NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士は、NLPのマスタープラクティショナーを次のように定義づけています。
NLPプラクティショナーの必要条件をすでに満たし、その上で、NLPの卓越性の基本的パターンについて口頭で説明することができ、NLPの前身となっている分野の知的および歴史的背景についての一定の理解度を持ち、これらの基本的な適用パターンについて複数のバリエーションを使いこなせる人です。この最後の特徴は特に重要です。NLPの基本パターンについての複数のバリエーションを使いこなせるということは、マスタープラクティショナーは基本的パターンの書面に書かれてある順序から自分を解放する方向に大きなステップを踏み始めたことを意味しています。マスタープラクティショナーの行動は、NLPのパターン化原則に関して完全にクライアントの要求に焦点を合わせているので、クライアントの変化する要求をカリブレートしながら、一つのパターンの局面から他のパターンの局面に優雅に正確に移ることができます。
▶NLPプラクティショナーの定義
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事投稿日:2022/08/16
ジョン・グリンダー
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士は、NLPのプラクティショナーを次のように定義づけています。
NLPで行われているモデリングと他の学問分野で使用されているモデリングとを区別することができ、プロセスとコンテントの差異を直感的に認識し、NLPの基本パターンにおいて行動的有能性を達成している人です。プラクティショナーは、NLPとその適用パターンについて口頭で語れるかも知れませんし語れないかも知れませんが、もっとも重要なこととして、プラクティショナーは、実際に基本的パターンを効果的に適用する能力を備えています。プラクティショナーの習得度は、さらに首尾一貫したNLPパターンの自己適用と意識と無意識のプロセス間の正確で効果的なコミュニケーションを可能にさせる効果的な一式の自発的シグナルによっても適切に判断することができます。
▶NLPマスタープラクティショナーの定義
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事投稿日:2022/08/16
Filmed by Darrell Brown in London, 2003. John Grinder, the co-creator of Newro-Linguistic Programming or NLP, widely regarded as the leading edge technology in enhancing human performance. In this video
John Grinder discusses the definitons of NLP, marking several key distinctions that are necessary for NLP to be accepted alongside other legitimate scientific disciplines. This series of short clips were filmed by Darrell Brown after an NLP modeling seminar with Grinder and Bostic St Clair in London, UK 2003. More video clips from the same series will be posted shortly on youtube and our web site.
(upload: 2008/08/06)
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2022/07/27
This was filmed by Darrell Brown. John Grinder, the co-creator of Neuro-Linguistic Programming or NLP, widely regarded as the leading edge technology in enhancing human performance. In this video John Grinder discusses the New Code of NLP.
(upload: 2008/08/06)
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2022/07/27
John Grinder - beautiful demonstration of content free hypnosis
(upload: 2015/09/11)
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2022/07/28
John Grinder gives a workshop on achieving human excellence through personal change.
(upload: 2011/12/06)
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2022/07/28
13世紀のイタリアで起こったことを知っていますか。13世紀には多くのことが起こりました……(笑い)私が興味のある13世紀のイタリアで起こった出来事の一つは、それ以前のビジュアル・アートと違い……
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マーン:
(中断しながら)私は、絵画の系譜のようなものはあまり詳しくありませんが、その頃、絵画において奥行き感が発見されたのだと思います。
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ジョン・グリンダー:
そうです、「遠近法」です。よく注意して聞いてほしいのですが、この時代に、三次元の世界での測量によって真実とされた関係性を二次元の面に機械的に歪曲する方法が発見されました。この機械的な歪曲の目的は、最終的な二次元の結果が三次元的に見えるように、その歪曲を人間の視神経系にしっくりと収めさせることでした。三次元の二次元へのマッピングは、一次的注意が二次的注意のプロセスを受け入れようとしたとき、どのように一次的注意が弱められるか、を示す好例です。彼らは何をしたのでしょうか? 私が言ったことがわかりましたか? 二つの注意に対してこの質問をしていますが。
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私は、かつてアテネの町のフィロパッポスの小さな丘に立って、遠くの大きな丘を眺めていました。視界には大きな丘が二つあり、二番目の丘はアクロポリスと呼ばれていました。フィロパッポス丘から見える構造物がアクロポリス丘を眺める私の目を引き付けました。それは、ギリシャ人は愚かにもトルコ人との戦争の際に内部に弾薬を置き、それをトルコ人が爆発させてしまったので、今では屋根の一部と土台が残った円柱の集まりとなってしまったパルテノンでした。
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フィロパッポス丘の頂上まで登って、約1キロさきの彼らのパルテノンを眺めたとき……、私の体は歌いだしそうでした。私の視覚的な経験にあまりにもしっくりきたので、私の中の視覚/触覚回路が起動してしまいました。あたかも私の体が深い自然の歌を見つけたので、その時間と場所に適した歌を歌えるかのようでした。ここで驚くべきことは、もし足をのばしてフィロパッポスから歩いて離れてアクロポリスの頂上まで登り、巻尺で円柱同士の距離と円柱の実際の円周、すなわち、上方向きの円錐形状を(守衛がきて放り出されるまで)測ったなら、これらの測定によって13世紀のイタリアの場合のようにギリシャ人は、どこかで失われた知恵をもっていたことがわかるでしょう。ギリシャ人は、パルテノンの客観的現実を人間の神経系の視覚的歪曲にしっくり収まるように歪曲したのでした。
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ジュディス・ディロージャ:
これらの円柱は同じ大きさではなく、円柱間の距離も同じではありません。しかしながら、それを眺めると、あなたの体はこの客観的な情報は間違っている、と告げます。ギリシャ人がパルテノンに施したことには非常に正しいことがあります。彼らは、認識論的な課題を遂行したのでした。ベイトソンは、サイバネティック的に思考すること、すなわち、回路の「弧(訳注:『arc』の訳で、本書では「回路全体の副区分」を意味しています)」だけではなく、回路全体、関係性が尊重されるような形でチャンク操作を行うことの重要性を何度も強調しています。経験のチャンクのし方によっては、私たちの思考に空恐ろしい認識論エラーが生まれる可能性もあります。ベイトソンは、私たちがサイバネティック的に思考することを学ばない限り、地球全体が消失するだろう、と主張しています。
(ニューコードNLPの原点「個人的な天才になるための必要条件」p.37-39)
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John Grinder:
You know what happened in thirteenth-century Italy. A lot of things happened in thirteenth-century... (laughter) One of the things that happened in thirteenth-century Italy that I'm interested in is that if you look at thevisual art available before...
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Marne:
(interrupting) I'm not real good with timelines and that sort of thing but I think tha's when they discovered depth perception in their paintings.
