記憶の種類を分類する方法には、いくつかのものさしがあります。その一つは、記憶が保持される期間(時間)によるもので、大きく分けて短期記憶(short-term memory)と長期記憶(long-term memoriy)の二つがあります。
◎長期記憶(long-term memory)
長期記憶とは、時間が経っても忘れずに覚えているものをいいます。見ているものや聞こえているものが、自分にとって印象的なものであれば、脳内で二次的、三次的な反応を引き起こし、長期記憶に変換されて脳に蓄えられます。
▶シナプスの可塑性と記憶の固定化
長期記憶には、比較的最近の記憶である近時記憶(Recent Memory)や、遠い過去の記憶である遠隔記憶(Remote Memory)があります。
1950年代、人間の脳の機能と記憶に関する理論、そして正常な心理機能の理解を目指す認知神経心理学の発展において重要な発見となる研究がありました。これをもたらしたのは、脳科学史上もっとも有名な患者のひとりであるヘンリー・グスタフ・モレゾン(Henry Gustav Molaison)氏で、生前はイニシャルで示されていたことから通称「H.M.氏」と呼ばれています。
▶記憶に関する偉大な発見「H.M.氏の奇妙な症状」
こちらの記事に書かれているH.M.氏は、脳の内側側頭葉の一部を切除したあと、長年悩まされていたてんかんの症状が治癒したことと引き換えに、最近の出来事は思い出せず、過去の出来事は思い出せるという症状が出るようになりました。
このことから、記憶される情報の格納場所が異なるということがわかりました。
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2023/11/23
◎長期記憶(long-term memory)
長期記憶とは、時間が経っても忘れずに覚えているものをいいます。見ているものや聞こえているものが、自分にとって印象的なものであれば、脳内で二次的、三次的な反応を引き起こし、長期記憶に変換されて脳に蓄えられます。
▶シナプスの可塑性と記憶の固定化
長期記憶には、比較的最近の記憶である近時記憶(Recent Memory)や、遠い過去の記憶である遠隔記憶(Remote Memory)があります。
1950年代、人間の脳の機能と記憶に関する理論、そして正常な心理機能の理解を目指す認知神経心理学の発展において重要な発見となる研究がありました。これをもたらしたのは、脳科学史上もっとも有名な患者のひとりであるヘンリー・グスタフ・モレゾン(Henry Gustav Molaison)氏で、生前はイニシャルで示されていたことから通称「H.M.氏」と呼ばれています。
▶記憶に関する偉大な発見「H.M.氏の奇妙な症状」
こちらの記事に書かれているH.M.氏は、脳の内側側頭葉の一部を切除したあと、長年悩まされていたてんかんの症状が治癒したことと引き換えに、最近の出来事は思い出せず、過去の出来事は思い出せるという症状が出るようになりました。
このことから、記憶される情報の格納場所が異なるということがわかりました。
NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士認定校
ニューコードNLPスクール
記事更新日:2023/11/23