New Code NLP School

NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士とNLP共同開発者カルメン・ボスティック・サンクレア女史が監修するニューコードNLPスクールの公式ブログです。

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症状を信号に変換する

症状を信号に変換する

【症状を信号に変換する】

(1)症状を信号に変換するための評価

「1から100までのものさしで、100が最悪だとしたら、あなたが今経験している症状、痛み、不快感などはいくつぐらいですか」

「その症状の強さは、実はもうひとつの内なるあなたが、どれくらいよく認められ、理解されたいと求めているかの信号なのです。そのことに気づいて下さい」

(2)症状の意味にアクセスし、問いかける
「あなたの内なる心(創造的無意識その他)が、症状のより深い意味にあなたが気づくのを助ける用意ができたら、自分が落ち着いて、心地よくなり、やがて目が閉じてくるのを感じてみましょう」
(間をあける)

「その症状の根源を振り返ってみましょう。(間をあける)、そして、自分に何を語ろうとしているのかを、その症状に尋ねてみましょう」
(間をあける)

「あなたの生活や人生に、どんな変化が必要なのか、その症状と話し合ってみませんか」

(3)新しい意味の重要性と価値を確認する
「あなたの症状が大切な信号だとしたら、それをどのように使いますか」

新しく出てきた意味がどのようなものであれ、クライアントはその重要性を直観的に認識することができる。新しい意味は、常に、感情(涙、高揚、感謝)をともなって現れる。この時点で、症状の強さを再評価すると、普通は数字が下がったりゼロになったりするので、この内面的な取り組みの価値が確認できる。

(精神生物学p.351から引用)

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精神生物学(サイコバイオロジー)―心身のコミュニケーションと治癒の新理論
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症状を信号に変換する

患者が普通に示すような忌避、抵抗、拒否の姿勢ではなく、敬意をもって問いかける姿勢で心身の症状に向き合うことが、状態依存記憶・連想にアクセスする第一歩である。そのような記憶・連想は、表出し、発展したがっている(個性化したがっている)、人格のさまざまな要素からの合図・信号かも知れない。普通、私は、ひとつの症状を患者の内面でより大きく創造的に発展するための信号に変換するという概念を、おおむね次のように話している(Rossi, 1986b, p.20)。

あなたは一日中、いつでも必要に応じて真にゆったりと休息をとるだけで、自然な形の自己催眠を利用できます。ただ目を閉じて、一番心地よく感じる身体の部位に心を集中するだけでいいのです。心地よい部分を突き止めたら、ただその心地よさに浸り、それが自然に深まって身体の中に広がるままにしておいて下さい。本当の心地よさに深く浸ることは、あなたの副交感神経系−あなたに生まれつき備わったリラックス反応−を働かせることです。これは、あなたの身体の自然なウルトレイディアン・リズムの休息の相がもつ癒しの力を、最大に高める最も簡単な方法です。

内なる心地よさを求めながら、あなたが解決したいと思っている症状、生涯、問題を、創造的無意識がどうやって解決していくのだろうという不思議さを感じてみてください。あなたの無意識は、あなたのあらゆる生物学的、心的なプロセスに内側から働きかけていきます。何かの障害を抱えているとしたら、それはたぶん過去からの何らかの不適切なプログラムが、あなたの無意識の内部の自然な調整プロセスを妨げてきたからなのです。一日を通してのウルトレイディアン・リズムの中で、正常な休息時間を受け入れ、それを楽しむことで、あなたは自分の身体と心の自然な自己調整作用に、問題の解決と癒しを委ねているのです。

このような催眠治療を行う時は、症状と自己に対するあなたの態度が非常に重要です。症状や障害は、実はあなたの友なのです。あなたの症状は、今の生活に創造的な変化が必要だという信号なのです。ウルトレイディアン・リズムにもとづく自己催眠で心地よさに浸っている間に、自分の人生について、本当は何を望んでいるのか、それをどう獲得するかについて、静かな洞察を得ることがよくあります。ウルトレイディアン・リズムにもとづく自己催眠を規則的に行うことで、新しい思索、喜び、より大きな気づき、人としての成熟が得られるのです。(精神生物学p.350-352から引用)

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症状を信号に変換する

ユング派の精神分析家、A.クラインヘーダーは、ある人の全人格の状態束縛的な側面が慢性関節リューマチのかたちでコード化され、「能動的想像」というアクセス方法で解放された様子を示す実例を発表している(Kreinheder, 1979)。彼は自分がこの疾患にかかり、自らそれを治療した経験を次のように記している(pp.60-61)