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John Grinder:
Perspective. They found a way, and listento this very carefully, of mechanically distorting the relationships they knew to be true by measuring them in the world in three dimensions onto a two-dimensional surface. The purpose of this mechanical distortion is to fit the distortions in the human visual nervous system in such a way that the end two-dimensional result would appear to be three-dimensional. Mapping from three dimensions onto two dimensions is a good example of how first-attention reduction occurs when first attention tries to appreciate second-attention process. What is it that they did? Did you hear what I said? Both attentions.
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I once stood on a small hill in the city of Athens, Philopappus, and looked across a distance at a larger hill, the two main hills in the area, and the second hill was called the Acropolis, and there's one structure from Philopappus that drew my eye as I looked across at the Acropolis. It was the Parthenon, nowlargely a series of columns with a partial roof and a foundation because the Greeks were foolish enough to putmunitions inside of it during one of the wars with the Turks who then blew it up.
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When I climbed to the top of the Philopappus and looked across that intervening kilometer or so at the Parthenon... it wasas if my body sang atthat point. There was something so congruent about my visual experience that see feel circuits in me were triggered. It was as if mybody had found a deep natural song that it could sing that belonged there atthat time. Now the startling thing is that if you now make that journey, if youwalk down off Philopappus and walk over and up to the top of the Acropolis and take a tape measure and begin to measure the distance between the columns and the actual circumference of the columns−their tapering as they move upward (until the guards come alone and throw you out)−as you make those measurements you'll discover, as in the case of thirteenth-century Itaru, the Greeks had a wisdom that somewhere got lost. They distorted the objective reality of the Parthenon in such a way that it fits the visual distortions of the human nervous system.
Judith DeLozier:
Those columns are not the same size nor are the distances between them the same. And yet as you lookat it your body tells you that this objective information is false. There's something so very right about what the Greeks didwith the Parthenon. Those guys had done their epistemological homework.Bateson emphasizes again andagain the importance of thinking cybernetically,that is, chunking in a way that respects the entire circuit, the relationships,and not just arcs of circuits. The way in which we chunk experience can lead to epistemological errors in our thinking that are formidable. Gregory says thatunless we learn to think cybernetically the entire planet could be forfeit.
(TURTLES ALL THE WAY DOWN: Prerequisites to Personal Genius p.11-12)
日本の皆様へ
ジョン・グリンダーとカルメン・ボスティック・サンクレアより
NLPにおける最新のパターン化である「ニューコード NLP」について、ご挨拶をかねてご紹介します。
さらに、だれがニューコードNLPのトレーニングを適切に受けており、だれが合法的にニューコードNLPのパターンを提供できるのかをめぐり、さまざまな事情で少し混乱が生じているようですので、この機会にその辺りのお話もいたします。
私たちはこの25年間、専門的な知見を活かして、ニューコードNLPと呼ばれる一連のパターンを開発することに励んできました。手始めに、皆様のご参考として、このパターンの大筋をご説明しましょう。
「ニューコードNLP」(NCNLP)とは、カルメン・ボスティックとジョン・グリンダー、それに多くの同僚(例えば、英国NLPアカデミーのマイケル・キャロル)による広範なデザインと高度なパターンの試行の成果です。それには、次のような意図がありました。
1. ジョン・グリンダーとフランク・ピューセリック、リチャード・バンドラーが1970年代に開発したオリジナルのパターン化である「クラシック NLP」に見られたコード化における欠陥を修正すること。
※このパターン化の内容をお知りになりたい読者は、ジョン・グリンダーとフランク・ピューセリックの共著でカルメン・ボスティックが前書きと後書きを記した「神経言語プログラミングの起源」(The Origins of Neuro-Linguistic Programming) をご覧ください。
2. 元のNLPのパターン化を効率化、かつ単純化すること。
3. 変化のワークのための画期的で新しいアプローチを開発し、提供すること。
4. 最先端のパターンを作成し発展させるために利用できるプラットフォームを設置すること。
さて、クラシック NLP とニューコード NLPの違いを知るには、次に挙げる二つのポイントが鍵となります。
1.変化のプロセスを考えるとき、無意識のプロセスを中心的な力点の一つと位置づけること。
クライアントたちが望み通りの重大でエコロジカルな変化を見せるのは、無意識の変化のプロセスが活性化され、変化のプロセスに絡んできたときだけです。これは長きにわたり、優秀な変化の仲介者たちにはすでに知られてきたことです。無意識のプロセスを変化のワークの中心に置くことで、迅速で深いエコロジカルな結果が生まれるのです。
(訳注)NCNLPにおける「エコロジカルな変化」とは、元の行動に代替するように選ばれた新しい行動が、その本人(クライアント)の他のパーツの要求と一致している変化を言います(“Whispering in the Wind”の記述より)。
伝統的な精神医学や精神療法では、意識的な理解に焦点を絞り、現時点におけるクライアントの制限が何に起因しているかを延々と探ります。そうすることで、長い目でみたら結果としてクライアントの行動は変化するかもしれません。
日本でいうなら「弾丸列車」の新幹線に乗るか鈍行にするかといった例でもはっきり分かります。新幹線なら目的地に速く着く。新幹線派の人が気付いている点として、速さのあまり、乗っている間に自分がどこにいるのか分からない、ということがあります。逆に鈍行派は、ことんことんというレールの継ぎ目が分かるような速度ですので、いまどの辺を走っているかがよく分かります。しっかり時間をかけて目的地に着く。新幹線派と鈍行派のどちらを選ぶかは、旅人次第です。
たしかに意識的なプロセスは、効果的な一連の技術ではあります。しかし、それが変化のプロセスにおいて果たす役割は組織的なものです。ニューコード NLPのトレーニングが掲げる目的の一つに、無意識と意識のプロセスの適切な協同関係を形成するという点があります。
そこで思いつくのが、馬と乗り手の例えです。馬は大きな仕事をします。乗り手を行き先まで運んで行くというものです。乗り手はどうかといえば、行き先を選んで馬に伝えるという責任を負っているわけです。
2.クライアントの行動を変えることよりも、クライアントの行動の元となっているステートを変えることにシフトすること。
そうすることで、強力な力点に注目しつつ、変化のプロセスが絶え間なく進むなかで高まったパフォーマンスステートから、新たな選択肢が次々に生まれます。そうしたことが変化のプロセスの核になるのです。
クラシック NLP とニューコード NLPの違いは他にもあります。ご興味のある読者の皆さんは、どうぞ何なりとお尋ねください。誠意を尽くしてお答えします。
2016年12月25日
ジョン・グリンダー、カルメン・ボスティック・サンクレア
クラシックNLP共同開発者、ニューコード NLP共同開発者
クオンタムリープ社 ニューコード NLP社長
Statement about NLP and the Choices on
offer
To our dear Japanese colleagues
From John Grinder
and Carmen Bostic
Certain events have occurred which has created some confusion about New Code
NLP and who is adequately trained and who is legally authorized to present New
Code NLP patterning.
