。すなわち、彼の行動には特徴的なパターンがあるということだ。一方、わたしたちには、複雑な人間行動の明示的なモデルを構築するスキルがある。つまり、そうした複雑な行動パターンを示す地図をわたしたちが創れば、ほかの人びとがその地図を使ってその行動パターンを学び、利用できるようになるのである。ノーム・チョムスキーが現代の生成文法の一モデルを表わす最初の公式について語った言葉を引用しておこう。

…ひとつは、言語構造について、はっきりした形をもつ一般理論を構築し、そうした理論の基盤を探ろうとしているのである。言語学で厳密な公式を探究するのには、論理的な正確さに対する単なる関心や言語分析法を洗練して揺るぎないものにしたいという希望よりもはるかに重い動機がある。正確に構築された言語構造モデルは、発見自体のプロセスの中で、否定的にも肯定的にも、重要な役割を果たす可能性がある。正確ではあるが不充分な公式化を押し通し、容認できない結論に到ることによって、なぜ不充分なのか、まさにその原因をしばしば顕在化させることができ、その結果として、言語学的データをより深く理解できるようになる。もっと前向きにいえば、はっきりした形をもつ理論が構築されれば、元々その理論で解決しようとしていた問題以外の数多くの問題の解決法が自動的にもたらされるかもしれないということである。

本書は、これと同じことを催眠の分野で行なおうとする私たちの努力を示すものである。

エリクソンは、私たちのこのスキルを認め、催眠を行なう他の人びとが自分の強力なツールやテクニックを利用できるよう本書を構成してほしいといった。催眠を行なっている最中のエリクソンの行動パターンをいくつか本書で提示しているのは、私たち著者の意向である。私たちは読者がこれらのスキルを自分の仕事で活かせるよう、簡単に学習できる段階的な形で、明示的なモデルを提供するつもりである。第鬼は三部から成り、それぞれにおいて、モデリングの三つのレベルを説明している。

第吃瑤砲蓮▲┘螢ソンの論文を数本掲載している。彼のワークがよくわかり、わくわくする好例である。彼の行動パターンを特定する注釈を併記している箇所があるが、私たちが特定したパターンでは、エリクソンのワークで提示されているものを論じ尽くしているとは決していえない。本書は、この作業に着手すること、同時に、エリクソンの言語パターンのもっとも本質的な要素を提示することのみを目指すものである。

第局瑤任蓮△修Δ靴織僖拭璽鵑鯡詰のないグループに分類している。これによって、エリクソンのワークを理解し、催眠に関する自分自身の体験を体系化するための総合的な方法をつかんでいただければと思う。私たちの目的は、読者の皆さんにこうしたパターンに親しんでいただくこと、そして、それらがエリクソンのワークでどのように発生しているかを例示することである。そのために、すでに世に出ている彼のワークに関するさまざまな論文を部分的に引用している。その大半は、トランスクリプトの類である。

第敬瑤任蓮第機↓局瑤覇団蠅靴織僖拭璽鵑鮹奮的に系統立てて提示している。第敬瑤量榲は、各パターンの形式的な特徴を理解していただけるようにし、そのパターンを構築する際に必要なスキルを提供することである。そうすることで、読者はエリクソンの行動パターンを手に入れ、それらを自らのワークで活用できるようになると私たちは信じている。

本書を入念に読み、ある程度の時間をかけて各パターンを実践することを強くお勧めする。本書はそもそも、小説としてではなく、トレーニング・マニュアルとして計画されたものである。注意深く何度も繰り返し活用することによって、ぜひとも最高の実りを手にしていただきたいと思う。
(ミルトン・エリクソンの催眠テクニック[言語パターン編]読者へのガイドより)

ミルトン・エリクソンの催眠テクニックI: 【言語パターン篇】






森林












Milton Erickson is internationally acclaimed as the leading practitioner of medical hypnosis. He has written more than a hundred professional articles on hypnosis and has taught and practiced hypnosis since the 1920's. He, more than any other human being in this field, has been able both to explore and to demonstrate the vast potentials that hypnosis has to offer humaniry, His ability baffles the scientific mind, and his accomplishments, typically, are either viewed as miracles or denounced as impossibilities, although first-hand experience presents him as an undeniable reality, a striking contrast to what most people believe is possible for the mind to accomplish. Furthermore, few of his students have learned to exercise the skills in hypnosis that Milton Erickson uses so easily. The behavior Milton Erickson demonstrates while both inducing and utilizing hypnotic states of consciousness is extremely complex. Yet he is very systematic; that is, his behavior has distinctive patterns.

Our skill is in building explicit models ofcomplex human behavior. What this means is that we build maps of these complex patterns of behavior and these maps then allow other people to learn and use these behavior patterns. We quote Noam Chomsky's remarks concerning his initial formulation of a model for modern transformational linguistics.

