脳は、ある行動を行うとき、その行動に必要な情報を集めて、行動の準備をします。例えば、行動の目標、手順、予測などです。そして、実際に行動しながら、具体的な手順をワーキングメモリー(短期記憶における作業記憶)として一時的に脳に蓄えていきます。
認知制御は、内側前頭前野(medial prefrontal cortex)や外側前頭前野(lateral prefrontal cortax)など、前頭前野が中心的な役割を果たしています。
プランニング
何かを実行する際、最初に行うのが、行動のプランニング(planning)です。
例えば、人前で演奏することを決めたとき、演奏する曲目や曲数、(どこで演奏するかによって異なる)演奏のクオリティ、そのクオリティに到達するための方法などを事前に考えます。このようなプランニングは、最初に大まかなものを考えて、そこから徐々に細かなものにしていくことが多いです。そして、具体的なプランが完成したあと、実際に演奏するときまで、ワーキングメモリーを保存していきます。
目標を立てることができない、あるいは目標を立ててもプランニングができないときは、行動を開始することができません。何かの行動を始めるには、プランニングを行う必要があります。
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2023/12/20