We wish to take this opportunity to make a statement about this, the most
recent patterning in NLP. For the last 25 years, the two of us have devoted out
professional skills to the continuing development of a set of patterns known as
New Code Neuro-Linguistic Programming. We offer below a brief description of
this patterning for your consideration.
New Code NLP (NCNLP) is the result of extensive design and testing of sets of
advanced patterns created by Carmen Bostic, John Grinder and a number of
colleagues (e.g. Michael Carroll of the NLP Academy in the UK). The creation of
New Code NLP has several intentions behind it:
1. The correction of several coding errors in the patterning known as Classic
NLP (originally created by John Grinder Frank Puceilk and Richard Bandler in
the 1970's) The interested reader can gain an insight into this body of
patterning in the book The Origins of Neuro-Linguistic Programming by John
Grinder and Frank Pucelik with a forward and epilogue by Carmen Bostic.
2. The
streamlining and simplification of the patterning of the original NLP.
3. The creation and presentation of a radical new approach to change work.
4. The
establishment of a platform for the continuing creation and development of the
most up-to-date patterns available for agents of change.
We mention two of the key differentiators between Classic NLP and New Code NLP
immediately below:
1. The
positioning of unconscious processes as one of the central key leverage points
of the change process.
It has been long been noted by effective agents of change that clients achieve
significant deep ecological changes desired if and only if the unconscious
processes of change are activated and engaged in the change process. By
placing the unconscious processes at the center of the change work, speed,
depth and ecological results emerge.
Traditional psychiatry and psychotherapy, with its focus on conscious understanding
and the long tedious process of unearthing what is assumed to be the sources of
clients' present limitations may over a lengthy period of time result in some
shifts in clients' behavior. It is equally accurate to note that in Japan,
people have the choice of riding the bullet train or the local train. If you
take the bullet train, you will arrive at your destination very rapidly. Those
of you who have enjoyed traveling on the high-speed bullet train will have
noticed that its movement is so rapid that it is sometimes difficult to know
precisely where along the trajectory to your final destination you are at any
moment in time on the journey. If, on the other hand, the traveler chooses to
take the local train, he or she will know precisely where on the journey they
are at any movement in time, and it will take a long period of time to
successfully arrive at their destination. The choice belongs, of course, to the
traveler.
We do recognize that conscious processes can serve as a useful set of skills. However
the primary role they play in the process of change is organizational. Indeed,
one of the objective of
New Code
NLP trainings is to form an appropriate working relationship between
unconscious
and
conscious processes.
The metaphor of a horse and rider comes to mind: the
horse has the heavy task, the bulk of the work, carrying the rider to her or
his destination. The rider, of course, bear part of the
responsibility
to the selection of that destination and its communication to the horse.
2. The shift from focusing on changing behaviors to changing the states from
which the behaviors of the clients flow, thereby focusing on a leverage point
of enormous strength and ensuring that the processes of change continue to
evolve and new choices continue to emerge from the enhanced performance states
that at the core of the change processes.
While there
are additional distinctions between Classic and New Code NLP, we invite any
interested readers to submit questions of interest to them and we will do our
best to respond to them.
December 25, 2016
John Grinder Carmen Bostic
St. Clair
Co-creator of Classic and Co-creator of New Code NLP and New Code NLP
President of Quantum Leap, Inc.
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2022/08/10
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士とニューコードNLP共同開発者カルメン・ボスティック・サンクレア女史は、2005年10月、NLPにおけるモデリングの定義について、A Proposed Distinction for Neuro-Linguistic Programming 「NLP(神経言語プログラミング)の用語定義の提案声明」という形で明らかにしています。
この共同声明文の全文を下記にご紹介します。
----------------------------------------------------------------------
NLP(神経言語プログラミング)の用語定義の提案声明
特に初期のパターン化をまだ組織化している最中の分野を含むどの学問分野の発展に関しても、その基本的用語に関して、正確さを期すための一定の注意深さが必要となります。従来の学問分野は、基本的用語を(一回限り、または反復的に)明確化しながら、一見して比較的安定した土台を確立した上で、さらなる研究と専門的意見交換を促進させたか、またはしばしば定義が明確でない用語の曖昧さの犠牲となり、脆弱で場合によっては致命的な弱点を背負ったまま、さらなる重要な発展を達成できないまま終わりました。このような定義が明確でない用語は、まるで土台からはみ出た棹に突き刺さった布切れのようなもので、風の動きのままあてもなく揺れ動かされ続けます。
規格化した用語について決定する際に、一定の注意を払うことが必要です。一般的には、経験における区別を定義するためには、異なった描写的用語が使われる一方で、概念的な派生は、同値類(equivalence classes)として扱われます。これは、形成時期にある学問分野の通常の手順です。これにより、いずれにせよ、理想的には、豊かな用語、描写的正確さが達成され、同時に、表現の効率性も達成されます。
本声明が特に対象としている用語は、NLP(神経言語プログラミング)で使用されている「モデリング」という用語です。特に、NLPの分野で実践されているモデリングと、一般的な他の分野で実践されているモデリングとの区別が問題となっています。
NLPという分野を創始した初期モデルの作成時のNLPモデリングは、現在の時点において、および今後のNLPにおいて、NLPのモデリングに適用される以下の二つの基準を正しく認識し尊重することを含蓄しています。
1.パターン化の自己同化の段階および以下の基準が満たされるまで、天才または卓越性のモデルのパターン化を意識的に理解しようとする分類的および分析的試み(著書『風の中のささやき』では《F1−FA−F2》という図式における《F2》と定義されているもの)をすべて一時停止する能力を有している必要があります。
2.モデラーは、類似した文脈でモデルのパターン化を複製できる能力、および、その文脈で、モデラーが引き出したパターン化の、難しいが同時に価値あるコード化を達成する前に、モデリング対象の天才または卓越したモデルとほぼ同じパフォーマンスを、ほぼ同じ質、時間的制約において、クライアントから引き出すことのできる能力を証明する必要があります。
私たちは、さらに、上記の基準を満たさないモデリング・ワークの産物は、すべて、他の論理タイプのモデルとして分類される必要があることに注目します。NLP適用の技術で使用可能なパターン化と用語を用いながらも、NLPモデリングの定義を満たしていない、このようなワークの産物を定義する一般的用語として、私たちは分析的モデリングという用語を提案します。
NLPモデリングが含蓄するさらに拡張した、要求の厳しい条件が該当しないか、または、天才または卓越した個人のパターン化の解析に関して、最も効果的で有効なストラテジーが求められるような適用(たとえば、語り部のモデリング)、または文脈(たとえば、モデルがそばに存在しない、または亡くなっている場合)が存在することも非常に明らかです。私たちは、本声明で、NLPモデリングを定義すると私たちが提案している基準は満たさないけれども、学習のためのストラテジーとして、完全に正当な他のモデリング形態も存在することを認知することを意図しています。