... forms part of an attempt to construct a formalized general theory of linguistic structure and to explore the foundations of such a theory. The search for rigorous formulation in linguistics has a much more serious motivation than mere concern for logical niceties or the desire to purify well-established methods of linguistic analysis. Precisely constructed models for linguistic structure can play an important role, both negative and positive, in the process of discovery itself. By pushing a precise but inadequate formulation to an unacceptable conclusion, we can often expose the exact source of this inadequacy and, consequently, gain a deeper understanding of the linguistic data. More positively, a formalized theory may automatically provide solutions for many problems other than those for which it was explicitly designed. 

This volume represents our effort to perform this same service for the field of hypnosis.

When Erickson recognized this skill, he expressed the hope that this volume would be constructed so that other practitioners of hypnosis would have available to them his powerful tools and techniques. It is the authors' intention in this first volume to present to you some of the patterns of Erickson's behavior in hypnosis. We intend to give you, in an easily learnable, step-by-step manner, an explicit model which will make these skills available to you in your own work. This book has three stages or levels of modeling,each represented by a separate part.

Part I contains several of Erickson's articles, exciting examples of his own work. We will present a parallel commentary that will identify the patterns in his behavior. The patterns we will identify do not, by any means, exhaust what is present in Erickson's work. This volume is designed only to begin this process, and, at the same time, to present the most essential elements of Erickson's language patterns.

In Part II we will take these patterns and sort them into natural groupings. Hopefully,this will provide you with an overall way of both understanding Erickson's work and organizing you own experience in hypnosis. Our purpose is to familiarize you with these patterns, and to show examples in which they occur in Erickson's work. This will be accomplished by excerpting small portions of various published articles about his work, most of them of a transcriptual nature.

Part III of this volume is a step-by-step, explicit presentation of the patterns identified in Parts I and II. This Part isintended to give you the skills necessary to construct each pattern through an understanding of its formal characteristics. Our belief is that in this way thepatterns of Erickson's behavior will be made available an to you for use inyour own work.

We strongly recommend that you read this volume carefully and that you spend some time experimenting with each pattern. This book is designed primarily asna training manual, not as a novel. Careful use and re-use will real the best rewaeds for you.

FOOTNOTE
1. Syntactic Structures, Mouton & Co.,The Hague, 1957, p. 5.

 




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ミルトン・エリクソンの催眠テクニック:まえがき

Milton_Erickson



 Young Milton H. Erickson

1919年、高校を卒業してまもなく、私はポリオを発症し、数ヶ月の間ほぼ全身が麻痺しました。無事だったのは、目と耳と思考力だけでした。農場の我が家に隔離状態となったため、気晴らしになるようなことはほとんどありませんでしたが、幸い、以前から人間の行動に関心があったので、両親や8人きょうだい、さらには、私のケアをしてくれていた准看護師の行動を観察するようになりました。体を動かせないため、私の観察はどうしても、彼らが私に関してどのようなコミュニケーションを取り合っているかという点に絞られました。

当時の私には、ボディランゲージやそれ以外の非言語的コミュニケーションについて、すでに多少の知識はありました。しかし、たった1回のやり取りにも、言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーションとの間に頻繁に矛盾があることに気づいて、私は驚きました。しかもそれは、私にとって、しばしばぎょっとするような矛盾でした。これに興味をかきたてられた私は、ことあるごとにますますじっくり観察するようになりました。

「ダブルテイク〔ひとつの言葉が二重の解釈をもちうること〕」とは、しばしばまったく別の経験から来る連想を基盤とした、異なるふたつの理解レベルにおける知覚のことですが、これに気づいたことで、観察の新たな場が開けました。やがて、「トリプルテイク」も起こりうることに気づくと、私は頭の中で、ひとつのコミュニケーションについていろいろなフレージング(言葉づかい)を繰り返し練習し、異なる理解レベルで異なる知覚を発生させたり、さらには、特性が矛盾するような知覚を発生させたりするようになりました。こうした努力を重ねた結果、そのほかにも数多くの要因がコミュニケーションを支配していることを認識するようになりました。そうした要因には、たとえば、声の調子、時間的な価値、提示の順序、遠近関係、内在的な矛盾、削除、歪曲、冗語、強調の過不足、直接/間接、曖昧さ、適/不適などがあります。

また、どうやら知覚と反応には複数のレベルがあり、それらは必ずしも、普通の気づき、すなわち、意識的な気づきのレベルにあるわけではなく、自己が認識しない理解レベルにあって、それがしばしが「本能的」や「直観的」という言葉で表現されているのだということも明らかになってきました。