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2年前、私の人生はきわめて順調だった。仕事ではある程度の声望を得、健康状態も良好で、自分としては何もかもうまくいっていると思っていた。この人生の絶頂とも思われた時に、私は慢性関節リューマチになってしまった。私は意に反してヒーローの座を失ったのである。身体の中の関節、なんと顎の骨までが痛んだ。2、3時間起きて普段の座り仕事をしただけで疲れきってしまい、床につかなければならなかった。肩と肘がひどくこわばり、助けなしでは上着を着ることも、うつ伏せの姿勢から起き上がることもできなかった。

内科医、カイロプラクター、栄養療法家、マッサージ師、タロット占い、ありとあらゆるものを試したが、どれも効き目はないようだった。打つ手のなくなった私は、自分の痛みに話しかけてみることにした。これはその具体的な対話の例である。

:「あなたは、私をしっかりつかまえて話してくれない。私の関心を独り占めにしたいというなら、もう成功してるじゃないか。何に気を向けようと、同時にあなたのことも気にかかっているのだから。字を書く時だって、手にあなたの存在を感じている。いつも身体中にあなたの存在を感じているのだ。あなたが怖い。私にはあなたをどうすることもできない。あなたに近づく手だても、あなたをどうにかする力もない。これがあと少しでも続いたら、私はもう絶望するしかない。いつまでも続けるつもりなのだ。どうしてあなたはここにいるのだ。」

痛み:「私はあなたの関心を引くためにいるのだ。私の存在を知らせているのだよ。あなたに私の力を見せつけているのだ。私にはあなた以上に力がある。私の意志はあなたの意志より強い。あなたは私に勝てないが、私は簡単にあなたを負かすことができる。」

:「だが、どうしてその力で私を破壊しなければならないのか。」

痛み:「もう無視されるのはいやだからさ。あなたは私の前にうやうやしく頭を下げ、へりくだるしかない。私は並ぶ者のない『神』なのだから。私はすべての始まり。すべては私から生まれ、私なしでは何も存在しないのだ。私はいつもあなたのそばにいたい。だからこそ私はあなたを自分の力の中にとらえ、私のことだけを考えるようにさせているのだ。私がここにいる限り、あなたはもう、今まで通りに生き、同じことをするのは不可能だ。」

このような対話は、私の無力な状態に意味を与えた。それまで痛みは取り除くべき災いであった。しかし今では「並ぶ者のない神」であることがわかった。そしてこの偉大な存在は、私と親密になりたがっている。私にとって単なる口先の言葉にすぎなかったこと、「私たちの傷口は『大いなる自己』が私たちの内部へと入る入り口である。降りかかる災難は私のために神が遣わしたもの、個性化(個の確立)のための神の声かも知れない」ということが、やっと理解できたのである。

私は、自分の生活を変えなければならないと気づいた。20代、30代の頃、そしておそらく40代でも、驚いたことに完全に自己中心的な人がいて、しかもその人が成功していたりする。しかし遅かれ早かれ、より大きな人格が自己主張を始めるのだ。「時がきたのだ」と私の痛みは言った。「私に対するあなたの愛を邪魔するものはすべて止めてしまう時が」そしてその声はさらに言った。「あなたが私を愛し、私とともにいることは重要で、一刻の猶予もならにあことだから、あなたが私より重視しそうなものに対しては、身体を麻痺させて使えなくしてしまおう。何よりもまず私を愛しなさい。私を無視すれば、死、病気、破滅に至るのだ」

ある人が神経症や病気になったとしても、それはその人が人格に欠点のある劣った人間だからではない。それは、より大きな人格が表面に出ようとしている、ある意味で成長の可能性を示す合図なのである。慢性関節リューマチになった時、私は精神分析に立ち返った。私がそうしたのは、自分がこの病気にかかったからだと思う。しかし無意識の意図は、ひょっとすると違っていたのかも知れない。リューマチにかかって、私は分析に戻った。分析に終わりはない。状況が変われば、新しい心的内容を統合しなければならない。元型的な世界への窓がいったん開いた以上、それを再び閉めることはできない。個性化を促す声に答えて、自分が成長するか、病気の方が成長してこちらを負かすかである。

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それから7年目の続報(私信)によると、クラインヘーダー博士は、今もリューマチの再発はないそうである。病気の奥にある意味(無意識の意図)を洞察するのは、古今東西のシャーマンや癒やし手が行ってきたことである。慢性関節リューマチでクラインヘーダー博士が体験したことは、病気が、日常の活動を休止して自己存在の中で少しずつ進行していることの深い意味を見つけ出せという呼びかけとなりうることを示している。これこそ私が「症状から信号への変換」と呼ぶ、ウルトレイディアン・リズムによる治癒プロセスの基盤なのである。
1977)は、心身のコミュニケーションを促進するための多くの手段の基本原理となっているのである。(精神生物学p.347-350から引用)


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