NLPモデリングと分析的モデリングのプロセスの結果の基本的な違いは、最終ワーク産物へのモデルとモデラーの比較的貢献度にあります。この違いは、原則的には、モデリング・プロセスの際の、モデラーの知覚的および分析的カテゴリーの押し付け(imposition)の程度の差に見つかります。NLPモデリングの場合は、この押し付けは最小限である一方で、分析的モデリングでは最大限です。この2つの両極の間には、無数の可能性があることが意味され、さらに、他の形態のモデリングを実践している人々は、さらに別の用語定義を提案したいと考えることでしょう。私たちは、このような用語定義の今後の洗練化を歓迎しますが、さしあたっては、本声明で提案されている定義で満足したいと思っています。
無意識的な自己同化の段階で、すべての認知的な表出の展開を体系的に一時停止すべきという条件と、認知的なコード化を始める前に、モデリング対象のモデルまたは天才と同じようなパフォーマンスを達成できる能力を実証すべきという条件は、これらの大きな違いの基本的要因を規定しています。
このような規定の背後にある意図は、NLPのおそらく最も画期的な貢献であるこの区別が維持され、この区別が体系的になされることで、人々が2つの論理的種類のモデルの違いと、その違いに含蓄される別個のモデリングのプロセス(すなわち、NLPモデリングと分析的モデリング)の違いを正しく認識できることを保証することにあります。私たちは本声明で提案されている区別を維持されるよう、また、どのようにして、このような基本的な区別をNLP分野において維持することができるかについて提言されるよう、適切な意図をもったNLPピアの方々をお誘いしています。
私たちは、さらに、モデリングを教えるコースに参加することを考えているNLPメンバーの方々に、そのコースで教えられているモデリングのタイプについて、コースのトレーナーから明確化を求められるようお勧めします。このような活動を通じて、NLP分野で該当の区別が間違いなく維持され、さらに、コース参加者がどのタイプのモデリングを習得したいと思うかについて判断することができるようになります。
カルメン・ボスティック・サンクレア ジョン・グリンダー
カリフォルニア、ボニー・ドーン
2005年10月17日
A Proposed Distinction for Neuro-Linguistic Programming
The development of any discipline, and especially one still organizing its initial patterning requires a certain attentiveness to precision in its fundamental vocabulary. Older disciplines have either clarified their fundamental terms(once or repetitivery) and have established an apparent relatively stable platform on which further investigations and professional dialogue may be based. or they have fallen upon the sharp points that often protrude from their ill-defined terms, suffering debilitating and sometimes even fatal wounds that have precluded significant further development. Such ill-defined distinctions sway in the wind, impaled on these sticking points.
Some care must be given in making determinations with respect to a standardized vocabulary. In general, distinctions in experiences are awarded distinct descriptive terms while notional variants are assigned to equivalence classes. This is the normal business of a discipline during its formative stages: to achieve a richness of distinctions, a descriptive precision and simultaneously an economy of expression, in an ideal world, at any rate.
The distinction in question in this note is the term modeling as used in the field of Neuro-Linguistic Programming(NLP). In particular, the distinction between modeling as practiced in the field of NLP and modeling as practiced more generally.
NLP Modeling, in the creation of the initial models that founded the field of NLP, at present and in the future of NLP, references an appreciation of and respect for two criteria that apply to modeling in NLP.
1. the suspension of any taxonomic and/or analytic attempt (all f2 transforms as described in Whispering in the Wind, see http://www.nlpwhisperinginthewind.com/ )to understand consciously the patterning of the genius or model of excellence during the assimilation stage of patterning and until the following criterion is met
2. the modeler must demonstrate the ability to reproduce the patterning of the model in parallel contexts and in such contexts elicit roughly the same responses from client with roughly the same quality and time commitment as the original genius or model of excellence prior to beginning the challenging and rewarding activity of codification of the patterning demonstrated by the modeler
We further note that all modeling work products failing to meet these criteria are to be classified as some other logical type of model - we suggest Analytic Modeling as a general term for such work products; employing the patterning and the distinctions available in the technology of NLP applications but failing to respect the definition of NLP modeling.
It is also quite clear that there are applications (e.g. modeling a story teller) or contexts (e.g. the model is not available, deceased) in which the rather more extended and demanding commitment implied by NLP modeling may not be either applicable or the most efficacious or efficient strategy for explicating the patterning of a genius or extraordinary individual whose patterning is of interest. We intend this statement to be a recognition that there are other forms of modeling perfectly legitimate as strategis for learning which, nevertheless fail to meet the criteria that we are proposing defines NLP modeling.
The essential difference of consequence between the process of NLP modeling and Analytic modeling is the relative contributions of the model and modeler to the final work product. This difference resides principally in the degree of imposition of the perceptual and analytic categories of the modeler during the modeling process. - in the case of NLP modeling, the imposition is minimal; in the case of Analytic modeling, the imposition is maximal. These two extremes define a continuum of possibilities and it may well be that other practitioners of other forms of modeling may wish to propose further distinctions. We would welcome such refinements but at present will content ourselves with the one proposed here.
The requirements that the development of all cognitive representations be systematically suspended during the unconscious assimilation phase and the requirement that the modeler demonstrate the ability to perform as does the origin model or genius prior to beginning any cognitive coding describes the source of these profound differences.
The intention behind this description is to ensure that this distinction - arguable the most revolutionary contribution of NLP - is preserved and that by the systematic use of this distinction, the public may appreciate the differences between the two logical classes of models and the distinctive processes of modeling thereby implied: NLP modeling and Analytic modeling. We invite well-intentioned practitioners of NLP to join us in preserving the distinction herein proposed or to offer commentary about how such an essential distinction can be preserved in the field of Neuro-Linguistic Programming...
We further invite members of the NLP community who are considering participating in courses presenting modeling to request clarification of the type of modeling being presented. Such activity will ensure that distinction is maintained in the field and that participants in courses will be able to determine whether the type of modeling is what they wish to master.