その好例としてわかりやすいのは、何といっても、フランク・ベーコンが舞台演劇「ライトニン」で主役として見せた演技でしょう。彼はさまざまな場面において短く「ノー」というだけで、少なくとも16種類の意味を伝えました。例えば、明確な「ノー」、微妙な「イエス」、望みをほのめかす「まだです」、面白がっていう「ばかじゃないの!」、さらには、強烈に否定する「何があろうとも絶対に」といったものまで伝えていました。声の調子が変われば、それがひとつの語彙となって、言葉によるコミュニケーションを実際に変えることができるということであり、これはボディランゲージでも同様です。

その後、私は、クラーク・L・ハルによる実験的な催眠に出会い、注意を向ける焦点の数を減らすことや具体的な焦点を選択して操作することの可能性に気づくようになりました。これがきっかけとなり、コミュニケーションの複雑さに関する自分の気づきと、催眠に関する自分の理解とを結びつけ、実験や心理療法に役立てるようになりました。

私は、いまこうして、リチャード・バンドラーとジョン・グリンダーによる本書の「まえがき」を書いていますが、本書は、私の方法論を完全に説明しきれているとは決していえません。けれども、ふたりは、自ら明言しているとおり、私が自分でするよりもはるかにうまく、私のやりかたを説明しています。私は自分がしていることを理解していますが、どのようにやっているかは、とても説明できません。

その簡単な例としては、娘のクリスティーナが医学生だったころの体験を挙げるといいかも知れません。娘はたまたま、アーネスト・ロッシと私が書いたダブル・バインドに関する論文を取り上げる機会があり、それを読んだあと、面白がって言いました。「なるほど、私はそういうふうにしているってわけね!」その場にいたロッシ博士はすぐに訊ねました。「で、君は何をそいうふうにしているってわけなんだね?」

娘は説明しました。「どんな患者さんにも直腸とヘルニアの検査を拒否する権利があって、実際、多くの患者さんがそうしています。でも、私は、検診のその段階になると、患者さんに共感を込めていうんです。『わかりますよ、こうして私に目や耳や鼻をのぞき込まれ、あちこち突かれたり叩かれたりするのは、さぞかしうんざりでしょうね。でも、直腸とヘルニアの検査が終わったら、すぐに私にさよならが言えますから』って。そうすると、患者さんたちはいつも最後まで我慢して、そのさよならを言おうとするんです」

私は、コミュニケーションの複雑性がさらに分析され催眠に役立てられることを願っていますが、本書一冊にそのすべてを収めるのは無理なようです。また、分析とは別に、入念に構成したコミュニケーションを行うと、実際にはそう請われてないことも多いのに、なぜ、どのようにして、あれほど多くの効果的な反応を患者から引き出せるのかについても、分析されることを願っています。そうした追加の研究がゆくゆく行われることは間違いありません。リチャード・バンドラーとジョン・グリンダーによる本シリーズの第挟を私は期待しています。

本書にこのまえがきを書くことを、ずっと楽しみに思い、名誉に思ってきました。本書が私の催眠技法を中心としたものだから、そういうのではありません。くだくだしい語唱や直接暗示、権威を笠に着た命令に代わって、意味のあるコミュニケーションを行なうべきだということが明確に認識される必要があり、長年の懸案だったその必要が、とうとう満たされたからこそ、そういうのです。
(ミルトン・エリクソンの催眠テクニック[言語パターン編]まえがきより)







森林











An attack of anterior poliomyelitis in 1919, shortly after my graduation from high school, rendered me almost totally paralyzed forseveral months, but with my vision, hearing and thinking unimpaired. Since I was quarantined at home on the farm, there was little diversion available. Fortunately, I had always been interested in human behavior, and there was that of my parents and eight siblings, and also that of the practical nurse who was taking care of me, available for observation. My inability to move tended to restrict me to the intercommunications of those about me.

Although I already knew a little about body language and other forms of non-verbal communication, I was amazed to discover the frequent, and, to me, often startling contradictions between the verbal and the non-verbal communications within a single interchange. This aroused so much of my interest that I intensified my observations at every opportunity.

The discovery that "double takes" were different levels of understanding, often based upon totally different experiential associations, opened a new field of observation. Then, when I discovered that a "triple take" could occur, I began mentally rehearsing the phrasing of a single communication to cause differing perceptions, even contradictory in character, at differing levels of understanding. These efforts led to the recognition of many other factors governing communication such as tonalities, time values, sequences of presentation, near and remote associations, inherent contradictions, omissions, distortions, redundancies, over- and 
under-emphases, directness and indirectness, ambiguities, relevancies and irrelevancies − to name a few.

Also, it became apparent that there were multiple levels of perception and response, not all of which were necessarily at the usual or conscious level of awareness but were at levels of understanding not recognized by the self, often popularly described as "instinctive" or "intuitive. "

Perhaps the best simple example is the instance of Frank Bacon's achievement during his starring role in the stage play "Lightnin'," in which, by the utterance of the single word no at various times, he conveyed at least sixteen different meanings. These meanings included an emphatic No, a subtle Yes, an implied promise of Not yet, an amused Don't be ridiculous, and even the exquisite negative Not even if all hell freezes over! Altered tone of voice can constitute an actual vocabulary of transformation of verbal communication, as can body language.

