風鈴











参考ページ:
日本人と西欧人の脳の分担の比較
日本人の「音」の認識について
日本人の「母音」の認識について


「言語、音楽、自然の音」について見てみると、西欧人の場合は、言語は左脳、音楽と自然の音は脳でとらえています。日本人の場合は、言語、音楽(日本の伝統音楽)、自然の音、すべてを左脳でとらえています。日本人が「言語、音楽、自然の音」を結びつけているのは非整数次倍音です。そして、日本の伝統的な楽器は非整数次倍音が出るように作られています。つまり、言語や自然の音に近い音響が出るようにできているのです。

西欧では鈴虫を飼ってその音を聞くという習慣はありませんが、日本人は鈴虫を飼い、その鳴き声を聞いて秋の気配を感じたり、そこで生じる自分の感情を味わいます。日本人は、鈴虫の鳴き声を言語に近いものとしてとらえ、「あはれ」を感じるなどともいいます。自然や小さな生き物に対する繊細な思い、そして自分自身の感情がそこで一体となっているとすら思えます。

風鈴も、普通に鳴らすと右脳で処理される単純な音ですが、それが風に揺れることにより、ドップラー効果が起こり、微妙に音高が変わります。それぞれにずれた音どうしが繊細に重なり、非整数次倍音と同様に左脳で処理されるようになります。言語や、自然の音に近いものとして、風鈴が何かを語りかけているようにすら思えることがあります。

このように、日本人の聴覚の認識は、西洋人の聴覚と比べて、かなり特殊なものであることがわかります。


【参考文献】

倍音 音・ことば・身体の文化誌
中村 明一
春秋社
2010-11-01





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記事投稿日:2021/01/13