Carmen Bostic St. Clair
John Grinder
Bonny Doon, California/October, 2005
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2022/07/15
ジョン・グリンダー
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2021/07/06
NLPが最初に生み出した「メタモデル」の理論的な背景には、アメリカ・マサチューセッツ工科大学の言語学および言語哲学の名誉教授ノーム・チョムスキーの存在があります。チョムスキーは、彼自身が提唱した「生成文法」という言語学の理論において「私たちが自分自身の経験を言語化する際に、深層構造と表層構造という2つの文法構造が存在する」と仮定しました。
▶ノーム・チョムスキー(Wikipedia)
▶生成文法(Wikipedia)
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士は、カリフォルニア大学サンタクルーズ校で言語学の助教授を務めていた時期に、チョムスキーが提唱した理論「変形生成文法」の研究を行っていました。その後、その理論の中で説明されている「深層構造」と「表層構造」という2つの文法構造の概念を取り入れ、リチャード・バンドラー氏とともに「メタモデル」という言語モデルを体系化させました。
ジョン・グリンダー博士
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2022/06/28
私が、自分の人生で、仕事の面でも個人的な面でも、これはチャレンジだな、大変な状況だなということが起こった時、自分で自分に質問します。
『私がこれまで直接一緒に過ごすことができた素晴らしい人たち、あるいは、直接会ったことはないけれど歴史的に知っている素晴らしい人たちの中で、この困難な状況に一番いい対処の仕方を知っているのは誰だろうか』
そしてこの困難な状況に対処することができる「その人」になります。まず最初に自分の身体の状態が変わります。そして自分の声の質も変わります。そして完全に「その人」になります。
この変化は一見、多重人格者のように見えるかも知れませんが、その時々で意図的に選択することができていれば問題ありません。
このように、自分自身がたくさんの選択肢を持っていて、自分に起こったその時々の状況に対して、『この状況に対処するには、この人になろう』というように、意図的に選択することができるようになれば、あなたは万能になります。
私は告白することがあります。ミルトン・エリクソンは亡くなりました。グレゴリー・ベイトソンも亡くなりました。私の人生に影響を与えた多くの人がこの世を去ってしまいました。でも彼らは死んでないんです、実は、ここにまだ生きています。私はエリクソンになれます。私はベイトソンにもなれます。
みなさんもNLPを規律正しく実践し、頑張って練習をしていれば、あなたは、好きな歴史上の人物でも誰にでもなれるのです。
ジョン・グリンダー
2013年4月25日、グリンダー博士特別講演会「天才のモデリング」より
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2022/10/20
今朝、カルメンと一緒に滞在しているホテルでこんなことがありました。朝食のビュッフェ会場でスタッフのある女性がお客さんにサービスをしていたのですが、その姿を見てびっくりしました。彼女はまるでダンサーのようでした。サービスをしている動作が上品で優雅だったのです。すべてが効率良く、優雅で、無駄な動きをいっさいしない人でした。彼女は自分がやっている仕事、すなわち朝食会場においてお客さんの面倒を見るということをよくわかっていました。彼女の動きの効率の良さや有能さというものを他のスタッフと比べてみました。すると、そこには大きな違いがありました。この女性は有名な人ではありません。しかし、自分のやっていることにおいて「天才」だといえるのです。動きには効率の良さがあり、姿には優雅さがあります。そして、自分のやっている仕事について完全に理解をしています。
私はカリフォルニアのサンタクルーズに住んでいます。そして私の自宅の近所にあるおばあさんが住んでいます。そのおばあさんは、どんな子どもでもすぐにラポールが取れるのです。このおばあさんも天才というもののひとつの形だと思います。
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天才であるためには有名でなければならないのかというと、そのようなことはありません。どんなに小さなことであっても、それが良くできていれば、そして、それをひとつひとつ積み重ねていくことができれば、良く生きた人生、あるいは、良く生きられた人生ということになります。
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ホテルの朝食会場で働くスタッフの女性の例や、子どもとすぐにラポールが取れるおばあさんの例を話しました。このように、あなたの目を見開いて、自分のまわりで起きていることを注意深く見たり聞いたりしてみましょう。自分の家族や親戚、友人や知人の中に、このような人がいないかどうかを探してみましょう。皆さんがこういうことに目覚めて、普段から気づくようにしていると、小さいバージョンかも知れませんが、「天才」というもののモデルを見せてくれる人がまわりにいることがわかると思います。私たちのまわりには、その人の素晴らしさによって自分がインスピレーションを受けたり学んだりすることができる人がたくさんいると思います。私たちのまわりには、すべてそういう光があります。
それでは、みなさんに4つの質問をします。
1.みなさんがこれまで生きてきた中で、何かを非常によくできる人はいましたか?その人は、とても有名な人かも知れませんし、あなただけが知っている人かも知れません。
2.その人のことを考えながら、自分自身に問いかけて下さい。『その人は、なぜ天才なのか?』『その人が天才だと気づけたのは、その人が何をしているからか?』
3.その人がしていることと、その人以外の人が似たようなことをしているけれど天才という域には到達できずにいることと、何が違うのか?その違いについて、まずは言葉で表現してみて下さい。
4.その人は、どうやってそこに到達したのでしょうか?
次に、みなさんに3つの質問をします。
1.あなたに歩き方を教えてくれた人は誰ですか?
2.あなたに日本語を教えてくれた人は誰ですか?
3.あなたに他人に対する親切な接し方を教えてくれた人は誰ですか?
他の人がやっていることを複製する(真似る)ということは、私たち全員が本当に深いところで持っている能力なのです。
NLPには、卓越したパターンを適用して使うという部分がありますが、その素晴らしいパターンは次の2つから生まれています。
1.ミラーニューロン
2.試行錯誤(柔軟性を持って方法を変えながら何度もやってみること)
演繹的学習とは間違えないように学ぶことで、帰納法的学習とは間違えながら学ぶことです。後者の場合は「間違い=報酬」となります。
それでは、みなさんに2つの質問をします。
1.世界でもっともよく学ぶのは誰ですか?
2.子どもはなぜ大人よりもより早く、そしてより深く学ぶことができるのでしょうか?