Then, I was introduced to experimental hypnosis by Clark L. Hull, and I became aware of the possibilities both of decreasing the number of foci of attention and of selecting and maneuvering specific foci of attention. This led to the combining of my aware nesses of the complexities of communication with my understandings of hypnosis, for experimental and psychotherapeutic purposes.

Although this book by Richard Bandler and John Grinder, to which I am contributing this Preface, is far from being a complete description of my methodologies, as they so clearly state it is a much better explanation of how I work than I, myself, can give. I know what I do, but to explain how I do it is much too difficult for me.

A simple example of this may be cited from the experience of my daughter, Kristina, as a medical student. She happened to pick up a paper by Ernest Rossi and myself, on the double bind, and, after reading it, amusedly commented, "So that's how I do it!" Dr. Rossi, who was present, immediately asked, "So that's how you do what?"

She explained,"Every patient has the right to refuse permission for a rectal and hernial examination, and many patients do. But when I have reached that part of the physical examination, I tell my patients, sympathetically, that I know they are tired of having me peer into their eyes, and peak into their ears and up their noses, and poking and thumping here and there, but that, as soon as I complete the rectal and hernial examinations, they can say good-bye to me. And they always wait patiently to say that good-bye"

While I would like still further analyses of the complexities of communication for hypnotic purposes, which would require much more than this book by Bandler and Grinder can encompass, I would also like an analysis of how and why carefully structured communications can elicit such extensive and effective patient responses, often not actually requested. Unquestionably, such additional studies will eventually be made. I look forward to Volume II in this series, by Richard Bandler and John Grinder.

It has been a pleasure and a privilege to write the Preface to this book. I say this, not because it centers around my hypnotic techniques, but because long overdue is the fulfillment of the need to recognize that meaningful communication should replace repetitious verbigerations, direct suggestions, and authoritarian commands.





NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
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ユーティライゼーション

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ミルトン・エリクソンは、「治療に抵抗するクライアントなどいない。柔軟性に欠ける治療者がいるだけだ」という言葉を残しています。

エリクソンは、クライアントが表現しているものや、もともと持っているものは、何でも利用してしまおうという考えがありました。例えば、クライアントが普段、好んでいるものや興味を持っているもの、信念や行動の特徴、そして心理的な抵抗や症状さえも、うまく利用して、催眠に誘導したり、治療ベースに乗せたりしていました。

例えば、不安でじっとしていられないクライアントに対して、エリクソンは、部屋中を歩き回るように指示し、さらに歩き方を細かく指示しているうちに、クライアントはイスに座って静かに催眠状態に入っていったというケースがあります。

このように、クライアントがどんな問題行動を持っていたとしても、クライアント自身の中に、それを解決するためのノウハウが備わっているということを前提とした治療のアプローチをユーティライゼーション(Utilization)」と呼んでいます。

観葉植物











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ミルトン・エリクソンの催眠プロセス

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ミルトン・エリクソンが行っていた催眠誘導の方法や治療の仕方は、非常に独創的なものであり、それまでの催眠の概念を書き換えるような革命的なものでした。

エリクソンは、従来の催眠療法家が行っていたような形式的な誘導の方法はあまり用いず、むしろ、クライアントと通常の会話をしながら、いつの間にか相手を催眠状態に誘導するという方法を取っていました。

直接暗示による催眠誘導では、クライアントに心理的な抵抗が働いて、うまく催眠状態に入れないことがあります。エリクソンは、クライアントに心理的な抵抗が起こらないように、自然で間接的な誘導の方法を取りました。具体的には、「曖昧な表現」、「物語」、「メタファー」、「間接暗示」などを多用したのです。

このような間接的な方法は、治療者の意図がクライアントに気づかれにくいため、心理的な抵抗を生じさせることなく、自然な変化を引き起こすことができます。


ハーブティ













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ミルトン・エリクソンの治療プロセス

ミルトン・エリクソンは、クライアントをトランスに誘導するために、意図的に曖昧な言葉を使いました。

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【ミルトン・エリクソンの治療プロセス】

(1)セラピストは、クライアントに、意図的に曖昧な言葉で語りかける。
   
(2)クライアントは、無意識的に、自分の内的経験にあてはまる解釈を始める。
   
(3)クライアントは、セラピストの言葉について、自分の内的経験にあてはまる解釈をしながら、次第に意識が分散されていき、トランス状態になる。
   
(4)トランス状態になると、無意識との交流が深まっていく。
   
(5)クライアントは、自然に、自分の中にあるリソースを見つけはじめる。   


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