大人は、いま自分の目の前で起きていることについて『理解している』と思っています。ですから子どもよりも早く、そして深く学ぶことができないのです。子どもは、世界がどういうふうにできているのかということを『知らない』ということを知っています。しかし、これまで何十年も生きてきた大人の頭の中には、ひとりひとり一生懸命に頑張って作ってきた内的地図があります。そしてその内的地図というものは、世界はこういうふうにできていて、こういうふうになっているという解釈につながっていくのです。ですから、大人は、世界がどういうふうになっているのかを知っていると思っているのです。そして比較したり判断したりすることでフィルターを作っていき、新しいことを学ぶことを困難にします。ですから大人は、いま自分の目の前に展開している新しいことが起きていることに気づけないのです。新しい展開ではなく、自分が知っている世界に属しているものだと思って見てしまうのです。それは知識(F2)というものです。知識(F2)が新しい学びを邪魔するのです。
例えば、本を読んでいるAさんと、それを見ているBさんがいるとします。AさんはBさんを見て『本を読んでいる』と意味づけします。しかし、子どもだったら、ただ観察するでしょう。解釈というのは、自分が見たり聞いたりしたことを、自分の内的地図の中にある構造やカテゴリーに入れて、『これはこれに属するものだ』と当てはめていくことです。また、比較というのは、自分が見たり聞いたりしたことを、自分の内的地図の中にある構造やカテゴリーと比較して、『これとこれは同じ』とか『これとこれは違う』といったように判断していくことです。子どもは内的地図がほとんどありませんので、大人のように解釈したり比較したりしません。子どもにはフィルターがないのです。ですから、子どもは新しいことを学ぶことができるのです。
私たちは、理解しようと思うことをやめればいいのです。見たり聞いたりしたことを、子どものように自分の中に吸収すればいいのです。
それでは、大人のように知識のベースがある人が、どうやったら子どものように吸収することができるようになるのでしょうか。それは意識状態と関係しています。何かを吸収しようとするときには、頭の中にあるもの(知識)をいったん脇に置く必要があります。そして「変性意識状態」になることが必要です。変性意識状態とは、見たり聞いたりしたことを、いっさい理解したり解釈したり比較したりしない状態のことです。それは小さな子どものように機能する状態です。あなたが見たり聞いたりしたことを、自分の内側にある極微筋肉運動を使って、同じ感覚を、自分の内面に起動させるのです。相手の声や仕草など、ありとあらゆるアナログ的な部分を、自分の中で複製(真似)してみます。このような変性意識状態をニューコードNLPでは「ノーナッシングステート」と呼んでいます。
ジョン・グリンダー
2013年4月25日・グリンダー博士特別講演会「天才のモデリング」にて
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2022/10/19
NLPの中で 'genius' という言葉を使うときは、有名な人について学ぶことが多いと思います。しかし私はこの世界で生きていて、いろいろなことを経験すればするほど、私たちは全員、自分の中に天才的な部分を持っているということをより確信するようになりました。ケースによっては、その天才的な部分がはっきりと見える場合があります。しかし、そうでない場合、天才的な部分が表に出てないか、ちょっと探さないとそれが見えない場合があります。よくわからないことですが、生まれつき天才という人もいるようです。私は個人的な天才というものに興味を持っています。私がこれまで運よく出会った天才たちは皆、天才の境地に到達するために、ものすごくたくさん研鑽を積んで頑張った人たちです。
英語には次のような変な表現があります。discipline という言葉は直訳すると「訓練」「鍛錬」「修養」です。私にとって discipline という言葉は、何かを毎日毎日規則正しくトレーニングしたり、実践や練習をしたりすることだと解釈しています。そういうことができる人というのは、何かを学ぼうという意図を持っています。NLPのモデリングでは、何かを学ぼうとする人は、まず、その何かにおいて「最も良くできる人」を見つけます。いつも規則正しく、自分を律して、練習することが大切です。そして間違いを犯すことを決して恐れないで下さい。もし間違いを犯したときには、肯定的な修正をするようにして下さい。そして自分が何のためにそれを学びたいと思っているのかその意図を持ち続けて下さい。意図というのは情熱とともに持ち続けることが大切です。あなたの間違いとそれにともなう肯定的な修正は、すべてあなたが望んでいるゴールへと近づいていくための一歩です。
あなたが学びを吸収する段階において、無意識レベル、あるいは変性意識状態でいることによって「川のような流れ」が生じます。たとえあなたがひとつも理解できなかったとしても、ただただそこで「吸収、吸収、吸収」を続けることによってそこに喜びの感覚が生まれてきます。ただひとつそこに間違いがあるとすれば、それは「やめる」ということです。それは音楽の演奏と同じです。どんなに間違って演奏してもいいのです。演奏をやめることさえしなければ、そしてもしあなたが規則正しく継続することができれば、また、自分の情熱とともに自分と向き合ってやっていくという意図があれば、あなたは必ず成功するでしょう。その時に大切なことは、あなたの学びのやり方の喜びがあるようにすることです。例えば呼吸をすることも学びの体験です。みなさんは呼吸をすることに喜びを持ってやっているでしょうか。自分のやっていることに喜びを感じることができない場合には、それを喜びを持ってできるように、やり方自体を変えてみて下さい。
ジョン・グリンダー
2013年4月25日、グリンダー博士特別講演会「天才のモデリング」より
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
事更新日:2022/10/18
by ジョン・グリンダー
(東京で開催されたセミナーにて)
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2022/07/15
by ジョン・グリンダー
(東京で開催されたセミナーより)
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2022/07/15
しかし私の見るところ、20年前に私とバンドラーがNLPを創始したあと、さまざまな分野におけるNLPの適用だけがしているようです。私は、20年前の私とバンドラーが行なったような、努力をして新しいものを創造するNLPの実践者が新しく出てこない限り、NLPはこれから徐々に衰退していき、20年後、30年後には消滅すると思っています。
ジョン・グリンダー
London, 1995
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2022/07/15
NLPのモデリングは、モデリング対象者の言葉や行動パターンを無意識的にモデリングして、それを自分の中でコピーし、新しい行動を生成していくものです。
ジョン・グリンダー
London, 1995
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2022/07/15
1.パターン化の自己同一化の段階および以下の基準が満たされるまで、天才または卓越性のモデルのパターン化を意識的に理解しようとする分類的および分析的試み(著書「風の中のささやき」において〈F1−FA−F2〉という図式における〈F2〉と定義されているもの)をすべて一時停止する能力を有している必要があります。
2.モデラーは類似した文脈でモデルのパターン化を複製できる能力、および、その文脈で、モデラーが引き出したパターン化の、難しいが同時に価値あるコード化を達成する前に、モデリング対象の天才または卓越したモデルとほぼ同じパフォーマンスを、ほぼ同じクオリティと時間的制約において、クライアントから引き出すことのできる能力を証明する必要があります。
私たちはさらに、上記の基準を満たさないモデリングワークの産物はすべて、他の論理タイプのモデルとして分類される必要があることに注目します。NLP適用の技術で使用可能なパターン化と用語を用いながらも、NLPモデリングの定義を満たしていない、このようなワークの産物を定義する一般的用語として、私たちは分析的モデリング(Analytic modeling)という用語を提案します。
ジョン・グリンダー
Bonny Doon, California, October, 2005
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2022/07/15
(1)自分の目で見るカリブレーション
(2)自分の身体をセンサーのようにして使うカリブレーション
(2)の「自分の身体をセンサーのようにして使うカリブレーション」はミラーニューロン(mirror neuron)やシナスタジア(synesthesia)と関係しているため、自分自身のフィルタリングを必要とするカリブレーションです。
by ジョン・グリンダー
(2011年5月・東日本大震災直後に開催された東京のセミナーにて)
There are two types of calibration:
1. Calibration with your own eyes
2. Calibration using your body like a sensor
“Calibration using your body like a sensor” is calibration that requires filtering of yourself because it is related to mirror neurons and/or synesthesia.
By John Grinder
(In May 2011, at a seminar in Tokyo held immediately after the Great East Japan Earthquake)
カリブレーションは、NLPのすべてのスキルセットの母といってもいいほど大切なものです。
コミュニケーションの相手に対してカリブレーションで検知できるもの、すなわち観察できるものは、表面にもたらせているものであり、内的反応の結果です。
by ジョン・グリンダー
(2010年5月・東日本大震災直後に開催された東京のセミナーにて)
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2022/10/12
周辺視野が広がっているときは、遠くから飛んでくるボールを目で見なくても、無意識に手でキャッチできます。このような特別なことができる状態であるときは、右脳が優位になっていて、身体の内部がいつもと違う感じになっているはずです。ですから、自分自身にどのような変化が起きているのかを意識してみると、周辺視野が広がっているときのステートを理解することができます。
by ジョン・グリンダー
(2010年5月・東京で開催されたNLPセミナーにて)
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2022/06/15
危機(crisis)とは何でしょうか?
それは、外側ではなく自分の内側をシフトさせるためのチャンスのことです。
by ジョン・グリンダー
(2011年04月29日・東日本大震災直後に東京で開催されたセミナーにて)
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2022/10/07
クライアントさんのコントロール下に、あるカオスの状態(混沌とした状態、または混乱した状態)をつくると、これまで自分をコントロールしていたパターンが消えてなくなり、新しいことを始めることができるようになります。
by ジョン・グリンダー
(東京で開催されたセミナーにて)
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2022/10/12
問題があるということは、外側ではなく、自分の内側をシフトさせるチャンスです。
by ジョン・グリンダー
(東京で開催されたセミナーにて)
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2022/10/07
NLPを活用していくために大切なことは、すでにある規則性を当てはめるということではなく、どうしたらそれができるようになるかということを自分で発見することです。
by ジョン・グリンダー
(東京で開催されたセミナーにて)
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2022/10/10
NLPモデリングのプロセスまたは設計を通じて自らパターニングを作り出そうと考えているNLP実践者の方々に対しては、見い出すべきパターンは他にも無数にあり、発見の機会がなくなることはない、ということをどうか請け負わせてください。
人間としてこれほど魅惑的と思う数多くの多様な活動に関して新しい卓越モデルを作り出すことによって、人間パフォーマンスの卓越性パターニングを創造し、普及しようとしている私たちの試みに合流させるようお招きします。
2006年3月 アイルランド・ダブリンにて
NLP共同創始者、ニューコードNLP共同創始者 ジョン・グリンダー
Judith Delozier
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2024/01/23
NLPのプレゼンテーションはアートです。それは複雑ですが、とても魅力的なものです。
ニューコードNLPのスキルセットとそのプロセスを上手に取り入れたパターンを身につけることができれば、あなたがNLPのトレーナーとして提供したいと望むどのような事柄に関しても、素晴らしい成果を出すことができるでしょう。
by ジョン・グリンダー
(東京で開催されたセミナーにて)
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2023/07/20
●2019/10/01 NLPプラクティショナーの定義
●2019/11/01 NLPマスタープラクティショナーの定義
《東京で開催されたコーチングコースにて》
●2011/03/06 問題があるということ
●2011/05/10 メタファーは深い気づきと大きな変化を促します
●2011/03/07 カオスの状態を作りましょう
●2014/12/12 何かをしようとするとできないと思ってしまう私
●2014/12/13 相手の高次の意図を引き出す方法
●2015/04/06 副人格とその意図のレベルについて
●2016/08/06 NLPを活用する上で大切なこと
《東京で開催されたトレーナーコースにて》
●2011/03/02 NLPのプレゼンーションはアートです
●2011/03/05 NLPを活用していくために大切なこと
●2011/03/11 NLPとは何か?
●2016/08/05 NLPパターンの適用について
《東京で開催された東日本大震災プログラムにて》
●2011/06/10 危機(crisis)とは何でしょうか?
●2011/06/12 不死と完璧の境地に到達する
●2011/06/14 自分自身のクリーンアップを心がけましょう
●2011/06/15 日本人は他者の気持ちを感じる能力をもつ
●2011/06/16 意識と無意識のコミュニケーションが取れていること
●2011/06/17 深いトラウマをもった方にセッションを提供するとき
●2011/06/18 自然なラポールをもつ日本人の特性
《東京で開催されたワークショップにて》
リプレゼンテーショナルシステム(五感の表象)
●2010/07/01 リプレゼンテーショナルシステムとは
●2010/07/02 リプレゼンテーショナルシステムのタイプ分けについて
●2010/07/03 リプレゼンテーショナルシステムとラポール
周辺視野
●2011/07/05 特別なことができる状態になるには
カリブレーション
●2011/09/10 カリブレーションはNLPのスキルセットの母です
●2011/09/11 カリブレーションには2つのタイプがあります
ニューコードゲーム
●2016/08/04 ニューコードゲームを行う時間について
知覚によるポジショニング
●2011/11/05 結合体験と分離体験について
●2011/11/06 実際の経験を正確に把握するには
●2011/12/10 知覚ポジションとは何か
●2011/12/11 知覚ポジションによる問題解決
●2011/12/12 知覚ポジションのエクササイズを安全に行うには
ミラーニューロン
●2012/06/14 NLPのミラーリングとミラーニューロン
●2012/06/15 共感のベースとなるもの
●2012/06/16 呼吸を合わせること
ラポール
●2013/05/02 ガムラン音楽を使ったラポールの体験
モデリング
●2013/01/07 モデリングを行う際の注意点
●2013/01/08 意識的モデリングと分析的モデリング
●2013/01/09 分析的モデリングはNLPではありません
●2013/01/10 NLPを未来に存続させるためには
●2013/01/11 NLPの神髄は無意識モデリングです
●2013/01/12 NLPの核心的な構成要素はモデリングです
●2013/01/20 天才とは何でしょうか?
●2013/01/21 私のまわりにいる天才たち
●2013/01/22 私は誰にでもなれる
書籍「個人的な天才になるための必要条件」より
●私のチャレンジを待っている山たち p.3
●西洋人と認識論について p.15
●コミュニケーションと認識論 p.16
●認識論とは何か p.16-17
●水が入ったコップを見たとき p.17
●考察されていない認識論の差異 p.17
●マインドと感覚について p.18
●概念と知覚印象の結び付け p.25-26
●意識と無意識について p.28
●子どもたちの世界観 p.29
●技術的文化と伝統的文化が接触したとき p.30
●情感の理と理知の理との統合 p.32
●自らを統合するために保たなければならない回路 p.32
●自己同一化を一時的に止めること p.33-34
●差異を作り出す差異 p.35-36
●さらに真実どおりに見るには p.36
●遠近法と三次元の二次元へのマッピング p.37-39
●認識論的に不健全な思考現象の発生 p.39-40
●無関係の経験同士を組み合わせていくこと p.42-43
●電磁波のスペクトラムと感覚器官 p.48-49
●マサイ族の人が車に乗ったら p.50-51
●森に住む人々〜喧嘩をした夫婦のはなし〜 p.54-58
●ある特定の文化の生活様式について p.57
●首尾一貫した文化と社会を区別するのは何か? p.58-60
●伝統的な文化と内なる表象 p.64
●目に見えないものを捉える際の表出の多様性 p.66-68
●期待とは何でしょうか? p.122
●知覚のフィルターについてー四つ葉のクローバーを見つける女性 p.376
●自分の知覚ポジションから関係性を再検討する p.459-460
●自己同一化すべき聖餐式の適切なモデル p.517
●日本人が行うラジオ体操について p.517
書籍「風の中のささやき」より
●エピステモロジー(認識論)へのお誘い p.9-10
●NLPは高次の操作の認識論です p.10-11
●命名機能について p.27-28
●神経学的変形と言語変形の区別 p.28-31
●否定の言葉が入った会話について p.34-35
●西洋における物理学の目的について p.36-38
●ワーキングメモリと意識の限界 p.236
●多重知覚ポジションについて p.246-248
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2023/07/09
メタファーを使ったアプローチは、無意識レベルでの問題解決に大変有効で、クライアントに深い気づきを促し大きな変化をもたらします。
メタファーを使ったメッセージは、意識的な部分(おもに左脳)を迂回し、無意識的な部分(おもに右脳)に直接訴えかけるため、相手に対して意識的な抵抗や疑いにあうことなくダイレクトにメッセージが伝わります。
このテクニックをカウンセリングはもとより通常のコミュニケーションにも活かすことができれば、私たちの生活は劇的に変化することでしょう。
by ジョン・グリンダー
(2010年05月07日に東京で開催されたセミナーにて)
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2022/10/10
ジョン・グリンダー博士
John Grinder Ph.D
NLP共同創始者、米国クォンタムリープ社副社長
1940年アメリカ生まれ。言語学者としてノーム・チョムスキーの変形文法理論の研究分野で活躍した後、認知科学の創設者ジョージ・ミラーと共にロックフェラー大学において言語学の調査研究を行う。1970年初頭、カリフォルニア大学サンタクルーズ校に新しく設立された言語学の助教授に就任する。同大学の客員教授であったグレゴリー・ベイトソンの指導のもと、心理学部の学生であったリチャード・バンドラーと共に、効果的な心理セラピーに使用される言語パターンの研究を開始し、この研究をもとに、神経言語プログラミング(Neuro-Linguistic Programming, 略称NLP)の基礎的な理論を確立する。
その後、パートナーであるカルメン・ボスティック・サンクレア女史とともに、従来のNLPの欠陥を発見および指摘し、それを修正しただけではなく、チェンジワークのクオリティを飛躍的に進化させたニューコードNLP(New Code NLP, 略称NCNLP)を開発し、米国をはじめ、ヨーロッパ、アジア、南米、オーストラリアなど世界各国でセミナーを開催している。また、カルメン・ボスティック・サンクレア女史が設立した経営コンサルティング会社 Quantum Leap, Inc. (米国クオンタムリープ社)の共同経営者でもあり、さまざまな企業や団体において、NLPを活用したコンサルティングや講演を行っている。日本においては、2005年の初来日以降、プレゼンテーションスキルコース、トレーナー育成コース、コーチ育成コース、モデリングセミナー、催眠セミナーなど、NLPに関連するセミナーや資格コースを毎年開催している。2011年3月に起きた東日本大震災の直後には、被災のトラウマやショックに対応するセミナー「危機パターン・プログラム」を東京で開催し、好評を博す。
《著書》
『個人的な天才になるための必要条件』(2006年)
『風のささやき(Whispering in the Wind)』(カルメン女史との共著 2001年)
その他
Wikipediaより:
ーJohn Grinder
ージョン・グリンダー
ーNeuro-linguistic programming
ーニューコードNLP
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2022/04/01
秋葉原UDXは、JR秋葉原駅を出たところにある大規模複合ビルです。建物の内部はとても広く、開放感のある空間です。どのようなセミナーになるか今から楽しみです。
秋葉原UDX
共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2022/04/01
セラピーの分野から生まれたNLPはコーチングの土台を成す技能としても知られ、現在ではカウンセラー、セラピストはもとより、企業経営者、ビジネスパーソン、教育関係者、アスリートなどによっても広く活用されています。また最近では、コミュニケーション力を向上させたいと願うさまざまな方がNLPを学んでおり、欧米ではその数がすでに数百万人規模にのぼっているといわれています。
この度、日本カウンセラー学院が、NLPの共同創始者のおひとりであるジョン・グリンダー博士と共同でNLPの発展に貢献されているカルメン・ボスティック・サンクレア女史をお招きし、「人間関係の問題を解消するスキル」「『したいのにできない』『やめたいのにやめられない』葛藤に対する手法」「クライエントが悩みを話さなくても問題を解決する方法」などをテーマに、3日間の特別ワークショップを開催します。ご興味のある方のご参加をお待ちしています。
(日本カウンセラー学院の案内文を転載しました)
ワークショップの日時
1日目: 2009年05月08日(金)13:00〜18:00
2日目: 2009年05月09日(土)10:00〜18:00
3日目: 2009年05月10日(日)10:00〜18:00
講師
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士
ニューコードNLP共同開発者カルメン・ボスティック・サンクレア女史
会場:秋葉原UDX 4F UDXギャラリー
費用:120,000円(税込)
定員:300名
主催:日本カウンセラー学院
秋葉原UDX
ジョン・グリンダー博士とカルメン・ボスティック・サンクレア女史
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事投稿日:2022/04/01
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